- 「見える化」仕事術/石川 和幸
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製造現場の改善手法として有名ですが、
その「見える化」を製造現場に限らず
色々な仕事に生かしましょう
というのが本書のテーマになります。
私も、製造業の隅の方に身を置いているので、
「見える化」は当然知っていますが、
私の仕事内容には、現場仕事がないので、
あくまで知識として知っているのみでした。
しかし、この本書のお陰で
私にも「見える化」ができちゃうわけですよ!!
■ 目次
第1章 「見える化」仕事術三つの効用
第2章 「見える化」仕事術・初級編―ルーチン仕事の「見える化」
第3章 「見える化」仕事術・中級編―思考の「見える化」
第4章 「見える化」仕事術・上級編―計画と実行の「見える化」
第5章 「見える化」のためのデバイス類
■ 抜書き
「見える化」の定義 (p24)
(前略)仕事の中身とその中身を考える道筋を「明示化」し「可視化」して、
コミュニケーションを成り立たせる方法。
「見える化」する事で、意見の食い違いも防げる。
「見える化」仕事術 3つの効用 (p30~)
1.仕事の「底上げ」ができる
2.思考を活性化する
3.実行を促進する
ルーチン仕事の「見える化」 (p48~)
誰がやっても、繰返し同じレベルのアウトプットを出せる。
チェックシート
マニュアル
TO-DOリスト など
チェックシート等の効果は実感あり。
思考の「見える化」 (p79~)
思考を「見える化」することで
自分の考えが整理される。
自分の考えが俯瞰できるので、欠陥を見つけやすい。
自分の考えの範囲が明確になる。
その考えを更に操作して改善できる。
箇条書き、
ロジックツリー、
マインドマップ、など
自分の考えを紙に書いてみるだけでも、
意外と冷静に見つめなおせる。
計画と実行の「見える化」(p165~)
思考結果は実行してこそ意味がある
PDCA(plan-do-check-action)を「見える化」していて、
「何を行うべきか、どう行うべきか、
進捗やリスクはどうか、対策は必要か」
ということ「見える化」されていることが必須。
■ まとめ
私のツボにはまった前著『思考のボトルネックを解除しよう』 で
自分の思考の制限を解除したわけですが、
本書ではその解放した思考を具体的に形にしてくれます。
そういう意味で本書は
「見える化」仕事術であり、「見える化」思考法でもあるのかなと思いました。
本書ではここで抜書きした以上の多くの方法が紹介されています。
それぞれの方法は、著者独自の方法というよりは
以前から存在していた方法です。
ですから、それぞれの方法について詳しく知りたければ
それぞれの本を読めばいいわけですが、
実際問題、その方法について
そこまで詳しく知る必要はあまりないのかなと。。。
時間をかけて方法を学ぶより
試した方が身になる場合は多々ありますが、
本書は「仕事術」なわけですから、
まさに試してみて、初めて意味があるわけで。。。
その点、本書は色々な方法が
簡潔に要点よくまとめられているので、
非常に試しやすいのではないかと思います。
本書で取り上げられている方法の一部として
チェックシートやマニュアルがありますが、
私の場合、仕事の内容で
すでに作成実行している内容と
作成しようと思ってまだやっていない内容があります。
はっきり言って、あるのとないのでは、効率が全然違います。
サボってないで、早く作らねば(汗)
ちなみに「忙しくってそんなの作っている暇がない」
という人がたまにいますが、
作った方が、結果的には時間を節約できる事になります。
仕事も思考も「見える化」して、効率化と活性化をしましょうぜ!!
■ 関連
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- Amazon.co.jp(ブログ記事 / 【9月の読書】思考のボトルネックを解除しよう
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