朝からのスタジオの一仕事終えて、稽古まで時間があるけどお金がないから道端で弁当を食べようとしたら、
「おいお兄さん、なにする気だ」
声をかけられて、あれ?と思ってキョロキョロしたら、拓馬が座ってたのがマンションの前だったんですね。
声の主は、上の方……三階の窓から声をかけてて、ケンケンしてると思ったら、「ゴミ捨ててくなよ」と言うわけ。こっちは弁当くうだけだから大丈夫だと伝えたらば、そこから10分くらい会話。
前はマンションの前がゲーセンで若者がゴミを捨てて行って頭にきてたこと、嫌がらせにションベンをしてく奴がいて悔しいこと、マンションを買うなら耐震性の問題から昭和60年以降に建てられたものを選んだほうがいいこと、週刊でD51模型キットがついてくる雑誌を購入してそれをいま作っていること(1890円が100巻だから完成まで19万かかるらしい)などを話してくれた。
なんだけど、地べたと三階の、ロミオとジュリエットもビックリな関係であって、首が痛いなぁと思い始めていたら
「お兄さん、上、あがってくる?」
と言われた。三階の窓から鍵を落としてくれた。
飛行機のプラモデルや海亀の剥製や吊り下がった唐辛子や造りかけのD51がある部屋で、お茶と、中華どんぶりをいただきました。
寝不足で判断能力がひどく鈍麻しているのだけれど、なんか不思議な体験をしたようなしてないようなしたような。
ちなみにご本人は飛行機が好きなのだけど、D51は最近91歳で亡くなったおとうさまから譲り受けたものなのだそうです。
神様が気分転換を送ってくれたみたい。感謝。
稽古がんばってきます。