訴えるよ、ハニー。みさなんこんばんは、お久しぶりでもないしま♪さんでござる。みなさんはもうXPの送別会は済ませられたでしょうか?今回はそれにまつわるまためんどくさいお話です。
さて。
どういう内容になるかはもうこの画像を見ればおわかりになるでしょう。
以前同じような画像を見ていただいたことがありますが、あの流血事件 再びでござる。前回は太股をプチッと切って血が止まらなくなったのですが、今回は親指をざっくりイってしまいまして、この様です。
順を追ってお話ししましょう。
まずは今から十日ほど前に、一応新しい、と云うか中古なんですけど、乗り換えるパソコンを手に入れて、早速XPの送別会という名の、設置大作戦を始めたのね。ウチの場合、パソコンを換える理由、或いは、換えるのに一番重要視するのが、エレクラ関連の機器。具体的に云うと、DAWソフトと、オーディオ・インターフェースなのよ。
そもそも、エレクラの歴史の中で、DAWを導入した時がXPとのつきあい始めで、結局XPを使い続けている間、ほぼ同じバージョンのDAWをずっと使い続けていたのね。その辺の事情は前に打ち込み遍歴 としてちょっと話したけれど、結局、それに合わせてスタジオも完備したし、そこからちょっとずつ手を加えていって、かなり使い勝手のイイスタジオができあがっている。
昨年姫がブーブーという話の時にも、ボーカリストにはこれ以上唄いやすくならないはず、と云うところまで追い込んだセッティングの話 に触れたけれど、それでも基本のソフトと、ラインの機材はほぼ十年超、変わらずに今まで来たのよ。結局、それが今回の話の遠因ではあるんだけど。
まぁ、いろいろ批判もあるでしょうが、XPのサポートが終了するのは現実で、どうしたって受け入れざるを得ないんだから、この際出来る範囲で新しくするんだけど、結局、OSだけでなく、DAWソフト、オーディオ・インターフェースも入れ替えるハメになってしまうのね。
で、とりあえず話を先に進めると、OSの入れ替え、XPパソコンからの乗り換えは、それほど困難もなくスムーズに移行できた。まぁ、見栄え、インターフェースに慣れる時間は必要だったけれど、少なくとも、パソコン本体はかなりパワーアップしたし、メモリーなんか旧からすると6倍にしちゃったので、多少オーバースペックかも知れないけれど、ああ快適になったね、という感じにはなったのね。
そこで一呼吸おいて、いよいよエレクラ関連の設定に移るぜ、となったんだけれど、まずはオーディオ・インターフェースの入れ替えから始まる。詳しい話は後回しにするけれど、とにかくこれが曲者で、なかなか思うセッティングにたどり着けない。ある程度ネットで仕入れはしていたんだけれど、どうも機能が足りないとか、やれ接続のアレが足りない、これを設定してからこれをやれとかで、何度か楽器店、電気屋、などを歩き回ることになったのね。
それでもなんとか、もうこれで大丈夫、と一段落付いたのが、一週間後の金曜日、21日の祭日で、その日手に入れた物をパソコンにつなげばもう完璧だろう、と云うところまで来たのよ。まぁ、あくまでも、機材の準備が整って、DAWが使えるようになる、といういわばスタートラインにたどり着く、ってコトなんだけど。
で、ウチの場合、ボーカルを録るブースとの仕切に使っている棚をはずすと、パソコンの裏にすぐアクセスできるようになっていて、ただ、その棚を移動するのがちょっとめんどくさくて。それでも便利であるから、もうこの度何度目かの移動に取りかかったのね。
棚を動かして、パソコンの裏に回って配線をいじって、ある機材の入れ替えをしていたのね。オーディオインターフェースなんだけど、詳しい話は後日に回す。それは、一応これで大丈夫、と思って設置した後、不具合が見つかるという憂き目に会っていて、だから、しっかりと両面テープのごつい奴で固定してあったのよ。
これがどういうワケか強力にくっついてて、手でめくろうとすると、機材自体が壊れそうな勢い。これは両面テープをはがさないといけないな、と思い立って、ちょっと厚みのある物なので、それをごりごり切っていくために、カッターを取り出したのね。幸いウチにはガンプラのおかげで、鋭利な刃物には不自由してないのね(笑)。
まぁ、もう予想は付いたでしょうけれど、そのカッターでごりごりやっている時に、機材を押さえている左手の親指を、刃がごっつり突き刺さったというか、撫で切りにしたというか。指先から爪の付け根までの2センチぐらいパッサリ逝っちゃったのね。それを図にすると下記の通り。
刺さったカッターの刃を見て、いささかショックを受けまして、かつて旋盤を動かしていて、小指の先を飛ばしかけた時のあの悪夢を思い出し、また、冒頭の流血事件も頭をよぎり、慌てて指を押さえた。とりあえず、二つに分かれているんだから、絆創膏で繋げるしかなかろう。
で、絆創膏のあるところまで走って、箱を取り出そうと手を離した途端、ボタボタボタッ、と血が落ちてきてもうパニック。絆創膏を取り出すはずが、胃腸薬を取り出してしまう慌てよう(笑)。
なんとか絆創膏でさっくり裂けた指先を合わせて、タオルを巻いて、病院へ。あの流血事件の時も駆け込んだ近くの整形に、車を飛ばして、と云っても、左手は不自由したままミッションを操作してなんとか、辿り着いたという感じ。ただ、不運にもその日は祭日、今日は当番でも何でもないので医師はいない。
美しい看護婦さんが消毒してくれたけれど、それ以上は無理なので、結局、皇子も入院したあの大きな病院へ行くことに。もう車の運転は無理。タクシーを呼んでもらって、なんとか救急外来へ辿り着いたのね。
でも、結局の所、深く切ったとはいえ、縫うほどのことでもないかな、とものすごく愛想の悪い先生に云われ、こっちも件の小指の時に麻酔をしたけれどこの痛さは何?ああ指先ってあんまり麻酔効かないんだよね、と云うのを覚えていたので、このままで良いのなら縫わないで、ということになったのね。
翌日、最初に行った整形にもう一度診てもらって、しばらく通院することになって、今は静かに指先がちゃんとくっつくのを待つ、という今日この頃。今はもう数日経ってますんで、扱いには慣れないですけど、痛みも治まり、多少こうやってブログを更新する勇気もわいてきたところです。
どっちにしろ、新しいパソコンの話は、更新テストの意味も兼ねてしようと思っていたのですけれど、まさかこんな話題になるとはねぇ。さっきも云ったように、パソコンの設定、機材の設定が終わったところで、そこはまずスタートラインで、そこからいろいろとやることはあるのね。ちょうど、エレクラ意欲も高まってきていて、いろいろ計画していて、その端緒にブログの更新を、なんて目論んでいたのが、早速停滞。
そもそも、XPのサポート終了、なんていうのがなければ、パソコンを買い換えることもなく、当然今までの機材でやっていけるわけですから、パソコンの裏をあれこれすることもなく、そして、怪我することもなかった。もう一回云う、XPがそのまま使えていれば、怪我することもなかったはず。
これは訴訟王国アメリカなら、当然訴えるぞーっ、となるに違いない。
まぁ、でも裏返せば、XPのサポート終了がなければ、パソコンを買い換えることもなく、そのためにいろいろと考えること、新しい発見とか、工夫とか、そういうこともなかったわけで、どちらがどうなのかは、分からないので、その辺はまた後日ダラダラと長話しようと思っているのね。
だから敢えて云う、泣き寝入りする、と(笑)。
なんてね、そのカッターって買った時から本当によく切れるカッターだなぁって思っていたんだよね、って云ってみました。去年ギターの改造した時なんか、そのカッターはものすごく便利に切れてくれてて、やっぱりブランド物は違うなぁ、とか云ってて、後日その切れ味を自分の身体で証明することになるとはねぇ。よく相撲で怪我すると、ぱっと塩をまくけれど、パソコンの裏に盛り塩とかして置いた方がいいのかな?とりあえず薬師如来を拝みには行く、ってコトで。
それでは今日はこの辺で、ごきげんよう。