なんだか数日間鬼の忙しさだったのだけれど・・・

12日には
三浦麻旅子×おぼんろフォトシアターvol1
『メタモルリバース』
のために、
麻旅子さん、敬江さんと三人で撮影ロケでした。

細かい内容は伏せますが、
撮影中、得も言われぬトランス事情を体験しました。

麻旅子さんとのフォトセッションは3度目で、
被写体になるときはあれこれ考えずに麻旅子さん前にいるのが一番良いということを、もう知っています。ガラス材質の人型の器に入った、色の混じったゼリーになった気分になります。コーヒーにミルクを入れた瞬間のモヤ~と広がるところが大好きなんですが、自分の中にそのモヤ~が起きる気がするのです。皮膚と宇宙が距離ゼロになる感じがして、気が付くと何時間かが
過ぎています。

怪しい雲行きだったのですが、それがまたなんとも良く、撮り合えた直後に雨が降り出すという妙な奇跡もあり、なんだか超常的なものへの感謝を抱いてみたり。

が、しかし・・・・・



とにかく寒かったのであります。


壊れて停止寸前の機械人形のように、
ガタガタガタガタ震えたものの、

そこは、さすがは麻旅子さん。
近くの温泉を探していてくださったのです!!

湯船につかっても20分くらい震えていたという、ものすごい凍え方でした。
衣装とメイクをそのままに脱衣場にいたら番頭のおばちゃんと仲良くなりました。

お風呂を出て女性陣が出てくるタイミングがわからず、
コンセントを借りて携帯の充電をしてたりしました。

おばちゃん「誰かを待ってるの?」
たくま「女の人。ふたり」
おばちゃん「スカート穿いてる?」
たくま「えーと・・・ひとりは、黒いズボンだったと思う」
おばちゃん「・・・・(意味ありげな笑い。去っていく)」

数分後
おばちゃんはまたやってきて、なぜかひそひそ声で

おばちゃん「いま、これ、これしてるよっ!(ドライヤーをする仕草)」
  
記念撮影を一切する暇がなかったので、深夜1時前、
別れ際にパシャリ。

で。

今朝、麻旅子さんから送られてきた写真を確認したわけです。


さすがに驚きました。
「すごい」なんて言葉は陳腐すぎるし何も伝わらないけれど、
変に表現して濁したくもないので敢えて「すごい」とだけ言いたいです。

とにかく言葉が溢れてきたので、
もろもろの予定をキャンセルして、
脚本執筆です。

コレボレーションて言うのはこれを言うのだな、
そんな、確かな実感。