何かを無視するほどヘビーなことはない
無視するってのは、片時も忘れないってことだもの

辛い過去、
とかは、半目を開けて覗いててもめんどくさいから、
両目見開いてみちゃったほうが小気味いい。

あぁ、こんなことしたい
とかも、したいのにできないことで気持ち腐るのはめんどくさいから、
他の何を差し置いてでも、やっちまったほうがいい

拓馬は子供の時からウソつきで、
(ついに、みんなを集めて大手を振るってウソをつくのが仕事になったけど)
ウソについては詳しいよ。

ウソはバレる。
絶対に。

自分で自分を騙そうとしても、
バレる。
自分だもの、自分のウソくらい、みやぶれるっつーの。

しかも、
「薄々気付いてはいたんだけど」期間は、
正直しんどい。



好きに生きることと、
楽に生きることの違いも分かる。

100メートルを10秒台で走れる人生が好き!
て、それなら結構ギタギタのトレーニングしなきゃだめだし、

でもそれは、
やり始めたら、
それはちゃんと、気持ちいはずだ。

ジャージがないから、
つってジョギングできない時間がもったいない。

短パンだってかまわない。

短パンもないなら、
トランクス。あれは、短パンにも見える。

走ろうかな、
どうしようかな、
ダメだ、今の僕は走ってる場合じゃない、
この衝動はシカトだ。

少なくとも拓馬は、
そんなのしたくない。

そのくせ、
いろいろへたっぴで、
案外、無視だらけのムシクイ状態だったりもする。

だから、
なにも無視しないでいられるよう、努力をすることにした。

ひとつ、ひとつ。

それって、
結構ギタギタにヘビーなのもわかってるけど、

気持ちくスウィーツな時間になるってのも、
統計的にわかってる。


エンヤコラ。


いまがそのとき。
いつだって。