以前から食べたかった、エッグキャビア。
シャンパンと一緒に至福のひと時を先日過ごしてきました。

昨年オープンしたときからずっと気になっていた
Jean-Georges Tokyo  ジャンジョルジュトウキョウ 

ミシュラン3つ星10年連続獲得したニューヨークにあるレストラン Jean-Georges (ジャンジョルジュ)。
六本木ヒルズけやき坂通りに昨年にオープンし、12月にミシュラン1つ星を獲得。

少し前に会った友人と足を運んでみたいと話していて実現しました。

今回はSummer Tastingのコースとそれぞれの料理に合うワインのペアリングを楽しんできました。


ビスケット
焼きたてで、サーブされた時からとても良い香りがしました。
バターはフランスのボルディエバターです。
バターの味に奥行きがあります。


さくっと、しっとり。両方の食感のバランスが抜群。手作りとお聞きしました。

ガスパチョ
メロン、きゅうり、パッションフルーツ、レモングラス、ヨーグルトが入っているとお聞きし、味を想像するとわくわくしてきました。
きゅうりとメロンって瓜感が強くてどうなんだろう?とか思いながら味わいました。
きゅうりとメロン、レモングラスの風味がそれぞれ際立っていますが、見事に調和していました。塩加減が抜群で、夕方まで暑くて火照った身体をクールダウンできました。



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ベリーとパッションフルーツが添えてあり、一緒に味わいました。
パッションフルーツやベリーの風味が見事に調和し、爽やかな味わいに変化しました。


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エッグキャビアの前に、シャンパンで乾杯



注がれる瞬間も、絵になります。
泡がまっすぐと上へ力強く上がる様子は忘れられません。


Billecart Salmon EXTRA BRUT (ビルカール・サルモン エクストラ ブリュット)

フランス・パリを中心にミシュラン3ツ星レストランで支持されている伝統的で少数しか醸造しない希少なシャンパン。フルーツの香りと辛口の味はエッグキャビアとの料理の味とバッチリ合いました。
ワインペアリングは料理に合うワインを選んでいただけるということで今回楽しみにしていました。
来店した日の天候や温度、その日の料理の塩加減を計算して提案しているとお聞きしました。その後のワインと料理の相性が抜群。
フランスで活躍されたソムリエの方が選んでくださるワインは初めて飲むものもあり、ワインと料理の相性って大切であることを学びました。


エッグキャビア
最初に紹介しましたが、シャンパンとの相性が抜群。
良質なキャビアをたっぷり味わうことができました。


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中にはスクランブルエッグが入っています。
液体と個体のちょうど真ん中の食感。
注文を受けてから作るとお聞きしました。
口に入れるとパンチがあり、後味がなめらかなスクランブルエッグはウォッカが少し入っているとお聞きしました。卵そのものの風味を楽しめました。

真鯛のカルパッチョ、グリーンチリ、ピスタチオとミント

フレッシュな小豆島のオリーブオイルを食べる直前に目の前でかけていただきました。
真鯛は昆布締めしてあり、ピスタチオとの相性が抜群。
昆布締めしてある真鯛も新鮮で、日本の割烹スタイルを取り入れた食を提案している
Jean-Georges Tokyoの世界観を感じる一品でした。



白のSancerre  La Bourgeoise はフルーティーで深みがありました。
次の料理のコーンとバジルにとてもよく合いました。


チャード コーンラビオリ チェリートマトとバジル


焼きとうもろこしはゴールドラッシュ。
エシャロット、チェリートマト、バジルのソースが夏らしい。
とくにチェリートマトはまるでフルーツ!と思うぐらいの美味しさ。


最初のビスケットがなくなったら、あたたかなパンが出てきました。

バジルのソースをつけながら味わいました。


Gewurztraminer BLANCK
アルザス地方の白ワイン。ライチの香りが最初にあり、一口目は甘さを感じ後味がさっぱり。夏らしさを感じる味わい。


甘鯛の鱗焼き ユリ根 ラディッシュとセサミソース
右横にあるものは・・・

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ラベンダーの蕾なのです。
甘鯛の鱗焼きを食べる合間にラベンダーの蕾を味わうことをお聞きしました。
私は途中と最後に味わいました。

さっくさくの鱗の中の甘鯛はふっくらとした食感。
ゴマのペーストのソースは濃厚で酸味があり、甘鯛やゆり根の風味との相性が抜群。酸味と濃厚さのバランスが良いと、食材そのものの味を引き出してくれると感じました。
ラベンダーの爽やかな蕾を間に食べると、和のテイストの食材がより爽やかに際立ち面白い。



SIMONNET-FEBVRE CREMANT DE BOURGOGNE ROSE
ロゼのスパークリング



ロゼのスパークリングできめ細かい泡。
辛口ですっきりして、ベリーの香りが感じられました。


ロブスター 翡翠色のジェイドソース
アイスプラントの上の泡はエスプーマのレモン風味


ジェイドソースを食べる直前に目の前でかけてくれます。
フレッシュなハーブにクミンが入ったエスニックなテイストのソースです。


ロブスターがふっくら、しっとり。ロブスターってこんなに美味しいとは!とそのまま食べて改めて感じました。
ジェイドソースのエスニックの風味との相性もよく、オススメの一品です。


赤ワインは  Beau-Site 2005
ボルドーのフルボディ。タンニンがしっかりめ。どっしりして深みのある赤ワイン。



花悠子豚(かしゅうこぶた)のコンフィ 有機ビーツとジンジャー
千葉県の花悠子豚(かしゅうこぶた)はカシューナッツを食べて育っている豚とお聞きしました。


あっさりしているまろやかな味の豚のコンフィはこってりしていない肉料理として
オススメです。ビーツのまろやかな酸味と交互に味わうのがオススメです。


デザートの前のパイナップルとレモングラスのソルベ
甘くなく、フルーティーなソルベは次のデザートをより一層楽しむことができました。

バジルパンナコッタ サマーベリー ブルーベリーソルベ
ベリーがたっぷり食べられるのが嬉しい。
パンナコッタもバジルとの相性がよく、見た感じボリュームがありますが、こってりしていないのが好みでした。パンナコッタの上にかかっているのはストロベリーの粉末。
これが意外とバジルのパンナコッタと相性がバッチリなのです。

ブルーベリーのソルベは濃厚とさっぱりのバランスがよく、また食べたいソルベです。

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プティ・フール
左上から時計回りに西京味噌のキャラメル、ヌガー、ラズベリー餅、ゆずのセミフレッド
私がとくに驚いたのが、西京味噌のキャラメル。
キャラメルなのですが、西京味噌の味の良さも引き出されているのです。
西洋のお菓子で和を感じることができ、新たな味の発見でした。


常識にとらわれないジャン・ジョルジュの世界観は革新的であり、基本に忠実。
食材の良さを最大限に引き出す、丁寧な料理。
日本、東南アジアの食材・調理法を交えたフレンチは大胆かつ自由、そして繊細。
今回のコースは夏をテーマとしたものでしたが、食材や調理法にそれぞれ物語があり、フレンチの中に日本の食材の味の新たな発見がありました。
築地市場やその周辺地域からの最も新鮮で旬の食材を使っているとお聞きしました。




日本の割烹スタイルを取り入れたカウンター席は14席。
このあと予約のお客様が座られました。
このカウンター以外のカウンターはもちろん、私たちが訪れた日の2階席も満席で賑わっていました。
次回訪れる時は、カウンター席で料理をいろいろと味わいたくなりました。


明日からまた頑張ろうという気持ちになる、食材や調味料、ハーブの組み合わせの料理は忘れられません。
ワインも料理に合うものをソムリエの方が選んでくださるので、ワイン好きな方はペアリングをお勧めします。初めて知るワインも多く、とても楽しめました。


Jean-Georges Tokyoフレンチ / 六本木駅麻布十番駅乃木坂駅
夜総合点★★★★ 4.5