首相が変わると漫画家が忙しくなる? | 大江戸カンガルー SAMBA CARAMBA!

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日本を離れて11年。現在オーストラリア・メルボルンでなぜかラテンに暮らす日本語大好き日本語教師猿日記や地球を回る(中南米気味)旅日記など。

同じアホウなら、サンバでルンバ!

昨日オーストラリアは総選挙。

結果からいえば11年間野党だった労働党が全州で勝利。政権交代で新しいケビン・ラッド首相が誕生した。

夕べは歴史的な一夜とTV各局の選挙報道番組が伝えていたけれど、確かに、その11年の間首相でい続けたジョン・ハワードは首相の座から降りただけでなく、ジャーナリスト出身の女性候補相手に議席を取ることも出来なかった。現職の首相が落選するのはオーストラリアでももちろんめずらしい。

私が97年にオーストラリアに来た時はジョンハワードが既に首相だった。今思えばなり立ての頃だったのだろう。それから今までずっと一人の首相。考えてみれば長かった。その間日本ではどれだけの首相が交代したのだろうか。今ちょっとネットで調べてみた。

私がオーストラリアに来た1997年から見てみると、 

橋本龍太郎→ 小渕恵三→ 森喜朗→ 小泉純一郎→ 安倍晋三→ 福田康夫

ということで、ハワード1人が首相でいる間、6名もの首相が誕生していた。

禿げ上がった頭髪に泣きそうな八の字形のゲジ眉にアヒル口とやたらマンガにしやすいキャラだった前首相  。風刺漫画家達はさぞかし描き甲斐があったに違いない。11年も描いてきたからもう描くこともなくなってくると思うと寂しくないかしら。今頃早速ラッド首相のキャラを描く練習をしてるのだろうか。


*オーストラリア選挙豆知識*
オーストラリアで選挙の投票は選挙権のある者には義務付けられています。もし投票にいかなれば罰金。
私は永住権はあるけれど、市民権は日本のままにしてあるので、投票はできません。永住者であれば社会保障もすべて受けられますが、市民との違いはこの選挙権がないことと選挙に立候補できないということのみ。(最近では学生の政府から授業料を前借するHECSというシステムも市民でなければ受けられなくなったようですが。)

職場で他のオージーの先生達と私の立場について話していたら、一人の先生が一言、「俺もそれになりたい!(社会保障は受けながら投票は行かなくても罰金はない永住者)」(笑)


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