今回

東北地方太平洋沖地震において

被災されている方々

何と言葉を綴ればいいのか

正直わかりません。


昨日僕は

打ち合わせに向かうべく

車で渋谷を通過中

一度目の激しい揺れにあい

それは人生で体感した事のない

車体自体がバウンドし

アスファルトの地面自体が

ずるずると生き物のように動き

ただただ揺れが治まるのを

待つだけという状態でした。


東京でも

あれだけの揺れを感じた

ということを考えると

東北の揺れを想像すると

言葉になりません。


果たして

被災者ではない

我々が今やるべき事は

一体何なのでしょうか。


先程

テレビのニュースで

インテルの長友選手が


「日本の皆さんが元気になる

プレイをする事が僕の

『役目』です」


ということを

仰っていました。


まさに

我々は

こういう時こそ

自分にできる事できない事を

冷静に見極め

それぞれの「役目」を

務めあげていかなければ

ならないのではないでしょうか。


例えば

極端な話

国民全員が被災地に乗り込み

助けに行っては

逆に足手まといになって

しまう事でしょう。


それと同じように

全員が同じ行動を取っては

被災者の方々の

御迷惑になりかねません。


プロに任せる所は

プロに任せ

それぞれが

できることからやることが

大切な気がしています。


例えば

節電節水は当然

携帯電話で電話をする事も

できるだけ最低限にする。


ネットで繋がれる人は

ネットで繋がり

電話は年配の方や子供など

電話でしか繋がれない

安否確認ができない方に

譲る事が大事だと思いました。


運転していて

救急車が来れば

左に避けるように

通信も譲る事が大切だと

実際にこういう危機に直面して

気付きました。


ツイッターで地震の情報を

伝える場合は

公式リツイートのみにし

余計な情報は載せないようにする。


大量過ぎる情報も

混乱を招きます。


そして

その中には愉快犯による

嘘の情報もあります。


特に影響力がある方々は

情報の出所を見極め

ツイートやブログに

書く事も

まずはやれることの

一つに入る気がします。


ガセ情報は

読んだ人を戸惑わせるような

内容に必ずなっているはずです。


何人かの

影響力を持つブロガーさんが

ガセ情報を信じ込んで

拡散しているのを

お見かけしました。


何かやらなければ

伝えなければ

と思う事もとても大切ですが

冷静に見極めたいです。


そして

テレビの報道の「役目」は

いったいなんでしょう。


それは

決して

悲惨さを煽る事でも

激しい映像を各局競い合う事

ではありません。


優先順位一位は

全ては現在被災されている方々

に向けられるべきです。


もちろん

被害状況を

全国民に伝える事も

重要です。


しかし

あまりに

家が倒壊され

車が流され

物が落ち

という映像を繰り返し

ダイジェストで見せる時間は

もっと

被災者の現地の情報発信に

使われるべきではないでしょうか。


炊き出しはどこでやっている

水はどこでくめる

離れ離れの家族を

テレビで顔だけでも確認できる

などたくさんあるはずです。


それに

被災地の施設でもテレビを

観ていることだと思いますが

もしかしたら

あの激しい映像を観たくない

という被災者の方もいるかも

知れません。


そして

感動ドキュメントのような

編集をしている報道を

見掛けましたが


まだ


振り返るのは早すぎます。


これは

フィクションではなく

今起きている事です。


もっと今被災者の方々に

本当に役立つ事を考え

マスメディアを使って欲しいです。


流石にそんな人は

いないかと思いますが

こういう時は

視聴率は忘れて欲しいです。


また

マスメディアは悲惨な現状だけを

伝えるツールではなく

国民に「安心」を与えるのも

使命ではないでしょうか。


この地震により

果たしてプレートの

どういうエネルギーが放出され

今後近未来

どういう地震が起きる可能性が

あるのか?

それともこういう大きい地震が

あったら起きにくくなるのか?

多少今後のことも伝えて欲しいです。


そして

この地震の影響は

今日明日で終わる事では

ありません。


日本人は

熱しやすく冷めやすい

瞬間湯沸かし器のように

一つの話題に集中し

数日すれば

ニュースキャスターの

「続いてのニュースです」

で忘れて行きがちです。


来月再来月

いったいどうやって

この地震と自分は

どう関わっていくべきか

という事も大事なのでは

ないでしょうか。


あくまでも

冷静に興奮せず。


今は

テレビから全てが

地震に集中しています。


来月も再来月も

この地震に集中は

正直できなくなるはずです。


日本の経済危機は

相変わらず続行し

もしかすれば

今回の地震が

更なる悪影響を与えるかも

知れません。


「今はそれどこじゃない」


という意見もよくわかります。


しかし

日本は

まさに今回の地震のように

右に一気に揺れたかと思えば

今度は

左に一気に揺れるという

極端な動きをしやすい

国民性があります。


最悪の経済危機の中

さらに追い打ちをかけるような

今回の地震。


それでも

日本国民は

明日から

明るい未来に向かって

立ち向かわなければないので


その為には

報道もツイッターもブログも

一つにならなくていい

と僕は思っています。


こんな時だからこそ


自分の言葉


で流されず

何が正しいかを

自分流に見極めて


『役目』


を全うするしか

ないのではないでしょうか。


そしてそれが

被災者の方々や

我が日本国の未来を

もう一度作り上げていく

小さな一歩にもなるような

気がしています。


おちまさと


福島第一原発は

本当はどんな状況なのでしょうか。


原子炉の爆破ではないので

問題ないという話も流れていますが

こればかりは

藪の中に仕舞わずに

本当の事をできるだけ

伝えて欲しいです。


放射能の被ばくは

外にいるのと家にいるのは

影響が違うのかなど

基礎知識も自分で

マスメディアに頼らず

調べて行くしか

ないかもしれません。


今起きている事は

フィクションでなく

現実であり

だからこそ

その空気や風評に

惑わされる事なく

ただただ『役目』と『事実』を

見極めていかなければ

と思っています。


そして

被災者の方々の

一秒も早い平穏な生活を

心から願っています。