忙しい。

なんだけど、

おかしいなあ。
台所で企画書を書いていたはずなんだけど、

忙しいはずなんだけど、

うーん、どうも。
なんというか・・・


気が付いたら・・・・・・あぁ・・・・・・・・・・・・
 
同じネットや皿に居合わせたミカンたちの関係性について思う。

性格はみんな違うんだけど、
いがみ合ったりしない。

性格が悪い奴もいるんだけどね、

なにせ、みかん、腐るの早いから。
食われる=さようなら
が、目的のひとつでもあるから

いがみ合ってる暇ないんだよね

常に、永久の分かれフラグ。

ハッピーにしてなきゃ、
ビタミンCも枯れ果てるぜ!

別れる、とか、
「死」は、どんなスケールだろうと、
どうしても僕らは悲劇性を想像してしまう。

みかん達は食われるときに笑いながら
「あ!俺の番だ!(皮を剥かれながら)やっほーい!じゃあね!」

それが、ミカンの幸せです。


・・・・・・・・て、思いながらも、
やぱり、なにか哀愁を感じる。

口に運ばれて、
細胞の膜を、歯でぐしゃぐしゃと砕かれて破かれて食われてく。
痛くないはずもない。
エンヤの音楽とかかけて、劇的なシーンに仕立てたくなる。

恋人になら食われてもいい、
みたいな気持ちは、僕にも抱ける。
でもそれは、痛いくらいに過激なことの気がする。

ミカンも、そんな?
て気がしてみる。
そうかもしれない。

でももしや


本当に本当に、

ミカンたちは食べられるのが
ケラケラと嬉しくて仕方がないだけかもしれない。


それは、わからない。
話したいなあ、ミカン。


顔を書いてしばらく見つめ合って、
話しかけてみるけど、

うー。やっぱり、返事はないかあ