さて 韓国には
別に
ポロリ ポロリの カストロポロス
を 観に行っただけでは ございません。

韓国旅行の大本命は
『next to normal』


おととし、
ニューヨークで 予習ほとんどなし で 観て
あまりの素晴らしさに 心 わしづかみにされ
もう 感動のあまり
初めてに近い感覚で 自らの意思で スタオベし、
出待ちして キャストに感動を伝えずにはいられず、
(その時のニューヨークも 10月だというのに 極寒だった・・・)
その後 1年4ヶ月 ずっと 毎日 サントラを聴くほどに 
深い感動を覚えた 『next to normal』。

これだけの感動、さらに、
韓国版も ファンの間で、いい、いいと 言われており、
(作品自体も いいのはもちろん キャストがいい、という)

付け加えて 先月 韓国に
少女時代の ティファニーさまの『FAME』や
ティアラの出る『ROLLY POLLY』を 観に行くご主人さまに
これも 観てきて と 頼むと
「『next to normal』が 観てきた中で、一番良かった」
「というか、本当、これほどまでにカッコいいとは!」と 大興奮。
しかも いまでも余韻が さめない と・・・。

それが あまりにも うらやましくて
やっぱり私も韓国に行くことに決めたのが 出国1週間前だったので
あわてて ニューヨークで買いっぱなしだった台本を 
突貫で ト書きから全部 翻訳
したのですが、
14歳と276ヶ月・別館-2012021609460000.jpg


1幕までしか 間に合わず
しかも 入り込みすぎて もんのすごい うつ
に なってしまいました。
深い淵から出てくるのに 2週間を 要するほどに。。。
恐れ自体が 恐れを生むという 連鎖
はまさに 
I feed on the fear that's behind your eyes.
It's like someone drained my brain out.

Catch me I'm falling before it's too late・・・。


さて、ネットで評判を検索し、
一番観たかった この夫妻↓ のコンビでまずは1回目。
お母さんは ミュージカルの音楽監督 を やっていて 久々の舞台カムバックだとか。
14歳と276ヶ月・別館-2012020418350000.jpg

ロビーにある、キャストの写真:
14歳と276ヶ月・別館-2012020418400000.jpg


もう、
「JUST ANOTHER DAY」で
というか
OVERTURE から 泣けてしまいます・・・。

「JUST ANOTHER DAY」、
GABE(ハン・チサンさま)の
♪For just another day
For another stolen hour

という ところで まず 曲のカッコよさで 
グッときてしまい、
GABE と NATALIEの ハモりで 涙腺決壊、

「MY PSYCHOPHARMACOLOGIST AND I」
の パク・カーリンさまの表情 最高、

「YOU DON'T KNOW」
「I AM THE ONE」
は もう 震えがくるくらい 心にじんじん響き、

「SUPERBOY AND THE INVISIBLE GIRL」

♪I love you as much as I can.
の 気まずさと 哀しさ、


「A LIGHT IN THE DARK」
で 彼女に あれを 受け容れさせる
DANと DIANAの 氷のような 割れそうな精一杯の気持ちと
DANの間違いを 受け容れんとする DIANAの
せつないハーモニーと 同意書へのサイン。。。

もう
素 晴 ら し い !!!!!

1幕で 終わっても 満足なくらいでしたが
2幕の 流れるような 展開も 見逃せません。
「WISH I WERE HERE」
は、
ニューヨークで観た時
NATALIEの

♪Can I hide my stupid hunger?

で 客席のジジイが おもいっきり 袋 がっさがさやったうえに
くしゃみ して 

「いいところで・・・!(殺意)」

と 思ったものですが
韓国のお客さんに そういった アホは いませんでした。
というか 目の前に 6歳くらいの 可愛い男の子が
座っていて
全く退屈そうにもせず 舞台を凝視していました。

「SONG FOR FORGETTING」

NATALIEの
♪My first few steps・・・
というところも、
やっぱり 美しく せつないな。。。

「MAYBE(next to normal)」

DIANAの「We wanted to give you a normal life,but・・・」
からの
NATALIE、

♪I don't need a life that's normal
That's way too far a way.
But something・・・next to normal
would be okay.

くっ・・・
わかっているのに
ボロ泣き!


「I AM THE ONE(reprise)」
の DANの 表情、
(今日の 森進一みたいな お父さん、
サンドウィッチを 片付ける表情
とか 哀愁がありすぎて ほんとうに せつなすぎる・・・)


DAN
「Gabe・・・Gabriel.」
GABE
「Hi,Dad.」

わ~~~ん!!(感動しすぎて どうにかなりそう)

そして
ダメ押しの
「LIGHT」、

歌詞だけでも
台本 読みながら 泣けてしまう
のに、

NATALIEのバースデーケーキで
ダダ泣き・・・


なんだか これからの
新しい一日、のための ケーキ

のようにも 見えて

そして NATALIEって
いままで きっと 死んだ兄貴ばっかで
ケーキで 祝われなかった
んだろうな、

という 想像、

そこに たたみかける
GABEの

♪And the night has fin'ly gone~

って セットの3階(天上)から 歌うところ
なんぞ もう こっちが 昇華されて
感動死

するかと 思いました。
(1階、2階、3階 って セットにちゃんと 意味がある!)

ゴーストは 怖い
と 思わなければ 見えない
というか
肯定されれば 天に戻る
んだね・・・。

父に認められるまで 母を死に引っ張って
自分のことを忘れさせまい、と 家族を壊してきた
GABEよ・・・。

このとき Dr.MADDENが 出てくるのって
ただのエンディングだから と 思っていた
のですが、

DANに
「Would you like me to recommend someone・・・for you to talk to?」

って 言ってた
んですね!

そして
エンディングの みんなの 服が

GABEは のジーパンと のトップス。

ほかは みんな
紫。


GABEの 天使悪魔性
ふつうと 常軌を逸したところ

みんな(精神科医も含めて)紫が入っているところに

You could go crazy,
or
I could go crazy,
it's true・・・!!!


と 言いたくなりました。

感動を噛みしめながら
帰ってから ざっと 台本を読み直し
ちょっと わからなかったところを
「あ~、なるほど!」
と ざっくり 理解。

ちなみにわたくし、ハングルが わからないので 歌詞やセリフを
英語で書いてありますが、
韓国語上演です。
でも、
なんと 日本語のシノプシスも くれます!!
素晴らしい・・・観光演劇大国 韓国!

ニューヨークで観た時は
心 わしづかみにされる 感覚
だったのですが、

韓国は
魂をなでくりまわされるような感覚と、
それでいて しっくりくる リズム(ニューヨークより ほーーーんのちょっとだけ テンポが遅いのか?)。
なんか リズムが 合うのです。

やっぱり自分は アジア人
なんだな

と 思いました。

そして、サントラでは 味わえない
カーテンコールあとの 音楽も 聴いて 大満足
です。

ミョンドンの ホテルに いったん
戻って
極寒の中、
ほくほくとした気持ちで ソルロンタンを 食べに
ゆきました!!
翌日 お肌 つるっつる!!!