穂高東中事件~地元長野からのコメント  湯河原中事件~訂正とお詫び | ・大津、出水、そして全国の子供たち、死んじゃいけない~ヘロの独り言

・大津、出水、そして全国の子供たち、死んじゃいけない~ヘロの独り言

・ 全国で子供たちが陰湿ないじめによって死に追い込まれている。
  命を奪うものは直接の加害者だけじゃない。見てみぬふり、時には言葉の暴力や直接の暴力で、子供たちを死に追いやる教師もいる。
  そんな狂った社会に向けて、老人は怒りをこめてつぶやきます。

穂高東中事件 地元長野から集中して届いたコメントのご紹介

本ブログ 4月8日の穂高東中事件  新聞連載はじまるに、地元長野の方々からあいついでコメントが寄せられました。主旨はいずれも、クラ君親子の非を指摘し、ゆえに支持できないとする点で共通した内容です。また、主張の根拠は信濃毎日新聞に連載開始された記事のようです。
私は本ブログで連載開始の事実をお伝えしましたが、残念ながら東京で発行されたものではなく、当該連載はネット公開もされていないため、まだ現物には目を通しておりません。現在、クラ君が転記作業中と聞いており、その作業の完了を待って読み通す予定です。ただし、当該連載をバイブルのようにふりかざし、「読んだか」「読んでから発言しているのか」と声高に叫ばれていますが、この方々の主張の細部については記事に目を通してから固めて応じさせていただくとして、目を通す以前にも指摘できる点は指摘しておきたいと思います。
そういうことで、あいついで投稿されたコメントを、以下に、要点部分のみ抜粋して他の読者の皆さんにもお伝えし、ご判断していただけるよう掲載いたします。全容詳細は上記記事名をクリックすれば、確認してもらえます。

★12. クラ君とクラ君のお母様の一方的な思い込みのためにどれだけの人が傷ついて、どれだけ苦しんでいるかご存知ですか? あの記事は事実ではないです。東中の生徒はみんなわかっています。校長も担任もそして体罰をしたとされている顧問もみんな悪くありません。むしろ被害者です。顧問の先生はすごくいい先生でした。いなくなってしまい残念です。
<はるさめスープさん>

★14. ここの皆さんは、信毎の「むすんでひらいて」を読んでおられますか?私はクラママさんを応援していましたが、あの記事を読むうちに段々疑問を抱き始めました。
名簿にクラ君の名前がなかったのは、クラママさんがプリントを出さなかったからです。他は全員、期限までに提出しています。その後、保護者会の人たちがクラママさんのご実家に何度も電話したけれど連絡がつかず2日後に名簿を配布する必要があったため、空欄のままの名簿になってしまったのです。(クラママさんはプリントを「受け取っていない」としている と書かれていましたが、意地悪でプリントを渡さなかったのなら、その後ご実家に電話する必要があったとは思えません。)更に、その名簿を渡す保護者会にもクラママさんは欠席されています。ですから、その場で訂正することもできなかった。クラママさんは「しらべようと思えば調べられたはず」と怒ったそうですが、保護者会では「個人情報を勝手に調べて載せるわけにはいかない」という考えだったそうです期限内に書類を出して貰えず、その上提出しなかった人から怒られ、市教委から注意を受けるなど、もし自分がその立場だったら、非常に精神的な苦痛を受けたと思います。他にも新聞記事を読んで、初めて知った事実がいくつもありました。はるさめスープさんがおっしゃっていることも、事実かもしれません

★17. ブログでは詳しく触れられていなかった事実が、新聞によって一部明らかになってきています。加害教師を持ち上げてなどおりませんし、被害者親子を不当に貶めているわけでもありません。記事によって明るみに出された事実を、いくつか列挙したまでです。新聞記事で初めて知ったことは他にもあります。事実を無視して、何がなんでもクラ君親御を擁護しようという気には私はなれません。同じ年齢の子を持つ親としては、「ヘタをすれば自分が保護者会の人間の立場だったかもしれない」とかなり戦々恐々とする内容でした
ヘロさんは、あの記事をお読みになられましたか? きちんと読んでも尚、レス15番のようなお考えならば、盲目的に擁護している、或いは正義も道理もどうでもよくて失礼ながら、何か他に目的がおありなのではないかと勘ぐってしまいます。(ご自分が学校全般に恨みを抱いていて、私怨を晴らしたい等) 本当に仲間なら、間違っていることを「そこは違うよ」と教えてあげられると思うのです。支持者が引いてしまうような事実に対し、忠告もできないようなご関係なら、仲間とは言えないと思います。或いはクラママさんと同じ感覚の持ち主なのでしょう。もう一度確認させていただきたいのですが、ヘロさんは、あの記事を読まれたのでしょうか?

★21. この件に関しては、一方的な情報だけを鵜呑みにするのは危険だと思います。私自身、イジメ被害者の会やひきこもりの会などと多少関わってきましたが、これはちょっとレアケースだと思います。「学校の目だけで」判断しろとは言いません。「お母さん目線」「他の保護者目線」学校目線」すべての視点からトータルで見るべきです。他者の視点が入って初めて明らかになることもありますので。最初に記事を読んだ時は、「すごい、記事になってる!クラ君、よかったね・・・」と思っていたのですが、第3回目あたりから、段々と客観的な事情が書かれ始めて「え?名簿の件は差別じゃないのでは・・・」とかボールの件は顧問が保護者会ときちんと相談し皆納得した上で購入を決めていたこと。しかしクラママさんが保護者会に欠席したため「聞いていない」と蒸し返す形で騒動になってしまった事を知りました。運営に文句があってもいいのですが、その前にまず、きちんと保護者会に出席する、必要な書類はきちんと期限を守る。この当たり前のことをやっていたら、ボールのトラブルも、名簿のトラブルも起こらない筈のことでした。
<以上 松沢さん>

★25.客観的に信濃毎日新聞の記事を読んでいて感じたことは、この母親はすべて自分の思い通りにならないと、批判を繰り返し、息子が学校へ通えないのも人のせいにしているのだなということ。これでは、本当の解決にならない。世の中、自分の考えと違う意見があることを認めることができず、人の気持ちがわからないのだとも思う。もちろんこの教師や校長に至らないところもあったと思うが、こんな記事にされて気の毒だ。大勢の人を不快にさせている。私は、全くの他人だが、こうした自分勝手な言い分には黙っていられない。世の中が完璧ではないように、学校だって完璧なわけではない。その中で、学校や保護者会の方々はよくがまんしていると感心する
<アイさん>

★26.新聞記事を読んだだけの、初心者(?)です。検索しているうちに、ここに辿り付きました。本当に不愉快な記事でした。最近、学校側の不祥事が目立つので「体罰?差別?けしからん!」と思って読んでみたら・・・
・名簿に電話番号が載ってない、差別だ!→母親が書類を提出していなかっただけ。しかも、名簿に載せるため保護者会の人たちが何度も実家に電話してる
・ボール代金七千円?おかしい!→ボールの規格が変わった&予算の問題。顧問は保護者会に相談、話し合いの結果個人負担に決まったが、母親は保護者会をサボったので知らなかっただけ。それなのに校長やら教育委員会やらを巻き込んで大騒ぎ。
松沢さん、アイさんに同感です。学校や保護者の方々が気の毒になりました。安曇野市の皆さんは、とても我慢強いんですね。はるさめスープさん、お疲れ様です・・・
<四月さん>

あえて論評するまでもないことですが、ここで語られている【事実】とは、名簿の件とボールの件だけですね。事実関係は記事の全容を把握してから応えていきたいと思いますが、つきつめれば水掛け論にもなりかねない議論で、しかも、それは事件の核心をすりかえてしまう視点だとだけ予め申しあげておきます。はっきりさせておくべきことは
●だから、教員による暴行・暴言、つまり事件そのものが存在しなかったということですか?
●だから、事件は存在しても、加害教員は免罪されるべきだというのでしょうか?
ということです。そこが核心であることを、どなたも何故か意図的にぼかしています。

つけくわえて言えば、松沢さんも四月さんも、はるさめスープさんにきわめて同情的ですが、この人が主張しているのは、記事はウソだということと、暴行教師はいい先生だということだけです。記事に基づいて親子を非難している方が、記事をウソだという主張に同情的なのは、すこぶる興味深い。さすがに【メディアにおどらされるな】という「ゆいさん」の主張に言及していないところは賢明ですが(笑)
なお、【この教師や校長にいたらないところはあったと思うが】という表現で、事件の核心そのものを抹殺してしまう論理は、きわめて悪質とだけ言っておきます。

湯河原中事件について ヘロからのおわび

昨日記事のコメントで、地元住民の発言が湯河原町の件ではないことを知りました。そういう誤解のうえでの論理展開があったことを、町民のみなさん、生徒のみなさんに深くお詫び申し上げます。もちろん、【よそ者】にたいする視点という意味で語った内容に誤りはないと考えていますが、それが湯河原の事件に該当するかどうかは別問題です。湯河原に結びつくような表現で、誤解を拡大してしまったことを深くお詫びします。