人は誰も時に


過去の成功体験に縛られる


ことがあるのではないだろうか。


何かに挑む時

何か新たな展開をする時


つい


「あの時

ああやって成功したのだから

“また”あの成功パターンに

はめ込めば大丈夫だろう」


と思ってしまうことが

ありがちなのではないだろうか。


これは

とても

危険な

サイン


だと僕は考えている。


過去の成功体験に

縛られているということは


過去と現在の時代の変化に

気づいていない証拠であり


逆にパラダイムシフトに

気づいていなければ


過去の成功体験に縛られる


両側面とも

八方塞。


もちろん

過去の成功体験を

例に比べることはありだと思う。


ただ

あの時うまくいった事が

今もうまくいくはずがないと

あくまでも悪い例として

比較対象物にしなければならず


その成功体験に酔っていては

単に思い出話を肴に飲んでいるだけ

と変わらない。


しかし

人間アイデアが生まれなければ

不安になり過去の成功体験を

思い出しながら

ただただぬりえのように

なぞるだけになる

タイプもいる。


それでは

進化も変化もしない。


先日ニュースで

あの写真フィルムの

コダック社が倒産という

報道を観た。


コダックと言えば

かつてどこの家庭にも

一台はカメラがあり

フィルムと言えばコダック

というカメラやフィルムの

代名詞的存在であった。


それが破綻である。


報道によれば

やはりフィルム撮影から

デジタル技術へと移行する

世界の潮流に乗り遅れたことが

破綻につながった原因らしい。


8月時のCEOのインタビューでは

「5年遅れた」

という発言もあるらしい。


様々な新規参入もしていたらしいが

やはりこれも


過去の成功体験に縛られ

フィルムからデジタルへの

変化に対応することが

遅れたとも言えるのではないだろうか。


しかし一方で

よく調べてみると

皮肉なことに

コダックは1975年に

世界で初めて開発した

デジタルカメラの普及が

業績の落ち込みに

拍車をかけたことらしい。


ということは

時代の変化には気づいていたのだが

早すぎてタイミングを逸し

結果やはりフィルムという

過去の成功体験に戻ってしまい

破綻を迎えたというパターンだろうか。


早すぎるは遅いと同じ

ともアイデアの世界では

言われている。


ただパラダイムシフトに気づくだけでは

結果は出ずそれがサーフィンよろしく

波とパドリングが合わなければ

結果が出ないという

最も難儀なポイントでもある。


だが

やはり

最終的には


過去の成功体験に縛られてしまった


というところが

最も大きな要因ではないだろうか。


コダックの例で言えば

1880年創業という

歴史ある企業。


この歴史も怖い。


歴史が長ければ

それだけ成功体験の

年月は重いものとなり

成功した確率めいたものが

もはや動かせない文鎮のように

動かなくなる。


だから

過去の短い成功体験ももちろん

現在までの長い成功体験も

さらに疑ってかかるべきでは

ないだろうか。


バブルは弾けるように

なっているのが

神様が作った自然の摂理。


あの時

どうやって成功したんだっけ

とあてはめていては

何も進化せず

とても危険である気がする。


勇気を持って

過去の成功体験は

全てゴミ箱に捨ててしまうことも

大事であり


特に

今はそういう時代である

のではないだろうか。


お金は使わなければ

回らず入ってこない

などというが


過去の成功体験にひもづく

アイデアも同じで

使ってしまい

それを後生大事に

また引っ張り出していては

アイデアも入ってこない。


そして

それは


思い付いている


のではなく


思い出している


のである。


では

そんな

過去の成功体験に縛られない

ために何をすべきかと言えば


それは


フラットに生きる


しかないのではないだろうか。


真っ直ぐ

何が起きようと

平常心で前に歩き続ける。


こうすることで

時代を察知する触覚が

敏感になるはずなのではないだろうか。


そうすれば

過去の成功体験に頼ろうとした瞬間

それが危険なことと察知できる気がする。


フラットに生きるは

これからとても重要なキーワードと

なって来る気がしている。


おちまさと


しかし

目前に迫った

アカデミー賞。


いつもLAの

コダックシアターで

行われているが

どうなるのであろうか。


あれは

それこそ

好調だった証拠か

コダックが命名権を買って

コダックシアターって名前

らしいのだが。


2年後

ノキア・シアターへという

噂はどうなのだろうか。


コダックシアターって

元々アカデミー賞の授賞式に

都合いいように合わせて

作ったらしいのだが


音響が今一とか

階段が急でハイヒールの

セレブに不評とか

いろいろあるらしく

どうなるのだろうか。


もし場所が変わったら

あのチャイニーズシアターの

手形とかはどうするんだろうか。


こうして

いろいろ変化していくのは

当たり前である。


長年

変化していないものは

疑った方がいいのではないだろうか。


だから

過去の成功体験なんかに

縛られてはならない気がする。


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