タモリカップクルージング2016 富山編(往路番外編、伊根観光) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

 

『タモリカップクルージング2016 富山編(往路中編、姫島→伊根)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12179864695.htmlからの続き。。。

 

2016年7月13日、水曜日。

 

朝7時半頃に目が覚めて外を見るとびっくりするくらい対岸が近い。。。汗

と、同時にびっくりするくらい舟屋も近く感激音譜

 

入港するときは対岸近くにはレーダーで何かが点々とある場所があったり凸凹していたので防波堤ギリギリを月の光を頼りに2艇身ほど先だけを見ながら入ってきたので分からなかったけど、対岸の舟屋の前に漁船などを泊めるためのアンカーなどのブイや桟橋があったみたい。。。1/8マイルレンジなら我が艇のレーダーでも大きなスチロバールは映るみたい。グッド!

 

キールヒットも覚悟して恐る恐る入ってきた港、、、見るからに浅い、、、汗

しかも、岸壁は低い、、、汗

 

入港直後は干満の差で座礁したらどうしよう、岸壁より上に水面がきたらどうしようなんて不安もよぎったものの潮汐表を見て一安心。

 

デプスはセンサーから2,7mを表示、我が艇の喫水はカタログ上2.43m。

以前センサーの表示2.2mでオンザサンドしたので水深は3m弱、、、つまりキールの下は50cmほどあるということ、、、

潮汐は潮汐表の舞鶴から換算して伊根は、

 

昨夜入港前20:18に約30cm、

日が変わった深夜2:10に約27cm、

朝9:09に34cm、

夕方16:26に26cm、

 

一日の海面の上下はマックス8cm!?

 

年間を通してみても

 

一番高く手も45cm、一番低く手もー12cm程度、、、我が艇いつでも一応は入れるようです、、、でも、まあ、誤差や海底の凹凸を考えると潮汐がマイナスの時はここには係留しないほうがいいかも知れませんね。。。

 

目の前には公衆トイレがあって便利。

 

朝食を済ませ、せっかくなので舟屋の中も見せてもらえるガイドツアーに参加しようと思ったもののかなり前から予約しないとダメみたい。。。しょぼん

 

諦めて遊覧船でも乗ってから自転車でうろうろしようと思いながらネットサーフィンしていると海上タクシーで個人的にガイドをしているところがあって、舟屋の中も見せてもらえるということで早速電話。

 

すると、『今、そちらのほうへ向かっていますので、どうぞ乗ってください。』とのこと。

 

ラッキークラッカー

 

電話を切った3分後には海上タクシーの上。船

乗ったのは『亀島丸』http://kameshimamaru.server-shared.com/

 

2名以上で申込みくださいと書いてあったけど、大人一人の料金が1000円だったので2000円払えば一人でも乗せてくれるかな?と思って電話したけど、既に3名のお客さんを乗せていたついでだったみたいで1000円で乗せてくれた。ニコニコ

 

海上タクシーとは言っても丁寧なガイド船。舟屋の歴史やテレビや映画で使われた建物なども丁寧に説明してくれました。残念ながらどの番組も映画も観たことなかったけど観たくなりました。

 

ちなみに舟屋って実は離れで1階は舟のガレージ、2階は客間などに利用されている建物で、道路を挟んで母屋があるんだそうです。

 

ヨット・モーターボート用参考図にも港湾案内にも載っている湾内の”いけす”。レーダにも映っていて大きく迂回したけど昼間みるととても小さい、、、しかも海上タクシーは陸といけすの間を通過。。。

 

写真右の島が”青島”、その左にある”いけす”には”マグロ”が入っていて、東京の築地に出荷しているんだってびっくり

なんでも沖合で捕獲して、この”いけす”に移して1ノット程度のスピードでここに引っ張って来て大きく育ててから出荷するんだそう。

 

あと、伊根は三大ブリ漁場だそうです。湾内の”いけす”は確か鰤と言っていたような。。。

 

なんともノスタルジックな舟屋群、、、

 

映画、『男はつらいよ。』や『釣りバカ日誌』、NHKの連続テレビ小説などの舞台にもなったそうです。

 

湾内の説明を一通り受けたあとは、カモメに餌付けをします。

餌はかっぱえびせん。手に持ったかっぱえびせんを上手く咥えて飛んでいきます。

 

途中、新しい舟屋を建設中、、、どうやら消防艇の艇庫らしいです。

 

 

そんな伊根の湾内をグルッと一回り、

 

40分ほどのクルージングを楽しんで同じ場所に降ろしてもらいました。

 

さて、今度は自転車を降ろしてポタリング。

 

まずは一気に半島の先まで行こうとしたけど、『この先の道路は漁業施設です。関係者以外のものが進入した場合、警察に通報します。』と書かれた簡単なバリケードがあって行き止まり。。。

 

とりあえずUターンして今度はのんびり景色を楽しみながら来た道を戻ります。。。

 

陸からみる舟屋は船からみるのとは違う風情があります。

ただ、観光客的には残念ながらほとんどの舟屋は個人の所有で自由に内部を見学できるものではありません。。。

 

舟屋の中を見たければガイドツアーに参加したり、舟屋を改装して宿にしたりしているところに泊まったり、、、

 

今回、僕が乗った『亀島丸』http://kameshimamaru.server-shared.com/さんの舟屋を見させてもらったりできます。

 

この水面の近さがほんと羨ましい。。。

舟屋とは言わないまでも干満の差のないところで豪華ではなくていいから桟橋付きのお家が欲しいな〰。。。

 

来た道を戻るのも面白くないので、分岐点を丘の上のほうへ向かいます、、、

 

すると着いたのは『舟屋の里公園』。

 

アイスを買って展望台のほうへ行くと、、、

 

伊根の湾内が見渡せます。この6個の”いけす”もレーダーで映っていたな、、、6個とは分からず”何か”程度だったけど。。。

 

↑の”いけす”を避けて奥まで入ると漁協?があり、この中央の赤い屋根の前に艇を泊める方もいるようです。

 

展望台からは我が艇も見えました。こうしてみると夜中に本当に狭いところに入ったもんだ。。。汗

 

『舟屋の里公園』を後に、来た道とは反対のトンネルをくぐって坂道を快適にくだって、伊根の南東の端へ向かいます。。。

 

やっぱり、道路を自転車で走っていてもただのノスタルジックな漁村にしか見えない、、、

 

途中でちょこっと見えた舟屋を覗き込むと、ここは『母屋の離れ』というよりは本当に”艇庫”みたい。。。しかも、中にあったのは木造の和船、、、めっちゃ渋い音譜

櫓を使って漕ぎ出したいビックリマーク

 

夕涼みがてらこんな和船に乗って伊根湾を回るガイドツアーとか流行りそう、、、てか、ないのかな?

 

伊根の南東の端まで行って、舟屋がなくなったところでUターン、、、

 

途中、『江戸時代の舟屋』を見たかったけど、どうやら工事中。。。

工事中でなければ500円で中を見学できるみたい。。。残念。。。しょぼん

 

最後に伊根の絶景ポイント、『伊根浦公園』からカシャカメラ

 

海上タクシーと自転車で2時間で一回りできるくらいコンパクトな観光地の伊根、、、

 

パートナーと一緒に、波の音を聞きながら舟屋に数泊して、お昼寝をしたり夕涼みをしたり、美味しいものを食べたりとのんびりと過ごしたい、、、そのためにはヨットではなくて予約をして陸路で来ないとな〰、、、ヨットは到着時間が不正確だからな〰。。。

 

ホント、伊根って”いいね〰グッド!

 

日本海側のクルージングスポットとしては絶対に外せませんよ!!

 

『タモリカップクルージング2016 富山編(往路後編、伊根→富山)』へ続くと思う。。。