…とまぁ、この手の話は統計の取り方によっても随分と変わってきたりしますから、基本、眉唾でお読みいただければいいと思いますが。
 
一気に見たいなら、コチラかな。

認知症「なりやすい7つの性格」と予防する方法(NEVERまとめ)
 
 
よく言われるのが、
 
・自己中心的
・わがまま
・几帳面
・頑固
・非社交的
・短気
・他人を受け入れられない
 
とかですが、これってもともと結構面倒と言いますか、認知症症状が出た時に厄介な性格であるような気がします。
 
これの元になった研究ってのが結構古いんですよね。
 
元となっていると思われるのは、東京都老人総合研究所(当時)の柄澤博士による1990年に発表した論文でしょう。認知症の高齢者と健康な高齢者の40~50歳当時の性格を近親者から聞き取り、認知症の発症前の特徴的な性格として「わがまま」「頑固」「杓子定規」であると発表して話題になったのですが…近親者ってのがミソじゃありませんかね?

あんまりよく思われてなかった方々が、心理誘導的にお堅い性格の方々を認知症(当時は痴呆症だったでしょう)に追いやった可能性もありそうです。
 
 
もうちょっと、最近絞って研究されたものだと、イースト・フィンランド大学のエリーサ・ニューボーネン博士らによれば、平均8.4年間の追跡調査を行なった結果、「皮肉屋の傾向がある人」は「ない人」に比べて3倍も認知症を発症しやすいという結果が出たそうです。
 
毒舌を言っている脳が起こす認知症などのリスク(BUI)
 
僕はこれだね(笑)。
 
 
スウェーデンのイエテボリ大学のレナ・ヨハンセン博士らによれば「心配性」「嫉妬深い」「すぐ悩む」女性はアルツハイマー病の発症率がそうでない人に比べ2倍も高かったらしいです。
 
頑固な人は認知症に、嫉妬深い妻はボケやすいとの調査結果(NEWSポストセブン)
 
 
スウェーデンのカロリンスカ研究所の調査によれば、読書などの知的活動に毎日取り組んでいる人は、そうでない人に比べ認知症の発症リスクは半分だったそうで、これは勇気づけられる結果だなぁ。

一方で水泳やウォーキングなど身体的活動に毎日取り組む人はそうでない人に比べ認知症の発症リスクは4割だったそうです。これまたアウトドア派が有利そうで勇気づけられますな。
 
と、思ったら、すっかり全部、書いたものがまとまってる超最近の記事がありました。
 
おしゃべりか無口か…他 認知症なりやすいタイプは?(exciteニュース)
 
 
ただまあ、いつもの結論ですけどね。健康に良いことは間違いない活動と人に慕われること間違いない性格だったらならないのかって言ったら、少なそうだって事で、それはした方が良いんです。
 
でね、性格云々って事になると、「自分ではそうだと思ってない」パターンがほとんどでしてね、こういう記事を読んで「うむ、そうだな、戒めよう」って出来る人はそもそも相当性格良いんですよ。
 
結局、眉唾の域を出ないと申しますか、考えてみて。
 
そういう性格だったら、そもそも人の輪から外れて非社交的になる訳じゃないですか。近寄りがたい訳じゃない。そうすると孤独に陥りやすいでしょ?そうなると会話も減るよね?人とのコミュニケーションも激減するでしょ。
 
ほらね、環境因子を呼び込んでるって事にもなっちゃうんですよね~…
 
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