中央線全駅間歩きepisode.0(東京-新宿) その3・懐かしの鯛焼きと205系 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
X(Twitter)アカウント:@Oaksky8

 
その2からの続き

-四ッ谷(14:00発)-信濃町(15:03着・15:10発)-千駄ヶ谷(15:38着・15:45発)-
-代々木(16:03着・16:15発)-新宿(16:38着)

 



次の駅へ行く前に、ちょっと寄り道したいと思います。

四ッ谷駅から新宿通りを少し新宿方面に進んで、裏道に入ります。
裏通りに入れば、閑静な街並みが広がっていますが、
そんな一角に行列ができるお店がありました。
 

 

 


そのお店は、たい焼きの店「わかば」。
実は、私が浪人生だった時によくお世話になったお店です。
後から調べてみると、ここは東京で三指に入るたい焼きの老舗なんだとか。
当時はそんなことも知らず、おやつ代わりにむっしゃむっしゃ食べてましたが。


昼下がりの時間にもかかわらず15人くらい並んでいて、
道行く人が次から次に行列に加わっていきます。
1人で10個も20個も買っていく方もいて、列はなかなか進みませんでした。
30分近く並んで、ようやく念願のたいやきを手にすることができました。

浪人生時代は、並んだことすらほとんどなかったん気がするんだけど…。
平日の夕方ばっかり行ってたからかなぁ。




近くの公園でさっそく食べてみました。
ここのたい焼きは、しっぽの先まであんこが入っています。
見た目も味も、とても懐かしかったです。

2つ買ったんだけど、もう一個は後で食べよっと。




四ッ谷といえば、迎賓館も有名ですよね。
改めて見ると、日本の中にヨーロッパの王宮があるような感じです。




迎賓館と赤坂御用地の脇を通って、信濃町駅へと向かいます。
谷間に広がる閑静な住宅地を抜けると、坂の上に信濃町駅が見えてきました。




信濃町駅に着きました。
時刻は15時を過ぎていました。

四ッ谷駅を14時に出たので、この区間の所要時間は1時間あまり。
所要時間の半分が、たいやきの待ち時間か…。

 

 

 

ホームは1面2線の島式ホームです。

ホームの大半が人工地盤の下です。




明治神宮の外苑を通って、千駄ヶ谷駅へ向かいます。
大江戸線全駅間歩きの時は遠目からだった、絵画館の前も通過しました。




解体工事が始まった国立競技場ですが、今のところ目立った変化はありません。
工事を説明する看板がなければ、まだ現役じゃないかと思ってしまいます。
こんな調子で、新スタジアムは4年後に完成できるんだろうか?

 

 



東京体育館では、ちょうど春高バレーが行われていたようです。
左側のマスコットはバボちゃんでしたっけ?




千駄ヶ谷駅に着きました。
春高バレーがちょうど終わったのか、高校生が次から次にホームへと流れ込んできました。

 

 

 

ホームは1面2線の島式ホームです。

左側にあるホームは、1964年の東京オリンピック時に使用された臨時ホームとのこと。

長らく使われていませんでしたが、2020年の東京オリンピックに向けて再整備が行われ、

2面2線の変則相対式ホームに生まれ変わるそうです。




千駄ヶ谷から新宿までは大江戸線と駅間が重なるので、
大江戸線全駅間歩きとは違うルートで歩いてみたいと思います。

千駄ヶ谷駅の中央付近にあるガードをくぐり、新宿御苑に沿って北へ向かいます。
閑静な住宅街を少し歩くと、新宿御苑の千駄ヶ谷門が見えてきました。
新宿御苑には何カ所か出入口がありますが、千駄ヶ谷門は位置関係的にちょっと地味な気が。




明治通りを渡り、代々木駅を目指します。

 

 



新宿駅からも見える「ドコモタワー」の足下にさしかかりました。
ドコモタワーは高さ275メートルの超高層ビルですが、
実際にオフィスが入っているのは下から3分の1ほどで、
残りは機械室とアンテナが占めているというのだから驚きです。

どんだけ大きなアンテナなんだよと小一時間…。




山手貨物線(埼京線)の踏切を渡ります。
ちょうど埼京線の205系電車がやって来ました。


…ん?
埼京線の205系???

埼京線って、全部E233系に置き換えられたんじゃなかったっけ?
先週、丸一日かけて埼京線全駅歩きしたときは全く見かけなかったぞ。


ちょっと気になって調べてみたんですが、
埼京線の205系は完全に引退したわけではなく、
1編成だけ予備編成として生き残っているんだそうです。

もうしばらくはこの光景が見られるそうですが、
なにせ1編成だけなんで、おいそれとは見られるものじゃないですよね。




代々木駅に着きました。
背後には、ドコモタワーが見えています(ちょん切れていますが)。

 

 

 

ホームは3面4線です。

山手線内回りと中央線各駅停車中野方面は同一ホームで乗り換えできます。

 

 

 


ここまで来れば、今日のゴール・新宿駅はもう目と鼻の先です。
代々木駅のホーム端からは、すでに新宿駅の特急ホームが見えています。
実際、両者の距離は200メートル弱しか離れていません。

要は、代々木駅の南口に戻るよりも、新宿駅に行ったほうが近いってわけです。
同じ代々木駅にいるはずなのに。




いよいよ最後の駅間です。
代々木といえば、なんとなく予備校の町というイメージですが、
小田急線の踏切が見えるまで、そのような建物には出会いませんでした。

大江戸線歩いた時は、小田急線の踏切を通過するのにえらく時間がかかりましたが、
今回は列車を1本見送るだけであっさり通過できました。




背の高い建物が増えてきました。
高層ビルの谷間を抜けると、新宿駅はすぐそこです。




新宿駅に到着しました。
 

 

 


新宿駅のホームはとても混雑していました。
他の駅だと、電車が出て行くと、一瞬でも人がいなくなるタイミングがあるのに、
新宿駅にはそんな瞬間がまったくない…。
というか、ちょっと電車が遅れると、あっという間にホームの反対側まで行列が伸びてしまう…。
日本一の乗降客数を誇る駅は、やっぱり並大抵じゃありません。


とにかく、これで中央線の東京-新宿間も無事踏破しました。
距離は15kmあまりと、いつもに比べるとずいぶん短かかったのですが、
いつも以上に濃密な全駅間歩きだったような気がします。
その証拠に、歩いた距離の割にずいぶん疲れた…。

気がかりだったこの区間を踏破したので、
あとは遠慮無く西へ西へ歩くことができそうです。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。

(おわり)


1月10日(土)  天気:晴れ  歩行区間:東京-新宿  日出時刻/6:50 日没時刻/16:47
鉄道距離:10.3km  歩行距離:15.4km  総歩数:31,721歩  駅数:11  所要時間:6時間35分

東京(10:03発)-1.7km-神田(10:36着・10:45発)-2.2km-御茶ノ水(11:52着・11:57発)-
-1.1km-水道橋(12:14着・12:20発)-1.5km-飯田橋(12:42着・12:55発)-1.4km-
-市ヶ谷(13:23着・13:30発)-1.1km-四ッ谷(13:50着・14:00発)-2.3km-
-信濃町(15:03着・15:10発)-1.7km-千駄ヶ谷(15:38着・15:45発)-1.2km-
-代々木(16:03着・16:15発)-1.4km-新宿(16:38着)


 
四ッ谷駅から新宿駅までのGPSログです(1/30,000)。
このあたりは、大通りに沿ってオフィス街が続く、賑やかなイメージがありますが、
裏通りに入ると、都心とは思えないくらい閑静な住宅地が広がっていました。



 
全行程のGPSログです(1/70,000)。
「東京都心」とひとことで言っても、その顔は場所によって大きく異なっていました。
ありきたりの言葉ですが、そんなことを強く感じた全駅間歩きでした。