『バウの修理(その134 ボルト穴の処理。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12169771754.htmlからの続き。。。
2016年6月11日、土曜日。
この日の夜から次の日は関西ヨットクラブの大阪湾一周レースの日、、、参加したかったな〰。。。
もしくはK/F艇のNさん情報のJSAF外洋三崎の『第1回ショートハンドチャレンジ1・2・3』の日、、、出来ればこっちに参加してから、初島ダブルハンドヨットレースに参加したかったな〰。。。こっちは第30回の記念回を目標としておきますか。。。
記念回はパーティーとか盛大にやらないかな〰。。。
まあ、たぶんどちらも例のキールの修理がなくても、自艇の仕上げまで頑張ってやって参加できなかったと思うけど。。。
兎に角、今はステムを衝突させない限り外側からはもう手をかけなくても大丈夫なように仕上げることが最優先です。。。
ピールプライを剥がしてみると、、、んっ
すっごい縞模様、、、
『バウの修理(その132 構造としてのステム復活!、、、後編。。。)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-12167777255.htmlで積層したより下手くそじゃん
と思ったけどどうやら気泡ではなくてトライアクシャルのEグラスの各ストランドをバラけないようにまとめている糸が白く浮き出ているだけみたい、、、
後日、試しにトライアクシャルのEグラスを裏表よく見比べて、ついでにストランドをそれぞれ抜いてみると、、、
どうやらロール方向に配されている長いストランドは斜め斜めに配されているストランドの3~4倍の繊維量があるみたい、、、
オマケにこのストランドとストランドを束ねている糸は斜め斜めを一まとめにまとめ、それからロールに対して長手のストランドを先にまとめた斜め斜めに対してジグザグ縫いでまとめているみたいな感じ。。。
どうも、この斜め斜めのストランドが細いのでまとめている糸の太さが分かりやすくなり、さらにピールプライを剥がすことによって、表面のエポキシがほとんど剝がされ更に一際糸が目だってしまっているようだ。。。
トライアクシャルのEグラスってこんなんなんだ、、、
まあ、造船所から送ってきた物だから問題ないでしょう。。。
もしかすると世の中には、すべて同じ繊維量のトライアクシャルのEグラスもあるかも知れないけど。。。
トライアクシャルのEグラスの縞模様が気になりつつ、兎に角、作業を進めます。。。
まずはのこぎりで木材の代わりに入れたナビセルをある程度形を整えるために切って、、、
サンディング開始〰、、、、
ギュイ〰ン〰、、、
で、こうなった、、、
足場の高さが足りず大変だったデッキ部分、、、
縞模様が酷すぎて、てっきりストランドとストランドの間に空気が入っていると思って削ってしまったチェーンプレートの取り付け部分、、、
全然空気なんてなくて
ということで↑トライアクシャルのEグラスを詳しく裏表&ストランド&糸をチェックしたのでした、、、
削って損した。。。
木材の代わりに入れたナビセルもサンディングして成形、、、
流石にステム先端とナビセルの間にギャップが出来たな〰、、、
もう一度マイクロバルーンエポキシパテで埋めなきゃ。。。
午前中にサンディングができたら、その日の気温が最高に達してから下がっていく時間に積層開始です。。。
まずはエポキシを準備して、、、
ガラスも準備して、、、
ボルト穴を処するときに少し削ってしまったけど既に5層ずつしてあるクリート部分を除いて、修理中のデッキ全面と、、、
フォアガイの取り付け部分がトライアクシャルのEグラスが2枚重なるように、、、
そして、前回修理した部分と今回修理した部分がオーバーラップするように積層します。
準備が整ったら、、、、
土曜日でパートナーがいるので、、、パートナー目線の写真で、、、
まずは右舷から、、、
エポキシをボトボトボト〰、、、
ゴムベラで伸ばして、、、
端まで伸ばして、、、
伸ばして、、、
全体にエポキシが行き渡ったら、マスカーごと二つに折って、、、
運んで、、、
予定の位置に置いて、、、
伸ばして、、、
ある程度押さえれたら、マスカーを剥がして、、、
きっちりと位置を合わせて、、、
引っ張って、押さえて、、、
引っ張って押さえて、、、、
引っ張って、押さえて、、、
引っ張って押さえて、、、
不要な部分をカットして、、、
ちょっとエポキシが行き渡っていなかった部分に刷毛で空気を抜きながら行き渡らせて、、、
全体的にゴムベラで押さえこみながら空気を抜いて、、、
空気を抜いて、、、
大体空気が抜けたらピールプライを、、、
貼り付けようと、、、、
こっちを引っ張り、、、
あっちを引っ張り、、、
大体合わせれたところで、、、
ゴムベラで押さえこもうとしたけど少しゲル化が始まって、、、
脱泡ローラーに持ち替えコロコロ、、、
『ローラーが見えない』
というカメラガールの言葉で、、、、
デッキ側もコロコロ、、、
兎に角、ローラーが動かせなくなるまでコロコロ、、コロコロコロ、、、
コロコロコロコロ、、、、コロコロコロコロコロ、、、、、コロコロコロコロコロコロ、、、、、、コロコロコロコロコロコロコロ、、、、、、、コロコロコロコロコロコロコロコロ、、、、、、、、コロコロコロコロコロコロコロコロコロ、、、、、、、、、コロコロコロコロコロコロコロコロコロコロ、、、、、、、、、、
出来た〰
温度も湿度もいうことなし!
しかもめっちゃ綺麗
どうやら一番太いストランドを内側にしたらピールプライのキックバックによるストランドとストランドの間の気泡は皆無、繊維も重力によってエポキシが流れ出ていかない向きだからかサイドもとても綺麗
まあ、ピールプライの馴染的にシワになるのは仕方がないだろう。。。
このボルト穴の処理に入れた黒いパイプを見てパートナーは、、、
『なぁ〰にぃ〰、そのピップエレキバンみたいなのは〰』
だって。。。
色は逆転だけどね。。。
ついでに木材の代わりに入れたナビセルの目止め兼ギャップも埋めておきます、、、
ここに貼るつもりだったピールプライ忘れてきた、、、ちーん。。。
まあ、削りましょ。。。
2016年6月12日、日曜日。
この日は昼から雨予報。。。
でも、そのおかげで気温的には昼頃がマックス、、、
ということで、、、
朝早くサンディングを始め、、、
サンディングが終わったら、チェーンプレート部分の増積層分のダブルバイアスのEグラスの切り出しのための型を取る。。。
この日は先日の反対側、、、
縦縞がある辺りが今回の修理部分、、、そこから後ろが前回の修理部分、、、白っぽいのはオリジナルのフェアリングフィラーでWoven clothが綺麗にすべて残っている部分、、、その3か所のほぼ中央はオリジナルのWoven clothがほとんど削られてしまった部分、、、
この辺りすべてをカバーするように、、、
また、修理部分前方デッキとフォアガイのパッドアイを取り付ける部分を、
先日を同じように積層します。。。
パートナーはのんびりとおやつタイムにやってくるはず、、、
僕は雨の前にすべて終わらせる、、、
トライアクシャルのEグラスを準備して、、、
エポキシを準備、、、ヤバっスタンダードハードナーが足りない、、、
スタンダードハードナーとファーストハードナーって混ぜれるのかな???
混ぜないほうがいいよね、、、
仕方がない、、、ファーストハードナーで積層するしか、、、
温度は30度、湿度は48%、、、
先日と左右が逆なだけで作業は同じなので文章は割愛、、、
積層を始めてから1時間ほどで完了
後は片付けるだけ思ってバウハウスから出たとたんにポツリポツリ、、、
積層中に雨が降って来たらマズいと思って積層前にすべてを片付けておいたから問題なし。。。
まあ、ゲル化も始まったし湿度48%なら風もあるし一気に湿度が上がることはないだろう、、、
しかも、不幸中の幸いにファーストハードナーを使って積層できたので湿度が上がる前に、湿度の影響を受けない程度まで硬化は進むだろう、、、
硬化が進みさえすれば、あとはピールプライが守ってくれるはず!
パートナーにアイスを買ってきてもらって少しゴロゴロ、、、
様子を見にバウハウスを覗いてみると、、、
湿度は65%に、、、
そういえば、以前の雨で少しだけ修理部分が濡れていたのを思い出して原因を想像してみると、位置的にはたぶんクリートからスピンポールの先端を経由してバウハウスを吊っているシートから垂れてきていたような位置、、、
ということで再びバウハウスに入って、シートを伝って雨が垂れてきても大丈夫なようにマスカーを貼って養生をしておく、、、
とはいってもマスカーの上から触った感じでは既にカチカチ、、、
マスカーがペタっとくっつくような感じも一切ない。。。。
30分ほどで湿度が5%ほど上がった、、、
ファーストハードナーで積層できてホントよかった〰
2016年6月13日、月曜日。
ピールプライを剥がして、
サンディングしてみると、、、バッチリです。
これで前回修理部分とのオーバーラップが出来たのでその間でオーバーラップが足りずハードスポットになることもないでしょう。
あ”〰っでも、縞模様がストランドを束ねている糸だと気が付かずに削ってしまったステム部分の補修もしないとな〰、、、
まあ、補修って言っても元の形に戻すための増積層の意味合いが強いけど。。。
『バウの修理(その136 ステムヘッドの構造完全復活!!)』へ続く。。。