うつ病診断後しばらくは出勤していましたが、病気が決定されてしまったショックか甘えか、出勤途中に気分が悪くなりだし遂には会社に辿り着けなくなってしまいました。
自分の情けなさと、仕事が忙しい会社への申し訳なさと、生活に対する焦りでパニックになり、最寄りにあるコンビニの駐車場で号泣しながら会社に電話しました。
「大丈夫だよ!深刻に考え無くて良いから!帰れる?迎えに行こうか?」
と言ってくれた社長令嬢Rちゃん。
私が落ち着くまで
「大丈夫だよ!大丈夫!」
と宥めてくれました。

何とか自力で帰宅した後、会社側が緊急会議を開き、異例の自宅勤務が提案されました。
休む事が1番良いとはいえ休んでもストレスの元が家にいる事や、仕事してないと落ち着かない私の性格や、仕事が超多い現実を考えての提案でした。
あれほど頼りなかった課長も会社帰りに私の家に寄り、仕事の受け渡しをすすんで引き受けてくれました。

会社のパソコンをそっくり自宅に移し、外注ではなく今まで通り社員として使って頂けるとの事で、本当に有り難くも申し訳なくも思いながら自宅勤務をさせていただく事になりました。

生活費を心配して、無利子無期限で貸すよと言ってくれた方もいたり(借りてませんが)、会社の奥さんはお見舞いにも来てくれたり、信頼してる霊能者の方を紹介してくれたり、早く良くなる様にとお札を買ってくれたり、たまにしか顔を出せないのに笑顔で迎えてくれたり...

実家の母も私が閉じこもってしまわないように用事を作っては呼び出してくれたり...
兄も心配しながらもプレッシャーを与えないように見守っててくれたり...

たくさんの優しさをいただいて、本当に私は果報者だなと思いました。