シリーズでなぜ、観術が必要なのか?について語ります。
今の時代、今の日本にとって、なぜ「観術」が必要とされるのでしょうか?
リーマン・ショック以降、先進国は変化の方向性を失い、世界では
2億3,000万人以上の雇用が失われ、 新しい産業と新しい雇用を
創出する必要性が叫ばれる中、IT産業、金融産業に続く、
革新的な産業はなかなか見つかっていません。
その中でも日本はGDPの200%近い借金を抱え、国家破綻の
危機状態に陥っています。日本は過去、黒船襲来をきっかけに
外圧による危機を一致団結して明治維新を起こし、新たな日本を
創ることにより突破しました。
今、日本は明治維新、戦後復興に次ぐ第三の革命が必要なときです。
世界が新たなイノベーションを必要とする中、モノを変化・運動・移動
させる科学技術では、 多様な人間関係のトラブル、無縁社会、うつ・自殺の
問題、少子高齢化社会などを根本的には解決できず、意識改革を
唱えても、意識とは何なのか?心とは何なのか?が明確ではない為、
経済問題や環境問題を作りだす人間の意識を変えることも
できないのが現状ではないでしょうか。
そこで期待されているのが、観点を変化・運動・移動させ、
人間そのものをイノベーションする技術、「観術」です。
観術が注目を集めるのには、2つの理由があります。
1つは、
人間とは何なのか? 意識・心とは何なのか?といった
本質的な問いの答えが明確に理解できること。
もう1つは、
それを現実に(職場や日常生活などで)応用・活用でき、
実際に多くの人が変化しているからです。