昨日はね、
『ファンタジープラネット』のパンフレット撮影だったんですね。
「パンフレットがある公演!」て、もう、そこからガッツリ感動的なわけです、小劇場界に生息する弱小生物として粛々と日の当たらぬ時間が余りに長かった我々としては。
ハインリヒの衣装が用意され、ヘアメイクも入って、グッと、キャラクターが色彩を帯びる。
薔薇の花は薔薇と言う名前でなくても変わらず美しいだろうけど、美しくなかったら例え名前が“薔薇”でも、そんなん薔薇じゃねー!てわけで。
あ、いや、見た目は重要だ、て話。人を見た目で判断するのは良くないて噂もあるけど、舞台芸術に至っては、ひとつの“見た目”を創り上げるために物凄い数の大人が涙ぐましいほどに全力投球の努力をするわけです。
とにかく、肉体と精神をお貸しする側としては
「あー、ハインリヒてこんな奴かあ」と、どこかストンと腑に落ちるところもあって。
今回、俺、生写真の販売があるのだそうです。
初めてブロマイドを売られたガチガチ引きつり笑いの極上文學から約1年。
「売れるのかなあ?」と言う不安は相変わらず健在ですが、
でもなんか、それなりに覚悟もある。