娘がファンのYouTuber御三家。

紅白に映ったヒカキンさんと
はじめしゃちょーさんを
娘のリクエストでHDDで何度も観たなぁ。

ところで

ヒカキンさんは
基本自撮り。

兄のセイキンさんは
奥さんが撮影している。

どちらにせよ
よし、じゃ回そっか
と毎回撮影を始める瞬間の
テンションを持って行くハートが
本当に凄いと思う。

まだ沢山のスタッフやカメラマンに
囲まれてディレクターの演出の中なら
もはややらねばならない
そしてやめる訳にはいかない空気と
カウントダウンで一声目を発せられるが
自撮りや奥さんのカメラの場合
やめる誘惑は沢山あるからね。

もはやツイート感覚か。

ツイキャスにしても同じだが
今は動画撮影に対する垣根なんて
ないんだろうな。

14年ぐらい前にフジテレビさんで
自分電視台セルフプロデュースTV
という番組を企画プロデュース
させていただいた。

芸能人にデジカメを渡し
自撮りしてもらい
基本ノーカット放送する
という企画。

当時かなりなスーパースター達に
御出演していただいたが
そんなスーパースター達でも
自撮りには多少の照れがあったが

もはや今自撮り動画撮影に
そこまでのハードルはないね。

ミラジョボビッチさんは
企画主旨を物凄く理解し
上手だったのを思い出す。

さらに
YouTuber達は
自分で自分の自撮り動画を
編集するんだからね。

自分で冷静に
ここいらねーな
うわ俺喋り過ぎ
とモニターを観ながら
切っていく時間がある訳で。
スーパーも入れ
簡単なMAもしてるからね。

娘のハマり方を観てると
YouTuberの方々とEテレの
世界観が近い感じがする。

お笑いという点であれば
コロチキや中川家のコントは
メジャーリーガーみたいなもので
比べてはならない気がする。

人気YouTuber達は
子供がやりたくてもできない
例えばうまい棒でタワーを建てたり
お菓子のパッケージでリュックを作ったり
子供のツボをつきまくる。
これは両方ともヒカキンさんだが。

しかし今それをテレビでOAしても
C層が少なく数字が獲れないから
そういう番組はやらない。

そこで子供はYouTubeに向かう。

かつて
テリー伊藤さんの元で
80年代から90年代
約10年間働いていた時
伊藤さんの口癖は

画で繋げ

だった。

どういう事かと言うと
編集する時に画と画で繋ぐのが
テレビであって

言葉と言葉で繋ぐな

とディレクター達に
口から泡を飛ばしながら
怒り狂っていや御指導なされてたのを
時々思い出す。

もはや画で繋ぐ番組は少なくなり
トークのコメントとコメントで
繋ぐ編集の番組が主流になった。

それは時代の流れであり
その伊藤さん自身が
コメンテーターになっているのも
象徴的である。

話は戻ってYouTuberは
コメントで繋ぐ編集もあるが
実験や挑戦などで
画で繋ぐ編集が意外と多い。

あの画で繋げというテリーイズムが
テレビではなくインターネットで
生きているという不思議。

もちろん今のYouTuberの方々は
まさか80年代から90年代
そんなお笑い動画虎の穴があったとは
知る由もないが。

4年後東京五輪で
YouTuberはどんな状況になっているか。

楽しみの一つかも知れない。

おちまさと

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