『切実』での
ふじきみつ彦さまの 脚本が
あまりにも面白かったため
ふじき氏 脚本
田上パル『右手にテニスボール』
を 観に行ってきました。

地震対策についての紙(こまばアゴラ劇場は震度7に耐震!)
が 配られ、
途中 揺れましたが 安心して観劇できました



しかし・・・。

設定とか すっごく 面白いのに
全然 面白くない

のは
なんでだろ~


と テツ&トモに なりそうでした。

中・高時代につきあってた 第1の彼
その後の 第2の彼 
第3の彼

を ダンナが いない間に
臨月の妻が 家に 次々に呼ぶ
(もちろん みんな そういうことになるとは 知らない)

しかも ダンナ(大森南朋さまをローラーでひしゃげさせたような顔)
が 帰ってきたら
悪びれもせずに
年代順に 並ばせて 写メする


とか

ほんとに
つまらない要素はないのに
っていうか あらすじだけ 説明すると 面白いのに

芝居は全然面白くない


て どういうことなのでしょうか!

さっきの 写メとか
永井若葉さまじゃなくて
初音映莉子さまだったらな~
城山羊の会のテンポや演技スタイルだったら めちゃ 面白かった
と 思うのですが。。。

そうすると みんな
「元カノに 自分だけ 呼ばれちゃった」
みたいな わくわく感
やら
しかし 結局 そうではなくて なぜか皆で談笑させられ
写メという 屈辱的なことまでさせられる 強制力

とか もっと出そうなのに。。。


ああ、妊婦・永井若葉さまが 巨乳
だと 第3の彼の いまの彼女が 言い出し、

「やっぱり 男の人って
巨乳好きなんですね」

第3の彼が、おい、と たしなめるも
彼女は 貧乳が コンプレックス。

「第1~第4のみなさんは それを
順番に 吸ってる、
と・・・」


第1の彼
「いや、僕 は 吸ってないよ」

「すいません 私
スウェーデン育ちなもので・・・」

(この スウェーデン の 発音も 超おかしい)

第3の彼
「スウェーデンそんなに万能じゃないからね」

永井さまは
もうすぐ 赤ちゃんに吸わせるから 大きくなった
のであり、
BカップがDカップになった 
と 説明したあと みんなに
「ちっちゃかったよね~」
と 同意を 求めるも
吸ってない 第1の彼だけ ちょっと いたたまれないような・・・。
(最初のうちは 自分が 第1の彼だと ちょっと自慢げだったのに!)

第2の彼は 現在 ヤクルトの選手で
ヤクルトでござい
と ずっと ヤクルトの帽子 かぶってたり
(その いでたちも すごい こっけい)

第3の彼(クリエイター)の 現在の彼女の服と
第4の彼=現在の夫
の 
服 カブってるし(クリエイターが 歴代の彼女に 自作の服プレゼント!)
というところなんか スゴイ 面白いはずなのに

しかも その 第3の彼のことを
第4の彼=現在の夫は

「え、だってあの人
死んだんじゃ」


死人顔 みたいだ って 言っただけだよ」

たしかに
骸骨みたいな・・・

どっから見つけてきた俳優なのか!!


しっかし、
劇団側が せっかくのいい素材(脚本)を料理できてないのか
(食材選び、調理法)

それとも 私が この味がキライなのか

とにかく相性が悪い劇団
としか いいようがない
です。

くどいようですが、
主役の子か スウェーデン育ちの子を 初音さま
に やってもらうと すっごく いいのに。。。

(生理的に永井若葉さまがモテるとかダメなんですごめんなさい。。。ハイバイでも、船の上でセックスというシーンがあったのいまだきもちわるくて。。。)

あの 電気屋で 炊飯器を力説する店員さんも
最初は さくらや、
次は ヨドバシに いるんですが(ちゃんと制服や音楽も 店舗そのままに!)

「あれ?さくらやに いませんでした?」
「さくらやが なくなって コッチに・・・」

とか 細かいとこも 面白いのになぁ。。。

これ以外にも 過去2回 田上パルを観ましたが
そのときも やはり
設定だけ 人に話すと
「面白そうじゃん」と言われるけど

実際の体感は
フィジカル・コメディ 空回り
って 感じでしたが

今回は どつき漫才っぽさというか 身体で笑わせよう
みたいなのは なかったけど
相変わらず 苦手でした。

何でだろう??

最後、できた赤ん坊に
「僕たちの10年後はどうなってるんだろう?

と 第1の彼との 交換日記を 読み聞かせるところ。
元カレとの日記を 現在の彼との子に読む、というおかしさより
読み聞かせ内容は 3.11以後
なんか とってつけたようで イヤだったなぁ。。
あれって もともと??
(または『南へ』かと 思った。観てないけど。)
あれは 「僕たちは10年後もずっといっしょにいると思う。君はどう思う?」程度で
よかったと思うけど・・・
そのほうが 
結局、10年も一緒にいないじゃん(自分が フるんじゃん)
っていうか
現在の夫が「それ読み聞かせるのやめなよ」って 言うのわかるし。

以前 田上パル 2回観て
あらすじを言うと 面白い
でも 全然 面白くない
という事態が、

作家が変わっても
これで3度目。

とにかく 田上パルとは 合わない
地震についての説明をする 田上豊さまは 
役者の誰よりもカッコいいけど・・・


ということは 身に染みて よくわかりました。。。