さっちゃん、
は、けっこうながく、友達です。
目を見れば人の本性ってバレるというのは通説ですが、
さっちゃんの目は、鹿やリスのそれを50倍ファンシーにしたような、
「半年間、ハチミツに漬けておきました」みたいな目であって、
さっちゃんは、「牧歌的」を絵に描き表したらこんなルックスになるんだろうな、的なひと。
こっちがどんなにロークオリティな冗談を言おうとも、
「うわはははは!は・・はっはっ・・・うわはははは!」
と、呼吸困難めいた笑い方をしてくれるのです。
「これはカニかに?」と言ったとしたら、
「カニ・・・カニカニ・・・カニ・・ひ、っひひっひひわはははは!!カニ!」
と、手を叩きながら笑い続けてくれるような、ひと。
昨年『ゴべリンドンの沼』を観にきてくれたんです。
拓馬の芝居を観てくれるのは、初めてのこと。
公演がある旨を伝えたら、
もちろん、さっちゃんらしく、「あ、俺、いくわ。」と、
目じりに皺を寄せての即答。
終演後、ありがとうと告げに行くと、
さっちゃんの蜂蜜漬けにされたようなあの目は、
泣き腫らしたようになっていました。
一緒に来てくれた友達によると、
本番中、さっちゃん“ゲボしそうな勢いで”号泣をしていたそうです。
「さっちゃん、感受性、すごいんだね」
と、なんだか嬉しさのあまり、
僕だって、わけのわからないことを言ってしまったくらいでした。
歌が、さっちゃんの仕事だというのは知っていました。
さっちゃんはいつもギターを持っているからです。
・中肉中背(てか、中つっても、中の上、くらい)、
・究極的に「無害そう」な顔つき、
・眠れない夜のホットミルクよろしく温和な性格
拓馬が彼のスタイリストなら
・・・・首に手拭いを巻いて、もんぺを穿かせたいような、
そんなさっちゃんでした。
まあきっと、フォークとかやってるんだろうな、と。
「僕の初恋の相手は君さ~雨の降る日に~」、とか。
「今年の刈り入れ時は大忙しさ~」、とか、
そういう歌を、歌っているんだろうな、と。
だけれど、こっちも忙しくて、彼が毎週のようにやっているライブにはただの一度も行けぬまま、時間が過ぎました。
で、去年末に、
たまたま彼の歌を聴く機会があったのです。
卑屈そうにギターを抱えて、
頭ポリポリかいたりして、
「えへへ」的に、なぜか笑ったりして、
観てるこっちはちょっと心配。
「じゃあ・・・・」
と、ギターをかき鳴らした瞬間・・・・
あの・・・
二重人格なんでしょうか。
それとも、彼の本性なんでしょうか。
別人なんですね。
すんっげー、かっこいいの、さっちゃんが、、
上篠幸雄(かみじょうさちお)が。
バリバリのロックやないかーーーい!!
シャウトしとるやないかーい!
どこぞの新喜劇よろしく大袈裟にズッコける場面でしたが、
拓馬は、そうはしませんでした。
見入ってしまったんです。
聴き入ってしまったんです。
で、です。
どうしていきなり、さっちゃんのことを、書いているか、です。
なぜだと思います?
出るんです、拓馬、
さっちゃんのライブに。
驚きました??
о(ж>▽<)y ☆
なんと、さっちゃんの誕生日記念ライブなのです!
拓馬はオープニングアクトを務めさせていただきます。
大好きな友達にプレゼント買うお金さえないけれど、
とびきりの物語り一篇くらいは贈ることができます。
http://kamijo.bakufu.org/top.html
↑ さっちゃんのサイト。
PVみれます!
前に、正午くらいに一緒にサミットでビールを買って外で飲もうとしたものの、
程よい座り場所がなく、
仕方がないからそのへんのアパートの玄関に腰かけて飲んでいて、
住人の方から、
「ゴミは、持って帰ってよね!」
と二人で怒鳴られた仲です。
もしご興味ある方は、
obonro_pr@yahoo.co.jp
までご連絡いただくことができれば幸いです!
と、うふふ
告知なのでした!