今日の卵 vol.1 | 医療法人オーク会 不妊ブログ|体外受精、卵子凍結など生殖補助医療を専門に診療しています

今日の卵 vol.1

こんにちは、培養士の高野です。
今日から、普段私たちがお預かりしている卵をご紹介したいと思います。

本日ご紹介する卵は、私たち培養士が最初に出会う採卵直後の卵の姿です。
採卵時卵子はこのような状態で回収されます。卵子の周りに卵丘細胞が
ついている状態で卵丘卵子複合体(COC)と呼ばれます。

体外受精の場合、COCの状態のまま精子をふりかけ、精子はこの細胞の
間を潜り抜けて卵子に到達します。顕微授精の場合は培養士の手によって
卵丘細胞をとり、ICSIを行ないます。











拡大すると次のように見えます。











これから『今日の卵』として、様々な段階の卵を写真つきで解説
していけたらと思っています。