このタイトルの
観た！
という！マークで
もう滲み出ているかも知れないが
久々に最高の映画を観た！
素晴らしい！
大袈裟でなく
試写会でラスト
思わずスタンディングオベーション
しそうになった。
実際にはしなかったが
頭の中の僕のリトルピープルは
めちゃめちゃ何十分も
拍手し続けた。
こういう時
実際にできない
自分を悔やんだぐらいだ。
いつだったか
予告編をチラッと観た時から
何かやばい予感がしていたのだが
やっぱり最高だった。
この映画は
無声映画である。
このCG・３D全盛の２０１２年に
『掟破りの逆張りサイレント！』
果たして
今サイレント映画を
１０１分観続けることが
できるのだろうか
という一抹の不安も
オープニング数秒で
すっ飛んだ！
しかも
この作品は単なるサイレントではない
『美・サイレント』
美しい。
これまでの
数年間の映画界が
忘れていたものが
一気にスクリーンに迸る！
この作品は
まさにアイデアの宝石箱。
今数％が
彦摩呂くんを
思い出したかもしれないが
今だけは彦摩呂くんは忘れて欲しい。笑
本当にアイデアが大量に詰まっている。
そして
無類の映画好きが
作っているのがわかる。
そうだ。
映画とは
こういうものだったではないか！
たくさんの伏線が張られ
その全てに意味があり
ラストまでそれぞれが
刈り取られて行き
各シーンは
有機的な繋がっている。
これが映画だったではないか。
そんな当たり前の事さえ
この作品は思い出させてくれる。
これが当たらずして何が当たる。
これがヒットしない世の中は
文化の放棄である。
まだ１歳８ヶ月の娘に
ある日
どの映画を
一本目に観せるかを
時々考えるのが
とても楽しい時間なのだが
今は
『アーティスト』
がその第一候補である。
よくこういう作品を
「あれは企画の勝利だよね」
という人がいるかも知れないが
まさにそうなのだが
今時
おもしろいだけでは
企画は通らない。
例え
通ったとしても
実現したとしても
こうして全世界に公開されて
ちゃんと多くの人に触れるという
ところまで持って来ているところが
素晴らしい。
企画とは
立案・実現・結果
でやっと企画だと思っている。
その結果の一つでもある
本年度アカデミー賞
最優秀作品賞を
もうすぐ２月２６日に
獲るかも知れない！
このCG・３D時代に
サイレントムービーが
アカデミー賞！
これこそ
超痛快な
右向け左！
アカデミー賞なんて
映画を観る観ないに
関係はないと思っているが
今回ばかりは楽しみである。
でも獲らなかったとしても
そんなことはもはやどうでもいい。
俳優が誰とか
女優が誰とか
監督が誰とか
この作品に関しては
それももうどうでもいい！
そういう作品
暫くぶりじゃないだろうか。
企画先行型。
映画は
人それぞれ
行間を読み
自分のものにしていく
のも楽しみの一つではないだろうか。
内容を書きたいが
一切書けない。
僕は
映画はストーリー情報を遮断して
観に行くようにしているのだが
この作品は特に
何も観ずに行った方がいいのでは
ないだろうか。
鑑賞後の満足度が本当に高い。
映画『アーティスト』
必見である。
おちまさと
いつも
いろんなことに
わーわー文句言ってるブログだが
今日は絶賛の嵐。
もう一度観に行こう。
４月７日からみたい。
まだ時間がある。
その前に
２月２０日発売のこちらをどうぞ。
