永野宗典不条理劇場 #2
『劇野郎が来る!』を観に
下北沢 シアター711
に 行ってきました。
(終演後は 出演者おまけトークつき!)

永野土下典さま・・・
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あいさつ文に
つねに 土下座 m(_ _)m
が!

入場すると
客席の あちらこちらから
男肉の 話題がしているので

男肉、いつの間に メジャーに!
さすがわ オポスの公演
だわ・・・

と 感動していたら
チラシ束をあけると そこには
『男肉 du Soleilからの脱出』
『男肉 du Soleil サマーオニック2012』
『大長編 男肉 du Soleil 団長のビバリーヒルズ・コップ』

の 男肉チラシ3連チャン!

男肉 男肉 男肉
の 男肉推しすぎる 
オポス du Soleil。。。


そして オポス du Soleil 制作団長
による 開演前の 注意事項、

「なぜ あんな短文なのに
紙を 読んでいるのだろう?」

その謎を はらんだまま
開演。

暗闇の中

「劇野郎が 来る!」
「あ、劇野郎が 来る!」
「劇野郎が」
「待ってました!」
「ベンベン!!」
「あ、あ、
来る~~~!」


というのを 10分くらいやっていて
(注:おまけトークによると 実際は 4分)

そのあと なんと
全編 あやつり人形劇
開始!

注意事項の謎(紙読み)は すぐに とけました。
演劇開演
に あやつられた オポス du Soleil

という ちょっとした ショー
だったのですね。

そして 人形劇での劇中劇終了(とはいえ このあとも 人形劇ですが) 
のとき
役者紹介をしていたのですが

石田カクテルさま→「吉田吉広!」
永野土下典さま→「村上健一!」
なのは いいとして

男肉団長 池浦さだ夢さま→「立花 俊!」
って!!!

しおや しゅん
くらい カッコいい名前

すぎて

田山涼成さまが かつて
お客さんに
「田山涼成っていうから どんな カッコいい人
かと思ったら・・・パンチ!

と 怒られた という 逸話を 思い出しました。

その後 生身の役者の方々が 出てきても
あやつり人形を 持って
人形が 演じるまま だったので
もう ほぼ人形しか見てなかった
のですが
この鑑賞法で よろしいでしょうか。

人形が とても かわいくって・・・。
石田カクテルさまは もう
『タクシードライバー祇園太郎』とか、
パンフレット「ヨロッパ通信」での 似顔絵同様の 顔、
永野土下典さまなど
ちびっこくて アホ毛が立っていて、
チビ太みたいな チョロチョロした感じで 
口の とんがらせ具合は 鬼太郎みたい。
男肉団長さまは ふっくらしていて 毒がなくって。

なので、
プリンセス・プリンプリンみたいな 望月さまだけ できあい
の 人形を 借りてきた
のかと 思いきや
おまけトークによると 全員 
永野土下典さまのデッサンのもと 自分で 作った

とか!!!
しかも 稽古期間の 半分以上を割いて・・・。

そもそも
生身の役者の方々が もっているのが
板というか 棒を四角状にして 糸をあやつる
みのむし
の 人形劇の 形態
だったので
(永野さまが「師匠」と呼んでいるのは みのむしの 飯室さま カナ?)
ITOプロジェクト『平太郎化物日記』を 髣髴させ、
月が 何度か出てくるシーンでは
男肉団長さまが 
生身の人間となって 現れて
月(まんじゅう)を 食べて
大きさの ギャップ
で 驚かせてくれる演出のパクリ
が あるかしら と 思ってしまいました。

それにしても
石田カクテルさまの
「本当の感情じゃないと 舞台に上げちゃ
いけないんだ」

と ごまかしつつも
望月綾乃さまに
「一緒に逃げよう!」と そそのかし、
他の2劇野郎も 同様に 望月さまを たぶらかすところは、

リアルに 稽古終わってからも
この3劇野郎どもが
カワイイ 劇女郎(めろう)の 望月さまを
めぐって 争っている
のではないか


と 邪推
してしまいました。
だって 望月さま、
ブス会*では どブスだな
と 思ったのに

本当は もんのすごい 美人
なんだもの!!!
ブス会*って・・・コワイ・・・!!!

メタ構造の 積み重ねみたいな 人形劇は
プログレッシブロック
みたいな 曲がかかって 終演。

おまけトークで リーダーの 永野土下典さま、
みんなに 好きなシーンを 聞くと
望月綾乃さま ロコツに
言葉につまり

永野土下典さま
「あれ?面白く
なかった??」(シュン)

カワイイ!ヽ(゚◇゚ )ノ

永野土下典さまの 好きなシーンは
「永野宗典不条理劇場」
という 木札をつけた カラスを飛ばせながら

劇野郎が
来る!


という 布を パッとひろげるところ。

ここは 土下典さま お手づから やっていて
みんなが 本番前 てんやわんや
しているのに
土下典さまだけ これをいじりながら 悦に入っている
んだとか・・・。
トークでも うれしそうに 持ってきて
布を パッとひろげて 悦に入っていました!


あとは
座長(2D)が かぶってた 帽子(2D)
を ひろげて かぶるところも お好きだそうで
「『アバター』も ビックリ!
3Dに なります」
「帽子、くっちゃくちゃ
で わかりにくいですか?」

「あれ、たためない」(折り紙状の帽子に 格闘)


もう!!土下典さま
カッワイイ~~~ッッ ヾ(@^▽^@)ノ

(でも 本編中は あの 座長は 顔的に
この セットを つくりあげた
工場長
だと 思っていて
「いつ 工場長が 出てくるのかしら!」
「タイムトラベル あるかしら!」

と わくわく した
よね!)


石田カクテルさまの 司会で ソツなく進む
トーク。
オープニングは
「客席と舞台を結ぶ 緊張の糸がみえるまで 声を発してはいけない」
と いう演出方針で
永野土下典さまが 「劇野郎が 来る!」の 第一声を発しているそうですが

永野土下典さま、京都初日は
なかなか 第一声が 出ず
事故
だと 思われて 客席 ざわざわしそう だった
とか!
さすが、
「本当の感情じゃないと 舞台に上げちゃ
いけないんだ」

というだけあるわね!

ちなみに あの
「ベンベン!!」 という音は 緊張の糸を はじく音
だそうです。

さらには
昨日の東京初日では ここ、まったく ウケなくて
またも 事故
かと 思われたり
男肉団長さま
「劇中劇同様、
お客さんがひとりも いないのでは」

と 思って 噴き出してしまいそうになった とか!

土下典さま
「あそこの体感 10分 みたいですが(うなずく 客席)
実際は 4分です」
アレ・・・
オープニング
滑ってる???


そして 当然
立花 俊
についても 言及が ありました。
あれは アドリブで 毎回 永野土下典さまが 
名前を考えている
らしいですが
男肉団長さま「なんで僕だけ あんな
シュッとしてる 名前なんですか」
望月さま「ハンサムネーム・・・」

そんな 望月さま、
途中から出てきて ラクしてるのかと 思いきや
劇中劇で いろんなものを 出しているのは
望月さま だそうで(!)
そこが 一番 汗だくだそう。
っていうか 一番 忙しい・・・。
なんで 人形師の人を
呼ばなかったのかな

って」

さらに このことは トークを聞かないとわからない
という 不条理・・・。


わたくしも なぜ
よりによって
みのむし形式(板というか 棒を四角状にして 糸をあやつる)
という 
人形劇でも 難しい 糸あやつり
を 選んじゃったのか、と・・・。
プロでも 必ず からまる
ことは
わたくしでさえ ITOプロジェクト『平太郎化物日記』を観て
わかったのですが!
(このお芝居にも『平太郎化物日記』の影響 
お見受けしました。カラスとか最後の映像とかの不条理感・・・。)


ラスト、
「お客さんにも 糸が ついてるんだぜ」
と 言いながら 客席に向かって 糸を切るしぐさをするところ、
京都では ひとりのお客さんが
「ひゃっ」
って 言ったらしいので
土下典さま「その人は、この先も
全部に 糸が 見えてしまう
んでしょうね」。

そんな 土下典さまの 次回構想は
「影絵」を 雑居ビルの一角でやる、というもの。
土下典さま 望月さまに
「そのときは 出てくれますか」
もう 役者である必要性が もっとない・・・(´□`。)。
(男肉団長さまは もう レギュラーオポスとして 出演 決定)

あとは
「カーテンコールズ」という カーテンコールが
延々と 続き 
ミルフィーユ状に 次々 幕が開く

というもの・・・。
男肉団長さま「相当 奥行き
ないとね・・・」。

そんな 楽しい トークのあとは
ご主人さまと
源八
にて 焼き鳥を 食べながら 

ご主人さま
「せっかく みのむし
に 教えを 請うたのだから
もう1体 作って
あの 劇場がバラバラになっちゃうときに
人形も ボロボロのに さしかえて 

ほしかった
ね」
「あとは、男肉が
なにかっちゃあ ふんどし
になる、とか
永野さまの 関節をもっと 工夫して
なにかっちゃあ 土下座
する、とか
してくれたら もっと よかった
のにね!」

たしかに
『平太郎化物日記』では
腰をぬかす
などの 関節技があったけど
アナタ・・・さっき
稽古の半分以上は 人形製作
に 費やした
と 言っていた わよ!
これ以上 高度な技は 何年かかけて 稽古&製作しないと・・・。
洋服の着脱など すごい 難しすぎるッ。

わたくしは あの 人形
せっかく 作ったので
男肉団長さま→ジャイアン(本人が ドラえもん)
石田カクテルさま→スネオ
永野土下典さま→のび太
望月綾乃さま→しずかちゃん

で 全国をまわれる
気がします、
劇野郎たち、ぜひ!