昨日はこの時代の危機を突破させる鍵が観術(感動技術)に
あるといいました。
今日は観術について語る前に人間の観点の変化の歴史について
語りたいと思います。
昨日の記事はこちら
農業社会から産業社会へのプレートのチェンジが起きました。
それまでは、牛、馬の時代が当たり前だった時代から、
車、鉄道ができ、自然の力から機械の力へ力の移動が起きたのです。
力の変化を起こしたのは科学の進歩でした。
地動説以前の時代は神を中心にして、思考論理が展開されていました。
科学が急速に発展する大きな出来事がコペルニクスが唱えた
天動説から地動説でした。
それまではずっと信じて疑わなかった、地球を中心にして、
天体が回っているという考え方を大きく覆したのが
地動説だったのです。
当時は地球を中心にして、天体が回っているという考え方が当たり前
だったので、地動説は当時の時代の人たちに大きな反発を与えました。
コペルニクスの地動説を擁護したブルーノは火あぶりに
処せられてしまいます。
それくらい固定した観点を変えるのが難しかったし、容認しがたいこと
であったということではないでしょうか。
現代の私たちが見ても地球が動いているようには見えないし、
天体が回っているように見えますよね。
目に見えることが真実ではないということを
証明したのが、地動説でもあるのです。
地動説を契機に科学が急速に発展していきます。
見ている世界を疑うようになり、人々の考え方のパラダイムシフトが
起きたのが、地動説だったのです。
地動説を境に
神を中心にしてきた世界、信じる世界から、
科学を中心にしてきた世界、理解する世界に
社会全体が変わるようになってきたのです。