内房線全駅間歩き1(蘇我-木更津) その2・小湊鐵道のレトロと農村風景 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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(その2からの続き)

 

-八幡宿(8:10発)-五井(9:13着・9:30発)-

 

 

八幡宿(やわたじゅく)駅に着きました。

浜野駅よりも立派な橋上駅舎ですね。

 

 

 

ホームは1面2線の島式です。

少なくとも戦後以降ずっとこのホーム構造ですが、

かつては外側に側線が伸びていたようです。

 

時刻は朝の8時。

ホームで待つ人は多少増えてきましたが、

やっぱり土日と考えても少ないような気がします。

 

 

 

次の駅へ向かいます。

 

先ほど歩いて来た「駅前通り」は1970年代にできたようですが、

駅前から南へ向かう道は昔からこんな感じだったようです。

 

 

 

宿場町の名残か、古い建物もちらほらと。

そんな一角にはスーパー銭湯もあるという。

 

 

 

国道297号に合流して、再び埋め立て地へ。

 

 

 

国道357号…ではなく、16号に合流。

東京湾岸をなぞってきた国道357号ですが、

浜野から南はその役割を国道16号にバトンタッチしています。

 

道路の反対側には京葉臨海鉄道が走っています。

反対側に歩道が無いため、線路はよく見えませんでしたが、

社名が記された看板と速度制限標識が線路の存在をアピールしていました。

 

 

 

もちろん右手側は京葉工業地域です。

左手側は警察署やらロードサイド店やら工場やら。

埋め立て地ゆえか、住宅はあまり見かけませんでした。

 

 

 

ずっと国道を歩くと五井駅からかなり離れてしまうので、

10分あまり歩いたところで国道を離れて南へ。

 

 

 

線路と国道の中間を走る白銀通りへ。

こちらはロードサイド店が立ち並んでいました。

 

 

 

「くじ」歯科というから

院長が「くじ」さんなのかと思ったらそうではなく、

どうやら朝の9時から夜の9時までやってるからっぽい。

もちろん、休憩時間はあるみたいですけど。

 

 

 

五井の市街地が近づいてきました。

まだ雰囲気が変わらないのですが…。

 

 

 

駅へ向かう吹上通りに入ると、一気に街っぽくなりました。

 

五井駅は何度か降りてますが、

こっち側歩いたの初めてだったような気が…。

 

 

 

五井駅に着きました。

八幡宿駅よりもさらに街っぽい駅舎ですね。

 

 

 

ホームは1面2線の島式です。

左奥に見えるホームは小湊鐵道のホームです。

昔は小湊鐵道の列車が千葉駅まで乗り入れていたこともあるそうですよ。

 

 

小湊鐵道の列車を見ながら一休み。

ちょうど養老渓谷行きの列車が発車する時間だったのですが、

乗客は2両あわせて20人もいなかったと思います。

 

この時期の養老渓谷は確かにオフシーズンですが、

養老渓谷10時半過ぎ到着の列車でこれしか乗っていないというのは

あまりにも少ないような…。

 

 

 

今度は東口から出てみようと思います。

 

連絡通路からは小湊鐵道の車庫が一望できます。

車庫もレトロな雰囲気ですね。

 

 

 

東口には小湊鐵道の本社もあります。

一瞬、車庫の事務所かと思ったくらいコンパクトですね。

 

 

 

車庫の一角には蒸気機関車が保存されています。

こちらはアメリカから輸入された「1号機関車」。

小湊鐵道開業当初の旅客・貨物輸送を担っていたそうです。

 

 

 

車庫の先で踏切を渡りました。

 

一見、何の変哲も無い踏切なのですが、

実はこの踏切、全国的にも珍しい「打鐘式踏切」なんです。

機械音ではなく、実際に鐘を鳴らしているのです。

 

どんな音するかって?

今回は列車が来るまで待てなかったのですが、

ちょうど同じ踏切を撮った動画が外部にあったので、

それを紹介したいと思います。

 

 

 

実は、小湊鐵道の打鐘式踏切はここだけじゃなくて、5カ所ほどあるそうです。

夜乗ってこれを聞くと、まさに「千と千尋」の世界ですよ。

 

 

 

線路を渡った後は、

住宅地を南へ下りました。

 

 

 

養老川を渡りました。

 

 

 

対岸は昔ながらの住宅地でした。

狭い道を線路の方向に向かいました。

 

 

 

ここで踏切をもう一度渡りました。

 

 

 

踏切の先は一面水田が広がっていました。

奥に見える森は小さな神社でした。

 

 

 

振り返って1枚。

 

水田の先を走る内房線。

その先には住宅地が広がっています。

 

 

 

小道を南東方向に進み、

大きな道に突き当たったところで南へ下りました。

 

 

 

蒲田橋を渡りました。

 

ここで右折して川沿いを進む予定でしたが、

行ってみたら、なんと工事で通行止め!

 

工事終了は夕方とのこと。

日が暮れるまでは待てないので、

地図アプリで代替路を探りました。

 

 

 

曲がる予定だった次の角を右折して道なりに進みました。

集落の中をしばらく歩いていましたが…

 

 

 

集落を抜けると、こんな風景が。

 

写真ではわかりにくいですが、

奥には京葉工業地域の煙突が何本も立っていました。

 

 

 

大きな道に出たところで右折。

 

次の角を左折すれば、予定のルートに戻ります。

むしろ今歩いたルートのほうが近かったかも…。

 

 

 

この道路をこれから南西方向に進みますが、

反対方向にはこんな看板が。

 

周囲は宅地化が進みつつありますが、

まだ農村らしさも残っていますね。

 

 

その3へ続く

 

 

八幡宿駅から五井駅先までのGPSログ(1/54,000)です。

 

五井-姉ヶ崎間は県道24号を歩くのがわかりやすいと思います。

今回のように小道を駆使すれば距離を短縮できますが、

当然道しるべはないので事前の確認は必須です。