いま、演劇を観るのに
個人的に もっとも勇気がいる劇場のひとつ、
ザ・スズナリ。

コダイユキエ先生もビックリな レトロ感。
あの 急な階段は しらふでも びくびくですが

ご主人さま
「演劇ファンとして
スズナリで死ねるなら本望じゃないですか」

の 一言に 
それも そうだよな と 思って スズナリの急勾配階段を
のぼりました。

ああ、、、

加藤啓さまの あの役
あてがき!?


ヒモ なのに
彼女・ルウに 新しい恋人が できたのに
彼女の家に 居座り続け・・・

しびれをきらした 彼女が
手切れ金10万円を 渡すところの

「やっすいもんよ!」

の セリフも むなしく

10日も たたないうちに

ルウの家の マンションの エレベーターホールに
おなかを ぎゅるぎゅる鳴らせて 座り込み・・・

見かねた ルウの妹(マヤマヤ)が
チロルチョコを 差し出すと

「この チロルチョコが
呼び水
となって さらに 空腹が・・・」


と 世にも ずうずうしい
訴え!!!


そんな 加藤啓さま(欧彦・ピコリン)
を かかえて 現カレのラブリーヨーヨー・満太郎さまらが
ルウの家に 運ぼうと エレベーターに乗るも

ルウが 乗ったら

ビー!

と 重量オーバーの ベルが!

ああ、無情・・・
新井友香さまの演出の、
なんという 芸の 細かさ。


そして エレベーターに 乗せられる前、
あの 10万円は
「パチンコ打ちのバイトに 費やした」という 加藤啓さまに
絶句・・・。


なんでヒモのクソメンは
パチンコしちゃうの!?

(ご参照:小田島禿恵 超ヒモ理論 http://togetter.com/li/34172

そこに ピザ屋・ナポリの風の 今奈良さま
「それ、詐欺です」
「(すったお金は戻してくれる、と言われたという加藤啓さまに)
そんなのこっちの言い値じゃないですか、戻ってこないですよ」
と 堂々 おっしゃり

はては 加藤啓さまに
窓拭きと ナポリの風を 紹介してあげる 今奈良さま
おとこ だね!

「バイト先では
どこへ行っても 最年長です!!」


という言葉に リアリティ ありすぎました。

加藤啓さま、
新しい恋人と 暮らす ルウのところで
居候&バイトをはじめる

という 信じられない 行動に

ルウ
「いままで いくら貸したと 思ってるの」

加藤啓さま
「80万円くらい?」

ルウ
「私は その 3倍だと
思ってる」

「1ヶ月10万円として 24ヶ月・・・」

そうそう!
食費だけじゃない
光熱費、雑費、交通費って
かかるのよ~~~~


と 客席の 
全 だめんずうぉ~か~が 納得して 思わず うなずきました
(含 わたくし)。

しかし ルウ、
「私のときには 働かなかった」
「私のときには 指輪もくれなかった」

というわりに、
加藤啓さまに 新しい彼女ができると
くやしくて
「やっぱピコリンがいい~」

まあ、たしかに
植木夏十さまが
「つきあうのって 高校生以来だからさぁ~」
という あからさまな ウソ(←たぶん、おつきあいの経験ナシ)
は、
だめんずうぉ~か~の わたくしの心を カチン
とさせましたが。。。

そして ルウとピコリンは 外のホテルで 逢瀬。

「新しい彼女(自分の友達・夏十さま)とは ウチでしないでね
ホテル代あげるから」


あ~~~~あ。。。

ルウ こと 高木珠里さまのもとで のびのびした
ヒモ

に 育っちゃったワケが わかりますわぁ。。。


そして ルウ、

中村たかし様(この人の濃い演技、なんとかして・・・クセになる!)
マヤマヤ夫妻、
はては 今奈良さまに 見られているとも 知らず
桜の下で キッス。
(終演後 ご主人さま
「こそこそする 恋
のほうが 燃える よね」 ンマア!そうなの!?)


マヤマヤの
「マア・・・」
という 顔が また見れて うれしい!

ルウに「ピコリンが死んでくれないと私幸せになれない」
と 言われたのか なんなのか
ピコリン加藤啓さま、死んでしまいますが

その 死因の なさけなさ。。。

その後、ルウは
希望通り?幸せに 妊娠。

マヤマヤ
「3月頃に出来た子なんだぁ~~」

100%オレンジジュースしか飲まない マヤマヤ

こんな イヤミが 言えるなんてッ。

そして

死んでも なお
家に 居座る 加藤啓さま
が お腹を そっと なで・・・。

ラスト、ラブリーヨーヨーさまの あの
般若のような 顔!

あ!
あのとき(ラブリーヨーヨーさまが 酔いつぶれたと 思って
ルウが ピコリンと いちゃいちゃしてたの)

イビキかきながら 聴いてたんだ・・・!!!
(映画『さんかく』でも、イビキかいてる 姉が
妹と恋人とのキッス を 目撃してるんじゃないか と ヒヤヒヤしたよね!)


と 思うと
そして ずっと 黙ってたのかと 思うと
ラブリーヨーヨーが こわく なりました。

だめんず クソメン に 翻弄されるおんな、
おんながおんなを おとしめる図、
おとこの 未練と 執着 
も ここまでくると
もう・・・ッ。

ああ、そして終演後、
ロビーで 
「加藤啓さまの役、ハマりすぎている
演技で あそこまで だめんずに なれない。
あてがきだ!」

と だめんずについて 熱く 語っていたら
真後ろには 元祖・だめんず
I林H弥さま が・・・。
(「だめんずうぉ~か~」出演歴 アリ)

カーテンコールでは 新井友香さまが
客足が さびしいので
と おっしゃっていましたが

確かに これ めちゃめちゃ 面白いけど

あんまり 夜に 出歩きたくない
という 気分に加え、

たとえば 初めて観たくても
演劇ファンならともかく、
指定席4300円 当日券なら 4800円(500円も高い!)、
リピートしたくても しづらい金額。
クチコミしようにも しづらい値段です。

(演劇ファンなら魅力的な顔ぶれでも、演劇ファンじゃなければ なじみのない顔だし、
というのも 演劇を観ない人にとっては ハードルが高い。
いま、普段演劇を観る人でも 仕事が厳しい、気分の問題、など、演劇離れしている気がするのに これは・・・)


わたしの スズナリ相場としては
指定席3800円までかな。。。と 勝手ながら 思うのですが。

その後 ご主人さまと
八剣伝で かなり食べても 2人で4200円ちょっと
でしたから。。。

これを考えるとやっぱり演劇って高いなあ。。。
新井友香さまの 挨拶文(名文)にも あるように
ダレも もうかってないのでしょうけど、

これ、1000円安かったら、大分違うと思う。
指定席3300円、当日指定席3800円なら、リピートしたいかな。。。

っていうか ジョビジョバファンなのに 言うのも何ですが、
Yellow Japが噛むと高いんだよね。『男子は!』のスズナリも高かった。


ご飯後は、ご主人さまと
東演パラータ方面へ 花見そぞろ歩き。

途中、
マック赤坂さまの ポスターを
初めて 見かけました。

そういえば われらが新妻聖子さまが
マック赤坂が気になる、と ツイッターに書いたり
(マック赤坂さまにおかれましては 『プロデューサーズ』の 振付家役を やってほしいです)
『祝女』が 好きだと ブログに書いていたので
(わたしは『祝女』は あのNHK感があんまり。。。やるなら新井さまが演出も担当してほしい!)

ぜひ 次回 劇団宝船で
だめんずうぉ~か~ してほしいです。

ルウさまの だめんずぶりは
『婚前特急』も まっつぁお と思われますが、

ルウこと 高木さまの ボーダーカーディガンは
安っぽく 見えなかった
です。

あれ、猫田直さまが着ると
19800円なのに
1980円に見える
 と 思います(以前の宝船後遺症)。

そして、高木さまの魅力は、
ご本人プロデュースの一人芝居よりも 新井さまのほうが わかってるな~
と つくづく 思いました。
新井さまは、役者の、本人でさえ気づいていない部分を引き出すのが とてもうまい。

あー
新井友香さま、
昼ドラ書いてくれないかな~~(演出も含めて!)
そしたら毎日見るのに!