【1月の読書】 「見える化」仕事術 | 2代目設計屋・仕事っぷり

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「見える化」仕事術/石川 和幸
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「見える化」といえば、トヨタ自動車に代表される
製造現場の改善手法として有名ですが、
その「見える化」を製造現場に限らず
色々な仕事に生かしましょう
というのが本書のテーマになります。

私も、製造業の隅の方に身を置いているので、
「見える化」は当然知っていますが、
私の仕事内容には、現場仕事がないので、
あくまで知識として知っているのみでした。

しかし、この本書のお陰で
私にも「見える化」ができちゃうわけですよ!!


■ 目次
第1章 「見える化」仕事術三つの効用
第2章 「見える化」仕事術・初級編―ルーチン仕事の「見える化」
第3章 「見える化」仕事術・中級編―思考の「見える化」
第4章 「見える化」仕事術・上級編―計画と実行の「見える化」
第5章 「見える化」のためのデバイス類


■ 抜書き
「見える化」の定義 (p24)
(前略)仕事の中身とその中身を考える道筋を「明示化」し「可視化」して、
コミュニケーションを成り立たせる方法。
「見える化」する事で、意見の食い違いも防げる。

「見える化」仕事術 3つの効用 (p30~)
1.仕事の「底上げ」ができる
2.思考を活性化する
3.実行を促進する

ルーチン仕事の「見える化」 (p48~)
誰がやっても、繰返し同じレベルのアウトプットを出せる。
チェックシート
マニュアル
TO-DOリスト など
チェックシート等の効果は実感あり。

思考の「見える化」 (p79~)
思考を「見える化」することで
自分の考えが整理される。
自分の考えが俯瞰できるので、欠陥を見つけやすい。
自分の考えの範囲が明確になる。
その考えを更に操作して改善できる
箇条書き、
ロジックツリー、
マインドマップ、など
自分の考えを紙に書いてみるだけでも、
意外と冷静に見つめなおせる。

計画と実行の「見える化」(p165~)
思考結果は実行してこそ意味がある
PDCA(plan-do-check-action)を「見える化」していて、
「何を行うべきか、どう行うべきか、
進捗やリスクはどうか、対策は必要か」
ということ「見える化」されていることが必須。


■ まとめ
私のツボにはまった前著『思考のボトルネックを解除しよう』
自分の思考の制限を解除したわけですが、
本書ではその解放した思考を具体的に形にしてくれます。

そういう意味で本書は
「見える化」仕事術であり、「見える化」思考法でもあるのかなと思いました。


本書ではここで抜書きした以上の多くの方法が紹介されています。
それぞれの方法は、著者独自の方法というよりは
以前から存在していた方法です。

ですから、それぞれの方法について詳しく知りたければ
それぞれの本を読めばいいわけですが、
実際問題、その方法について
そこまで詳しく知る必要はあまりないのかなと。。。

時間をかけて方法を学ぶより
試した方が身になる場合は多々ありますが、
本書は「仕事術」なわけですから、
まさに試してみて、初めて意味があるわけで。。。

その点、本書は色々な方法が
簡潔に要点よくまとめられているので、
非常に試しやすいのではないかと思います。


本書で取り上げられている方法の一部として
チェックシートやマニュアルがありますが、
私の場合、仕事の内容で
すでに作成実行している内容と
作成しようと思ってまだやっていない内容があります。
はっきり言って、あるのとないのでは、効率が全然違います。

サボってないで、早く作らねば(汗)

ちなみに「忙しくってそんなの作っている暇がない」
という人がたまにいますが、
作った方が、結果的には時間を節約できる事になります。


仕事も思考も「見える化」して、効率化と活性化をしましょうぜ!!


■ 関連
思考のボトルネックを解除しよう!/石川 和幸
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Amazon.co.jp(ブログ記事 / 【9月の読書】思考のボトルネックを解除しよう



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