アル中の白昼夢
少年王者舘『ハニカム狂』を 観に行ってきました。
※このブログにおける感想を さも自分で考えた文章のように コピペしたりパクッたりする知らない人がいました。やめてください。
ああ、厚人さま しょっぱなからの

「ダサい!」

紫スーツで 出てくる
劇的スタイル!!

もう、まんま
「キザな 唐組の 厚人
さま」
だ~~~!!!


携帯
と思いきや
赤かまぼこ
で もしもし しちゃう 厚人さま。

弟の アベル(ウジ)を愛でながら
やわ肌が うちの 家系
でね」
 
と おっしゃる うっとり顔、
(健康優良児 ならぬ 健康優りょウジ

ゲロを 追加するときの
リアリティな お顔、

「ハエ、ハエ、ハエよ
オマエはどこへ行くんだ!
砕け散る波の上、逆巻く風の中、その儚くか細い足をすり合わせ、
その小さな一対の翅を釈迦力に震わせて、
鈍色に光るたくましい胴体にハエわたる
わだつみの残照をうつしながら、ハエよ」


この ロマンあふれる
唐組調セリフ!

厚人さま、ハエなのに・・・
ハエなのに カッコいい セリフ!

唐十郎さまの大ファンである 福原充則さま作 月影番外地『くじけまみれ』でも
「これは 完全に
唐組の パロディですよね」

としか 言いようのない 厚人さまシーンが ございましたが
これも まさに それ。
あまちゃん こと アマノテンガイさまも もちろん 唐十郎さまのこと お好きなので
「唐が・・・」とか 呼び捨てにして 
紅テントも観たことないのに うっとり評論している輩
とは全然 違うね!


ギターの 生演奏もあり、
これも 同じくここ ザ・スズナリでの月影番外地『くじけまみれ』における
「聴いてください おおぐろまき
『ら・ら・ら』」

がごとく、
ギター生演奏 そして生歌!
厚人さまスペシャル!!

六役・厚人さまのみならず
今回とくに 俳優陣のみなさまが 全員 面白すぎて。

イチこと 池田遼さまの
「この 穴の向こうも
穴です

「その穴の 向こうも
穴です

の 延々 「穴Death」の 繰り返し、
スズナリの ロビーから なにから全部 使って
四方八方から 声が聞こえてくるのが もう 可笑しくて・・・。
(空→穴 になる あいかわらずの あまちゃん節)

すぐ ごろん
としちゃう 
ゴロンこと 石橋和也さまの 身体能力
・・・歩くのが めんどくさいから
チャカ力エンジンで 進んでいくときの ブリッジ感、
ドキューン!ズキューン!という音が どんどんどんどん
小さくなっていく あまちゃんの執拗な演出、
だいぶ場面が 進んでからも まだまだ たま~に
遠くから
ドキューン!ズキューン!と 聞こえてくる、という。。。
そもそも オープニングから ゴロンこと 石橋和也さまは
なにかっちゃあ
「寝てたほうが よっぽど
マシだ!」
と言いながら 即 倒れ そして 即 起き上がり、
別のシーンでは
撃たれても ツバをかけられたら 即 治り、
「よっこい しょういち!」
って 昭和のギャグを 言いながら 起き上がり
の連続を 100回くらい やらされていました
からね・・・。
そして あの 花粉の大鉱脈を掘り当てるところで
延々 増えていく発泡スチロールを持たされているところ!
石橋和也さま 特権的肉体論を みせてくれました。

厚人さまに シロウこと
谷宗和さまが キンチョールを 噴射するところ、
本当に キンチョールのニオイが しました。

この ヤクザなシロウと ねんごろ
の 黒宮万理さま、
役名が
13(ヒトミ)になってますが
1と3を くっつけると B
BEE
ですよ!

シロウが 虫の息になっちゃうところで
ヤクザの回想シーンみたいになっちゃうのは
少年王者舘とおなじく 名古屋のアル中劇団、プロジェクト・ナビを率いる
北村想さまの わたくしの大好きな 美しい戯曲
『日曜日ナビはオルガンを弾いた』の中の
ヤクザが死にそうになるシーン
みたい!!
(このお芝居自体は 劇団21世紀FOXがやっていて もしかしたら ナビでは やってないかもしれないけど)

その プロジェクト・ナビの看板俳優
小林正和さまの ご子息が
次郎役 小林夢二さま。
高校生のとき 初めて「当日券」というものを買ったのが プロジェクト・ナビの わたくし。
インテリお父さんの ナビ通信好評連載『Dr.小林の 道をあやまるな』に反して
お父さんも息子も アル中劇団に入ってしまうという。。。


ふにゃふにゃの ハチまき
をした 次郎こと 小林夢二さまの 受験生っぷり。

「国民の 三大義務
おしゃれ・とじまり・火の用心!


カッワイイ~~~~ラブラブ
夢二さまの かわいさは
『南くんの恋人』がごとく 小さくして おいておきたい、
または 甥っ子として 愛でていたい!

浪人生・夢二さまが 目指しているのは
京大。
名古屋読みで きょーでー=兄弟。
ハチの兄弟は 1500は いる、と なったときの
ハエ・厚人さまの反応
「どんだけ~~~~!」

ああ、2013年8月に
この 古いギャグを こんな堂々と 聞けるとは!

夢二さまが
10浪 って 言ったときは
十郎
みたいに 聞こえたので すかさず
「唐!」って 言って 厚人さまを よろこばせてほしかった
かも!

このあとの ハチ兄弟たちの やり取りで
シロウこと 谷宗和さまの
「こう 言ってやったのよ」シリーズ
も、最高でした。
「ベランダから 刺身バラ撒いて
言ってやったよ。
いつもキレイに使っていただいて、ありがとう
ございます

ってね」
(やったね!)
ご相席に なりますが
よろしいですか?

って こう言ってやったのよ」
(そうこなくっちゃ!)

一番 ウケたのは、ここ

「50円プラスで
トン汁が ブタ汁
チェンジできますが」


同じ・・・!

だめ押しで たたみかける
いまでも 年賀状のやり取りは 続いています
ってね」
も ツボりまくりでした。

小便を こらえつつ もらしつつ
の 8(ハチ)こと 夕沈さま、

「ちらかすのは オトコ、
かたづけるのは オンナ」
と おかたづけする クロウ(バ)=クローバーの 宮璃アリさま、

ひとりだけ 昭和の重鎮感ただよう
お見合いの席で 祝詞のような セリフの
もう6時 ならぬ もうろくじじい・井村昂さま、
(時々「ラブアタック」などの 現代口語が出てきますが!)
役名 ∞(ムゲン)
は 8(ハチ) の 横倒し

だね!

ハニカム内のお見合いでの はにかむようす。
女優陣が お見合いで 売り手市場な感じだと 男優陣
「急に タカBEE!?」
という 野田秀樹さまの『THE BEE』も まっつぁおな 言葉遊びの達人、
あまちゃんこと アマノテンガイ先生。

しかし この
「び」とか「びー」

BEEにする手法、

虫ミュージカル『LADY BIRD,LADY BIRD』でも
「ハチしんぶん」の 
発行日は
発行Bee!
だったですし、
「やわ肌の 家系」 ならぬ
「多産の 家系なの」って セリフもあったし。

『ハニカム狂』芝居中、ハチたちが 花粉を キメるさまの 見た目の面白さ、
トンでしまっているさま、
(花粉アレルギーの ご主人さま
「あの中に 花粉アレルギーが1匹混じっていてもいい!」)

「なんで アタシたちが運ぶ蜜だけで ガマンできない」
「女王に呼ばれる その日まで」

・・・観てないですけど
サンプル『女王の器』も こんな ハニカムな話
だったのでしょうか?

それにしても 近年 虫モノが アツい!
シルク・ドゥ・ソレイユも『OVO』
という 虫モノをやるし、
虫といえば 松ケンさまが蝉になってた『遠い夏のゴッホ』とか、
銀粉蝶さまは 映画『ふがいない僕は空を見た』で 鱗粉を撒き散らし、
村杉蝉さまは 朝ドラ『あまちゃん』で大活躍・・・。


サヴ こと 織田圭祐さまの
ずん 飯尾さまみたいな とぼけた表情、
おめぐりさん もとい おまわりさんだったことを
見抜いてくれた 8こと 夕沈さまへの いたずらと 幼女殺人。
(このときに セリフが毒薬の名前になっているというのを 後に コアな王者舘ファンのおねえさまのツイッターで知る・・・)
織田さまが 頭に 六文銭みたいに 5円玉をつけている 黄泉の国感。
そして 罪(つみ)は 蜜(みつ)の味。
罪を犯すのは「スイカに塩をふって甘くさせる」ような ものだと。
罪、という字が ゲシュタルト崩壊して 虫っぽくうごくのを
ビジュアルで見せてくるのも さすがわ アル中の白昼夢。
そもそも、人間が 蜂のみつを とるのは つみ
ですから。。。

それにしても 6も 5も
キーワードな このお芝居。
ハニカム自体は 形が 六角精児 6角なのに 
8が拾ったお金の金額が 5円とか 6円とか 1円変貌したり、
6匹の男優陣は 5匹のハチと1匹のハエ だったり・・・
これは
5Dollsなのに 6人いる
みたいな もの

でしょうか。

太巻・古田新太さまよりも
元祖 振り先
あまちゃん

(台本が できてないから
なんですけどね・・・)

わたくしが
「お茶と会話してる オッサン」
として イメージしている
天久聖一さまとの
Wあまちゃんコンビ 成功のようです。

終演後、ザ・スズナリを降りると あまちゃんこと アマノテンガイ先生が たたずんで
いたので
キンチョール
ちゃんと ニオイが
しましたね」

「シテナイ!
昔みたいに
スモークがないから バルサン
みたいなこと もう シテナイ!」

あれ、
気のせい?

「空調も快適でした。
さすがわ 空調師
の 異名を持つ アマノ先生」

「シテナイ!
スズナリレベルだと もう 空調
デキナイ!」

あれ、
気のせい・・・。

「先生 がんばって
『ハエブリット』とか 言ってましたね。
唐十郎さまが インターネットを 覚えたてで
でも よく わからず
『ウォーターネット』
って 言ってた的な・・・」

わたくしが あまちゃんに 軽口を たたくのは
わたくしと あまちゃんが
ご主人さまを取り合った 12年戦争を経たからで
ペヤンヌマキさま著『たたかえ!ブス魂』にもありましたが
「男を共有したことがあると 仲良くなる」の法則
です。
たねいち先輩=ご主人さま
元カノ・ユイ=あまちゃん
そしてわたくしが ずうずうしく 能年ちゃん
と 言いたいところですが、
自分を 能年ちゃん などと言いはるのは カムカムミニキーナの 藤田記子さまの ツイッターで じゅうぶん ですね。。


それにしても厚人さまは『くじけまみれ』のときも 思ったけど
スズナリから 降りてくるお客さん
1人1人を しっかり見て 
お客さんに きちん きちんと
「ありがとうございました!」と あいさつ
をして
この 誠実性 スター性が 本当に 厚人さまの 魅力です。

そんな厚人さまにおかれましては ぜひとも
エモロックミュージカル『Bloody Bloody Andrew Jackson』
を やってほしい!!

その週は 別途 あまちゃんと 我が家で 
吉祥寺の さびれた飲み屋で しっぽりと 呑み、
週末は ご主人さまの実家においてある
あまちゃん27歳頃の ザ・スズナリ楽屋映像つき
少年王者舘『メンキ』『御姉妹』等のビデオ上映会
をして すっかり あまちゃん三昧!
これ、ご主人さまが四半世紀(25年)前に撮影したものもあり、
「この2人、長年 ホモりすぎ
だろ」と 震撼・・・。


吉祥寺飲み屋での話題は
もっぱら 
森崎へんりっく様!
『ローラ』のテラヤマ呪縛
「へんりっく様が変わったんじゃないよ!みんなが変わったんだよ
へんりっく少年はいつも動かない 世界ばかりが回っているんだ!

の くだ巻き大会、

そして あまちゃんもわたくしも 
ゴミみたいなことをやたら覚えている 記憶力があり、
あまちゃん「ご主人さまに いつ どういったハガキを 送った」
わたくし「あまちゃんが どんなとき ○○と言っていて」
などの 会話に ご主人さま ぽか~ん。

「ご主人さまって こういうエピソード系は
覚えてないから
最初 不誠実 かと
思って 悩んだ

よね~」
と おんな同士の 意気投合も いたしました!

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☆STAGE欄に
●ヨーロッパ企画『建てましにつぐ建てましポルカ』
●ミュージカル『next to normal』
●ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
●清水宏が贈るドキュメンタリートークライブ『清水宏のジャパニーズ・ロッキー!!』
●財団、江本純子『常に最高の状態』


☆Book/Disk欄に、
●『たたかえ!ブス魂』Bookレビュー
☆ブス会*・ペヤンヌマキさま演出作リコメンド 過去ログ:
第1回 ブス会*『女の罪』
第2回 ブス会*『淑女』
第3回 ブス会*『女のみち2012』
劇団宝船 番外泥船公演『撫で撫で』

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