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2017-05-23 08:40:55

体外受精セミナーのご案内

テーマ:コーディネーター
コーディネーターの上田です。

新緑の美しい爽やかな季節となりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

オーク会では、先日体外受精セミナーを開催し今回も多くの方に
受講いただきました。47名の参加で、当院の患者様はもちろん、
これから当院に転院を検討されているご夫婦の方も多くいらっしゃい
ました。ご夫婦での参加も増え、夫婦での意識が高まっていると感じ
ました。

タイミング法スタートの方、人工授精からステップアップをお考えの方、
また体外受精をスタートしていてIFCEやERAなどの検査を検討して
おられる方など、様々な治療段階の方がおられますが、それぞれに大変
参考になる内容となっております。

これから治療をお考えの方、また治療中の方も一度セミナーに足を運んで
みてください。

「本や雑誌、ネットでは分からなかったこと、実際の治療の流れを知る
ことができてよかった」
「説明だけでなく、先生達のお話や体験者の方のお話が聞けて良かった」

などアンケートでも今後の治療を考える参考になったとのお声をたくさん
いただきました。

セミナー後のお茶会では、各テーブルを医師や培養士、看護師が伺い、
みなさまのご質問や相談をお受けしております。
普段聞きにくいことが聞けたり、直接話ができて有意義だったと大変好評です。
不妊治療は患者さまのお気持ちが大事です。溢れる情報に惑わされず、ぜひ
良い目利きができるよう正しい知識を持っていただきたいと思います。

私達スタッフはお一人おひとりのご希望に沿い、ベストな提案ができるよう
日々研鑽してまいります。
一日でも早く皆様に赤ちゃんが授かりますように。セミナー予約や治療のご相談を
コーディネーターが承っております。スケジュールや料金のことなど、
何かありましたらいつでもご相談ください。

来月の体外受精セミナー 6月10日(土)15:00~17:00

ご予約、お問い合わせ、お待ちしております。
すでにご予約をいただいている方は、どうぞお気をつけていらしてください。


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2017-05-18 21:28:25

新しい排卵誘発法 HMG-MPA法

テーマ:田口早桐
医師の田口早桐です。

体外受精を行う際、受精させるための卵子を多く採卵することが
妊娠率を上げることにつながるので、排卵誘発剤の注射を連日
打って卵巣を刺激します。その際、採卵前に排卵してしまうことを
避けるための方法として、これまで当院では点鼻薬である
ブセレキュアやセトロタイドを使用してきました。それぞれ長所も
あれば短所もあるため、患者さまの状態に応じて使い分けています。

今回新たに排卵を抑制する方法として、Medroxyprogesterone Acetate
(MPA)を導入いたしました。MPA自体は特段新しい薬ではなく、
ずっと以前から黄体ホルモン剤として使われていた薬剤ですが、1日10mg
を排卵誘発時に併用すると、自然排卵が抑制されることがわかって
きました。

ブセレキュアやセトロタイドに比べて、排卵抑制作用も十分であり、
排卵誘発に要する総注射量が若干増加する傾向にあるものの、採卵数、
受精率、分割の状態、妊娠率、流産率、全ての項目に渡って結果には
遜色ないことが分かっています。またこの方法ですと、ランダム
スタート法といって、月経周期のどの時期からでも排卵誘発が可能に
なるので、遠方の方や、乳がんの診断から治療開始までの間に緊急に
排卵誘発が必要な場合などさまざまな場合にメリットがあります。

また、なんといっても薬剤自体が非常に安価であることが大きな
メリットで(1日110円)、セトロタイドのように注射を打ったり、
また注射の効果を保つために来院日に制約が生じたりということも
ありません。そしてトリガー(卵子最終成熟)のために必ずしも
HCG注射を打たなくてもブセレキュア(点鼻薬)でできるので、来院の
必要もなくなり、卵巣過剰刺激症候群のリスクも下がります。


以上のような理由で今、当院でも積極的に採り入れ始めています。
すでに周期に入られている方もいるようです。

最大の問題点は、初めから黄体ホルモン(排卵後に出るホルモン)を
使用しているので、内膜が移植できる状態でないため、新鮮胚移植が
できないことです。ただ、今のところ複数卵胞が発育する症例では、
着床率を上げて卵巣過剰刺激症候群を防ぐ目的で、ほとんどの場合
全胚凍結にしていますので、あまり大きなデメリットではないように
思います。

それぞれの誘発法のメリットデメリット、コストについては、ホーム
ページにまとめていく予定です。個別に誘発法の相談がおありの方は、
外来受診時に担当医に質問いただくか、コーディネーターにメールで
お問い合わせくださいますようお願いいたします。
oak-cn@oakclinic-group.com

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2017-05-17 14:16:34

不妊内科診療を始めました! 抗セントロメア抗体に対する治療を始めます!!

テーマ:田口早桐
医師の田口早桐です。

多核など抗セントロメア抗体陽性による受精障害に対して
ステロイドの処方が有効であることが確認されつつあります。

しかし量や期間に関してはまだまだ知見が定まっておらず、
個々の状況を見ながら変更していかざるを得ないのが現状です。
少量で効果が得られない場合、増量せざるを得ませんが、
抗体による明らかな症状がない場合が多く、抗体に関して
内科に相談しても、受精障害の実態が理解されないことも多く、
処方不要との診断を受けてしまうことが多いのが現状です。
しかし、強く挙児を希望されている患者様にとって、肉体的
精神的経済的負担を伴う顕微受精ですら移殖可能な受精卵を
得られないという悩みは切実で、当院としては何とかして
この状況に対応する方法を検討してまいりました。

今回、ステロイド使用に関して経験豊富な内科医師を招聘し、
不妊内科外来を立ち上げることで、ステロイド処方の管理が院内で
出来ることとなりました。1度の周期では残念ながら結果が
得られない場合もありますが、ある程度まで増量して効果を
判断します。ただし、あくまで医学的適応外で、保険外診療で
あること、ご本人の体調を勘案しながらの使用になること、
副作用の可能性を否定できないこと等をあらかじめご了承
いただいた上での使用になります。

その他、不育症に関係する甲状腺ホルモン異常や耐糖能異常に
対する治療も行い、積極的に妊娠に対して最適な体内環境を
整えていきたいと思っています。今のところまだ週一回ですが、
必要あれば回数を増やしていきたいと思っています。またやや
余談になりますが、現在の担当医である安宅鈴香医師はご本人も
体外受精の経験をお持ちですので、いろいろと相談に乗って
いただけると思います。

まだまだ確立された方法とは言えませんが、幸いにも多くの
患者様が来院して頂くことで皆様の次の治療にも繋がっていると
思っております。是非一度ご相談にいらしてください。


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2017-04-28 17:24:13

日本産科婦人科学会報告

テーマ:田口早桐
医師の田口早桐です。
4月15日、広島で行われた日本産婦人科学会で発表を行ってきました。
演題は、「Case report: The occurrence of multinucleated
embryos after intra-cytoplasmic sperm injection (ICSI) treatment
may be prevented by the administration of prednisolone:
「症例報告:顕微授精後の多核受精卵の発生が、プレドニゾロンの投与
によって防げるかもしれない。」でした。以前からブログでも取り上げて
いる抗セントロメア抗体陽性の患者様の治療について報告したものです。

治療前のICSIで得られた受精卵は全て多核でしたが、治療として
採卵前にprednisoloneを服用していただき、得られた卵子にICSIを
行ったところ、全て正常な受精卵が得られました。そのうちの一つを
移植したところ、無事に妊娠されました。

今、当院では培養の条件なども考慮して抗セントロメア抗体陽性例に対して
治療を行っております。ただし、抗セントロメア抗体陽性に対しての治療法
はまだ確立しておらず、当院の報告について多くのクリニックから質問を受け
ました。

抗セントロメア抗体陽性といっても、症状や数値がお一人お一人違っています。
当院ではこれまでの治療経験を基に、患者様ごとにプランをご提案しています。


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2017-03-09 19:03:14

抗セントロメア抗体

テーマ:検査部
こんにちは、培養士の高野です。

以前のブログでお伝えした抗セントロメア抗体陽性の患者様向けの
治療に沢山の患者様から問い合わせがありご来院いただいております。
遠方にお住まいで毎日通うことは難しいという場合は遠隔治療で採卵や
移植を行う事も出来ますので一度ご来院、またはご連絡いただければと思います。

抗セントロメア抗体という言葉を初めて聞いたという患者様もいらっしゃる
かと思いますので、今回は抗セントロメア抗体についてお話させていただきます。

抗セントロメア抗体とは自身の体の組織を攻撃する抗体である自己抗体の一種で、
自己抗体の中でも細胞の核を構成する成分を攻撃する抗核抗体に分類されます。

抗核抗体は均質型(homogeneous)、辺縁型(peripheral)、斑紋型(speckled)、
核小体型(nucleolar)、セントロメア型(centromere)、Granular型、核膜型と
作用する部分により様々に分類されており、抗セントロメア抗体はセントロメア型に
なります。セントロメアとは染色体の長腕と短腕が交差する部位であり、この部分に
攻撃してくるのが抗セントロメア抗体となります。

抗セントロメア抗体陽性の場合、全身性強皮症という疾患が見られる
ことがあります。その名の通り皮膚が硬くなることが主な症状ですが、
初期の症状としてはレイノー現象いうものがみられます。レイノー現象
とは寒冷刺激や精神的緊張により、指先が突然白色や紫色に変化し、
短時間のうちに元に戻る現象です。その他にも様々な症状が見られますが、
全身性強皮症の場合でも抗セントロメア抗体が必ずしも陽性とは限りません。
ですので、逆に症状が全く出ておらず、多核受精や未熟卵に悩まれている
患者様が抗セントロメア抗体を調べてみると陽性であったという場合もあります。

実際に当院にご来院いただいた患者様の症状や抗体の値も様々です。しかし、
皆様多核や分割の停止により移植できる胚を得られない為、なかなか移植に
辿り着くことが出来ず妊娠までの道のりが長くなってしまい悩まれていると
いうのが現状です。

一概に抗セントロメア抗体陽性といっても、検査の数値や症状も患者様一人
ひとり異なっている為、皆様に全く同じ治療を勧めることはしておりません。
沢山のご来院があるとはいえ、まだまだ症例数が少なく、当院としてもベストな
治療法を模索中ではありますが数値にあわせたお薬の処方や治療の進め方を
当院でも考えております。各患者様への「テーラーメイドのIVF」により、
不妊治療のゴールまで辿り着くサポートが出来れば幸いです。


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2017-01-13 10:15:50

抗セントロメア抗体陽性の患者様向けの治療

テーマ:検査部
こんにちは。培養士の高野です。

最近、田口Dr.によるブログ
『自己抗体(抗核抗体とくに抗セントロメア抗体)と多核受精卵』
をご覧になった、たくさんの患者様が、住吉、銀座ともにご来院
されています。

なかには他院で何度も治療され、多核受精卵しか得られなかった
患者様も多く、これほどまでにこの問題で苦しんでいる患者様が多い
のだなと改めて感じました。

これまでは採卵前の治療を中心に行ってきましたが、これまでの経験に
基づき抗セントロメア抗体陽性における問題点である

・未成熟卵が多い
・多核受精卵が多い
・分割の停止

ということに対し、採卵後の培養におけるプロセスでこれらの問題を
少しでも解決すべく抗セントロメア抗体陽性の患者様向けのセット治療を
ご提案させて頂いております。

田口Dr.のブログで紹介させて頂いた患者様もこのセット治療に沿ったプランで
採卵を行い、ご妊娠されました。

妊娠を望んで当院に来院される患者様に1人でも多くご妊娠して頂きたいと
思います。皆様のご来院をお待ちしております。


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2017-01-12 11:16:51

お気軽にご相談ください

テーマ:コーディネーター
コーディネーターの上田です。

新年を迎え、もう半月ですね。
みなさま、お正月はいかがお過ごしでしたか。
よく晴れた気持ちの良い年始だったので、外出された方も
多かったのではないでしょうか。

新たな一年、オーク会もまた謙虚な気持ちで治療に取り組み、
日々前進していきたいと思います。
当院では大晦日、元旦も治療中の患者さまとともに診察や採卵、
移植も行っておりました。
今年もお一人おひとりにベストを尽くし、最善の治療に取り組んで
まいります。

コーディネーターによる相談は無料です。
通院中の方はもちろん、これから当院での治療をお考えの方もお気軽に
ご相談ください。人工授精(AIH)や産み分け(パーコール法など)の
ご相談、体外受精(IVF)の方法や料金案内など個室で対応しております。

今年もみなさまの想いが叶いますよう、新たに踏み出す一歩を一緒に
サポートさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


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2016-12-29 12:53:36

不育症の検査

テーマ:林 輝美
医師の林輝美です。

不育症の検査についてですが、いくつかの検査や治療が
これまでに浮上してきては、消えていったりしてきました。

医療機関によって熱心にやっているところもありますね。
最近の研究班の報告では、プロテインS、抗PE抗体については、
検査を推奨しているが積極的な治療は必要ないのでは、といった
見解を示しています。

流産の原因が毎回異なっていると、提案した治療方針は無効だった
ようになりますし、「原因は不明」として何も治療方針を示さない
場合は、患者さんも納得しにくく、次の妊娠へトライする勇気を
持てなくなります。

「原因不明」で終わってしまうよりは、「次の妊娠を万全で迎え
入れるために、ある程度の治療をしておきたい」のは、患者さんも
我々も同じ気持ちです。

今もまだ不育症の研究は発展途上ともいえるのですが、シンプルに
考えてみましょう。「次の妊娠も中断させるという明らかな原因は
確かにないだろうね」という確認検査です。

悲観的な「原因不明」ではなく、「異常なし」という結果を出して
前に進みたいですね。


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2016-12-27 15:51:32

不育症

テーマ:林 輝美
医師の林輝美です。

さて、不育症について。
定義としては、2回以上の流産(もしくは死産)をくり返す状態です。
3回以上くり返す流死産を習慣流産と呼んでいます。
わが国では習慣流産の0.9%に比べると、不育症は4.2%と当然
多くなります。

原因不明が70%といわれ、その半分が染色体異常といわれています。
そうすると残りの30%は何らかの原因があったということです。
ところが不育症の原因はたったひとつと考えにくく、流産の度に
その原因は異なっていることもあります。

厚生労働省による研究班が掲げた「2回流産した人が何の治療も
しないで、次妊娠した時の妊娠成功率は80%以上」のポスターは
記憶に久しく、また私たちの臨床の現場でも実感するところです。

またついでにいうと、3回流産した人が無治療で次にうまくいく
妊娠成功率は50~60%とのことです。

これに加えて不妊治療の方の年齢が上がると、否応なく流産率も
上がることになりますので、恐れずどんどん次の妊娠を目指そうと
なるのですが、いや待てよ、治療した方がいいような「原因」が
隠れていないか、そのスクリーニングをしておくのが不育症の
検査の役割だと考えています。


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2016-12-22 17:26:54

奇形精子・・・その2

テーマ:多田佳宏
医師の多田です。

先日、精子の形態異常があっても、精子の異常がなければ、
妊娠出産まで行くことが出来るとお話しました。また、精子の
奇形は胎児の奇形につながっているわけではと説明させて
いただいたのですが、それを裏付ける論文が発表されました。

Hum Reprod. 2016
Jun;31(6):1164-72. doi: 10.1093/humrep/dew083. Epub 2016 Apr 19.
*Patients with multiple morphological abnormalities of the sperm flagella
due to DNAH1 mutations have a good prognosis following intracytoplasmic
sperm injection.*

精子の形態異常については頭部の異常、首部の異常、尾部の異常がありますが、
この論文では精子の鞭毛(尾部)の異常のあるものについて検討しています。
一部の染色体異常については、有意に高いものもありましたが、有意差の無い
ものも多くありました。

DNAの損傷も正常精子に比べて高くなく、全受精率、妊娠率、分娩率は70.8%、
50.0%、37.5%で正常コントロール郡に比べて、優位な統計差はなかったと
報告しています。


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