『桜雪』が全公演終了しました。

いろいろ書きたいことがありすぎて、
1日ブログを書きあぐねていたのだけれど、
でも、いざ書くとなると、
何から書いたらいいのかわからない。

今回、様々なことにこだわって立ちました。
ただの朗読劇にはしたくなくて。
自分が何を信じて芝居をする俳優なのか、
そういうことがハッキリ自覚できた公演でした。

出会った瞬間から王手をかけられてしまったような、
そういう恋。
雪女と、ひとりの絵師の物語は、
ものすごく儚くて、
だけれど、あまりに大きなエネルギーを秘めていて。

細かい話は、追々書いていきたいのだけれど、
とにかく感謝しています。
素晴らしい出会いもありました。
スタッフ、共演者にとびきりの愛と感謝を。

そして、参加してくださったみなさん、
本当に大好きです。
朗読の特性だと思うのだけれど、
儀式めいてる。
みんなで想像して、虚構の世界が実像を結んでいく、
奇跡のような時間でした。

初めて知り合えたみなさん、
今後ともよろしくお願いします。

あちこちから応援に駆けつけてくださった皆さん、
物凄く勇気をもらいました。
これは、本当に、本当です。
どう感謝を伝えていいのかわからないくらいに、
本当に、泣きそうなくらい、ありがとう。
客演は、やっぱ、怖くもあるから。
みんなのおかげで、立てるんです。

お花も、ありがとうございました。
嬉しいし、誇らしい気持ちになる。
幼い頃から、植物に触れると元気がでる自分がいたりもします。

あ、そうそう、ブロマイド、何度か造刷してくれたみたいなのだけれど、
最終的に売り切れたとのこと。
なんか、それも嬉しかったなあ。
もちろん、自分の写真が売られるのって気恥ずかしくもあるのだけれど、
時間の欠片を、みんなが持って帰ってくれているって、
すごく安心するんです。
舞台は、容赦なくどんどん消えていってしまうから。

最終日には、アフタートークゲストでとしもりさん来てくれた。
けっこう久しぶりに会ったけど、
会った瞬間に饒舌になる自分がいたりもして、
なんか悔しくて苦笑い。

『桜雪』

これにて終演。
どうか、どうか、
この公演のことをみなさま、覚えておいてください。

ありがとうございました。