忘れていたよ、ハニー。先日コメントにも書いたように、最近塩昆布が旨い。パックの緑茶だが、昨日話したどうでしょう謹製の湯飲みで飲むのにすこぶる合う。おかしな話だが、茶が進むのね。私はだいたい何処へ行っても、少し変わったモノを口にしたい時にはぜんざいを頼むのね。最近はファミレスにもあるので、頼みやすい。そのきっかけになったのが、通り町商店街の入り口の二階に喫茶店があって、そこのぜんざいがすこぶる美味しかったのだ。そのぜんざいには箸休めに塩昆布が着いていて、コレがまた絶妙だったのね。ぜんざいを食べに行っていたのか、塩昆布を食べに行ってたのか解らないが、とにかく私の中に旨い=ぜんざいの方程式ができあがったのはそれからなのね。ということで、本日の一枚はコレだ。
さて。
言い訳するつもりはないのだけど、本日は夕刻よりウトウトし始め、例の地震で目が覚めた。実は夢を見ていて、壁の向こうにいる姫に、実はオレ、世界の支配者になったことがあるんだよね、という話をしていた。それは、夜空を見上げていると、星の隙間に星の集団が現れ、プチプチと泡のように、そこここに集団は現れ、それが瞬く間に輝きだし、夜空一面星だらけになったのを、夢の中で見たことがあって、それを称して、世界の支配者、というらしい。二重、三重に謎だらけの夢だが、その最中に、私はうなり声を上げてそれで目が覚めたのね。そしたらグラグラっと、来た。
ああ、コレは寝ている場合ではない、ってことだな、と起きあがっておもむろに工房の机に座ったのだけど、さぁやるべ、という段階になって、瞬間接着剤がカチカチに固まっていたのに気が付いた。それでなくてもすぐ固まるのに、前回使ったのは二月のことだ。そうそう、買い置き、と思って資材倉庫を探ったが、それがなかったのね。不覚にも、仕入れておくのを忘れてしまっていたのだよ。
それで、今日は仮組二日目、ということにして、いろいろ改修点とか考えながら写真撮ったり、また色合いとか、一応在庫調べとかやってお茶を濁したってワケね。
まぁ、もうみんな知っていると思うけど、今度造るのはズゴックという機体で、私が一番好きなモビルスーツです。なので、ある程度気合いは入っているのですが、逆に変になったらイヤだな、というのもあって手を加えるのを躊躇しつつ、でも、もっとずんぐりむっくりにしたいな、などと考えているのね。まぁ、失敗したら、次にシャア専用も控えているので、その予行演習と思えば良いんだけど。
ズゴックの特徴といえば、頭のないジャミラ形状と、鋭い爪。今日の一枚の、アレね。
先日、ちょっとその爪というか手についてちょっと考えた。ガンダムといえばモビルスーツで、モビルスーツは基本、人型汎用兵器になっている。人型の特徴は、頭、胴体、二足歩行、腕、そして、手。その手、なんだけど、なんで五本指の必要があるんだろうね、というようなことを考えていたのね。
解答から先に言ってしまうと、指がある手、というのはそれこそがまさに汎用、なのよ。なんでも出来る、なんでも掴める、なんでも支える、なんでも持てるのよ。そういう意味では、結構ちゃんとした理由のある造形なんだな、と思うのね。
簡単に、指のない形状として、ズゴックの手は、そういう意味では使い勝手が限られる。というか、コレはもう兵器としての使い道しかない。兵器としては、なんたってジムを一撃で貫いてしまうんだから、破壊力は抜群。実際はどうか解らないけど、ナイフみたいに切っ先が鋭ければ、ジャブローの岩ぐらい簡単に砕けるだろうし、人もまっぷたつとか。
でも、弱点はモノが持てない、ってことだよね。コレは、実は兵器としてはかなりマイナスポイントじゃないか、と思うのね。どちらかというと局地専用とか、ワンオフの類で、使い道が限られるんじゃないかと思うのよ。それよりは、ザクの系譜のように、どこに行ってもなんでも出来る方が、ずっと量産機としては高性能だと思うのね。
そういう意味での手、ってとてもすごい機能を持っているんだよね。
その延長として、では、ズゴックに武装をする時にはどうするか?と考えると、手に持てないんだから、背負うか着けるかしないといけないんだけど、そうなるとなんかかっこわるいんだよね。ズゴックらしさが失われるというか。そのために、一応武装としては、爪の根本に砲銃を備えているけど、コレは弾倉補充とかそういう意味でもかなり曖昧な設定だよ。
似たような形状に、攻殻機動隊のタチコマがあるけど、アレはちゃんとマジックハンドらしいマニピュレイターになっている。つかむというよりは、つまむ感じだけど、ズゴックよりは使い勝手がよさそう。話は逸れるけど、最近私と姫の間で交わされたメールは、ほとんどが攻殻機動隊の話で、エレクラ一押しになっているのだが、ワタクシ個人的には、話は「笑い男事件」の方がずっと面白いが、タチコマの活躍というか、最後に泣かせるのは「個別の十一人事件」の方だよな。
話を元に戻して、しかしタチコマ風にズゴックをしてしまうと、独特の禍々しさが無くなり、きっとジムも貫けなるのはがっかりだ。何か解決法はないか?やはり、手を使う動作は、ゴッグにまかせるのか?あの手も微妙だぞ。
昔ジャンボマシンダー、というおもちゃがありまして、かなり大きな、三歳児ぐらいの大きさのおもちゃだったんですけど、それにマジンガーZがラインナップされてました。ご存じのように、マジンガーZはパイルダー・オンッ!と空飛ぶ羽根が別口の飛行機みたいなヤツなのと、なんといってもロケットパンチ、で一世風靡しました。
そのジャンボマシンダーにも、ロケットパンチは装備されておりました。詳しくは覚えてないんですけど、飛び出すよりは、スポン、と抜ける感じだったと思います。まぁ、子供ですから抜いて、敵役のオトモダチの所に投げつければ良いんですけど、それでは玩具の名が廃る。確か、付け替え可能で、いろんな飛び出す手、というのがオプションであったんです。
別売りだったんですけど、いくつか二の腕から先、というのが発売されてまして、通常の腕だけではなく、それこそドリルみたいなのが飛び出したり、斧のような形状のモノもあったような記憶があります。まぁ、逆転の発想といえばそうですけど、飛び出すおもちゃを、付け替え可能に転換するアイデアはなかなか、商魂たくましいというか。
余談ですけど、うちにもそのマジンガーZがあったんですけど、すぐに砂場行きでした。砂場に行って、バラバラにして、泥だらけになって持って帰ると家に入れてもらえず、雨ざらしのままいつしか捨てられたのね。結構値が張ったと思うんですけど、子供ですからね。そういう意味では、私ライディーンが好きで、唯一超合金を持ってたんですけど、あっという間にお風呂場行きでした。超合金も、サビには弱い。あっという間にボロボロでしたよ。コレも値が張ったと思うんですけど、それ以上に、大事に持っていれば今頃レアな感じで高値が・・・。
話が逸れましたけど、ズゴックもそういう感じで、二の腕から換装方式にすれば、戦う時には爪で、倉庫ではぶっとい指仕様で、とか、そういう感じの方が、モビルスーツらしいというか、そういう設定の方がいいような気がしますね。
ガンプラ、というのはそういう想像力というか、いわば妄想の産物で、妄想の中のリアリティ、という不思議な理屈の中で自由に遊ぶことが出来ると思うのね。そういう意味では、ずっとずっと大人の視点の方が、楽しめるような気がするのね。先日、仕事ライクに、という話をしたけど、勤労とか、そういう倫理みたいなモノを身につけている方が、バーチャルな感じで、楽しいと思うのね。事実、一年戦争から伸びる一連の作品は皆、大人の労働者の悲哀が根底にずっと流れているからね。それはそれはずっと、奥深い作品が出来ると思うんだけどね。
ところで、最近、手のことを考えていたら、こんな画像を見つけました。あんまりネットで拾ったモノをこれ見よがしに披露するのは嫌いなんですけど、コレです。
バンドでこういう楽器を抱えた集合写真で、いつもドラマーはショボーンなんですけど、彼女たちの一連の画像は、巧いこと考えたなぁ、と感心していたのね。一番ドラマーに目がいくし、なんたってカッコイイ。でも、彼女、勢い余って左手が、股をくぐってしまったんだね。かっこわるいわけではないけど、小父さんはイヤらしい目で見てしまったよ。
みなさん、手のやり場にはご用心を。
なんてね、なんで女性ロックバンドはセクシー路線を目指すのかな、って言ってみました。たぶん元祖ガールズロック、ランナウェイズの影響だと思うんですけど、あの頃は確かにガールズがロック自体がセンセーショナルだったし、ある種の差別もあった。それを乗り越えるための下着ルックだったんですけど、今はもうそういう時代でもないし。前にも言ったけど、テレキャスやレスポールに一番似合うのは、ロングスカートなんだよ、ってコトで。
それでは今日はこの辺で、ごきげんよう。