驚いたよ、ハニー。昨日に引き続きね、朝全くもって空回りのてっぱんを、ただ目覚ましのためだけに見て、ゴロゴロしていたら虫の知らせか?いつもなら直ぐに消して読書、がワイドショーなんか見てて、はな○に松下さんが。どんなに手を伸ばしても届かないが、今度生まれ変わったら松下さんが弾くピアノになりたいね(笑)。
さて。
昨日もちょっと触れたように2003年末、ワタクシ専務とケンカして失業しました。なぜか同じ時期に姫も失業しました。確か結婚らしきモノの影響だった気がするのですが、良くは覚えてないのね。で、気が付いてみると、今もそうだけど、私と姫ってだいたい同じ時期に転職とか失業とかしているのね。
今でも覚えているけど、この時のクリスマスって、まるで狙い澄ましたように年末進行が始まった途端に失業して、エレクラ的には時間がいっぱい取れて良かったんだけど、辞め方が辞め方だし、次の仕事って行っても直ぐには見つからないし、で随分とヘヴィな気分を抱えての作業だったのね。
お互い顔を合わせても暗い表情でサ。まだ、今の方が全然笑い合っているような気がする。でも、まぁ、エレクラに集中集中、って事で、いつものクリスマスの作業を始めたわけ。
前の年、奇蹟のクリスマス、と今は言っているけど、当時はアレくらいウチなら簡単なモンさ、ぐらいに思っていたから、当然次の年、つまりこの年だってやれば出来ると思ってたのね。でも、結局曲を作ってみると、去年の二番煎じみたいで、当時はあまりそんな気はなかったんだけど、やはり一番を越えるのは難しかったよ。
なにより、いつの間にかなかなかレコーディングに人が集まらなくなってしまった。姫は隠居とか、でも失業してなんだか中途半端だし、み~&ふ~は相変わらずいつもの調子で、別にクリスマスだからって気負いもなく、淡々とこなすって感じで、なんだかエキサイティング、というのとはほど遠かったのね。
ちなみに、その時の曲を聴いてもらうと。
白 (←←←クリックしてね)
星に願いを(デンジャラスバージョン2003) (←←←クリックしてん)
淡いカラーリングが、何かずっと心持ちまで浸食してしまったような。オマケに最初の頃のパソコンの作業って、ズルによく使っていたのね。まぁ、ズルって言うと聞こえは悪いんだけど、編集ということを覚えたから、イイトコ取りでアレをこっちにコレをこっちに、って感じで、まぁ、ライブ感を残したまま、みたいなこととはほど遠かったのね。
味をしめた、というのは結局私に限らず姫もそうで、後は頼む、メンドクサイで帰る、という事が半ばいつものことになってしまって。資質の低下?というには、それほど深刻には考えてなかったんですけど。
まぁ、長いウチにはそういうこともあるサ、という感じで、わりとそういうのにはエレクラは慣れっこになってましたしね。元々、キャーキャースゲェー、というのとは無縁のユニットですから。
で、私事ですけど、だいたいレコーディングの半ば辺りで、翌年初めから職業訓練に通うことになってまして。それが決まっていたんでひとまず、年末年始をやり過ごせば、ナントカ目処は付いていたので、心持ち的には軽くなってました。
今考えると、そこから崩壊へ真っ逆様で、このクリスマスの不出来がいろんな意味でキッカケだったと言えなくもない。
簡単に時間を追っていくと、まずは転職先が休日もなく働かされる所で、エレクラに割く時間が極端に少なくなってしまった。元々、木工から鉄工への職種変えで、それに慣れるのに時間がかかったというのもあるんですけど、小泉さんのお陰で景気が上向いて、信じられないぐらい仕事量が増えたのね。お陰でお金には不自由しなくなったし、仕事も直ぐに覚えたけどね。
それで、エレクラが休みがちになり、み~さんが巨乳でお願いします、と名言を吐いたミーティングにより、毎月発表という看板を下ろすことになる。それで、半年に一度、12cmCD一枚作る、っていうことになったんですけど、実はそれもままならなくなって、最後のクリスマスを迎える。
コレはナントカこなしたんですけど、次の夏のプロダクションでトドメを刺される事件が起きて、THE END。
それから三年してやっと復帰して、今に至るということです。実をいうと、2004年から2008年の復活までは、まだ時期が近いという事もあって、俯瞰で話すというほど整理できているわけではないのね。だから、まぁ、詳しい話をしようとすると、きっと愚痴になると思うのよ。
でも、変な話、今のエレクラを支えているのは、その間の感情であり、その時に見えたモノなのね。いろんな事がベーシックになって、今を支えている。それは決して、無駄ではなかった、ということだと思うのね。でも、それは無駄にしない、と誓ったからでもある。
その崩壊に至る過程で、とても残念なことがひとつだけあって、その崩壊に至るキッカケになったCDがあるんだけど、それはいろんな、ここで名前を出せばへぇそんな人が、って誰もに頷いてもらえるような方々に、聴いてもらう算段を着けていたのね。それが結局、空約束になってしまった。
まぁ、それは今更言っても仕方がないんだけど、ひとつ言えることはね、私は限りなく無能だったけど、でも唯一のエレクラの営業マンだった、って事なのよ。この話すると、ちょっと悲しくなってしまうんだけど、私はどんなに下手くそでもエレクラっていうモノに誇りを持っていたし、たとえ下手くそ、といってCDを投げ返されようとも、堂々とこれ聴いてください、って渡すことにしていた。その為の精進だし、その為の努力だし、向上心とか、結局前向きのパワーになっていたのね。
だから事ある毎に、何処へ行ってもエレクラの宣伝をして、CDを聴いてもらう算段を着けていた。少なくとも、私以外にエレクラに関わったスタッフで、そういうことをやっていた人はいない。それは姫もそうだし、み~&ふ~もそう。例えば、私にだって不得手なテリトリーはあるわけで、女性しか参加できないような場所もあるわけで、そこでエレクラの宣伝とか、そういうことはお願いね、といっても誰もやってくれなかった。
イヤ、友達が聴きたい、とかいうことはあったよ。それも嬉しかったけど、長続きしなかった。そういう繋がりって、だいたいお付き合いで聴いてくれる人がほとんどだったからね。それよりは、例えば仕事に繋がるような、そういう営業は、結局私しかしなかったね。
それで最終的に、私は一番聴いて欲しかった人に近づくことが出来て、その機会を見つけて、営業をかけて、結果はわからないけど、もしかしたら、という夢だけでも絶対にモチベーションに繋がったと思うのよ。そういう所をいくつか見つけていて、だからこそ、気合いが入っていたし、エレクラらしいモノを押し出そうと躍起になっていた。
でもね、やっぱりそれは完成に至ることが出来なかった、という事は私の失敗なんだよね。その責任は私が負うしかないんだよ。少なくとも、私はそれで飲み込んだ。悔しさを飲み込んだ。飲み込むにはあまりにも対象が大きすぎたので、お腹を壊して、大変なことになった。それが復活までのしばらくになった。
その時間をずっと待っていてくれて、励ましてくれて、というのが姫だったのね。ヤツには感謝している、とここでだけ言うけど(笑)。だから、まぁ、新しいボーカルが見つからなければヤツに任せるしかないんだけど、それもいいかなと思うのね。散々待たせたんだから、まぁ、姫がまた動きやすくなるまで今度は私が待つ番なのかな、って。ただ、もったいないっていうだけでね。
という事で、明日は一応最終回のつもりだけど、どうなるかわからないので、予定は未定ということで。
なんてね、蚊がまだいるから絡まれて大変だよ、って言ってみました。先日もういらネェだろう、と思って片付けたノーマットをまた出して、駆除に大わらわなんですけど、この季節まで生きているヤツはやはりひと味違う、って事で。
それでは今日はこの辺で、ご機嫌よう。