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2016-11-29 11:36:25

日本生殖医学会学術講演会に参加しました

テーマ:検査部
胚培養士の小畠です。

11月3日に日本生殖医学会の学術講演会に参加してきました。
私は今回の学会では、当院の先生も発表していた胚移植、
着床の発表を多く聞いてきました。ホルモン補充や患者様の
ホルモン値の検討など様々な発表がありました。どの病院も
着床率を上げる為様々な検討を重ねている事が分かりました。

当院での融解胚移植は患者様のご希望に添えるよう様々な方法を
とっています。

・自然周期やホルモン補充周期、ホルモン補充周期でも経口薬、
膣座薬、ジェルなどたくさんの選択肢をもうけています。

・移植日決定の為の内膜測定時にホルモン採血をし、その結果に
よって移植に適していないホルモン値の場合は移植を見送る様に
しています。

・通常であれば採卵後5日目で凍結した胚はそのまま5日目で胚移植
するのですが、当院では胚と子宮内膜を同期させる事で着床率を向上
させる事を目的に、胚の成長度合いにより移植日を決定する方法を
とっています。

・ERA検査という、内膜が着床可能な状態にあるか遺伝子レベルで調べる
検査があります。その結果に合わせて着床可能な日に移植を行います。

今後も患者様のご希望や胚、内膜の状態などを考慮した
「テーラーメイドのIVF」をコンセプトに、妊娠に早く近づけるよう
その患者様にとって最善の方法を提供していきます。


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2016-11-28 11:24:01

日本生殖医学会学術講演会に参加しました

テーマ:検査部
胚培養士の川北です。

第61回日本生殖医学会学術講演会に参加してきました。

胚盤胞は収縮運動をする、という事をご存知でしょうか?
胚盤胞は分割卵に比べて大きく広がったイメージが強いですが、
胚盤胞形成後、胚は収縮運動を行います。

タイムラプスを用いた胚観察で、胚盤胞になり始めたところから
胚盤胞腔の広がりが胚全体に達するまで(初期胚盤胞から完全
胚盤胞まで)の間の収縮運動の回数を調べたところ、2回以上
収縮運動を認めると良好胚盤胞形成率が低下するという発表が
ありました。

この発表以外にも、雌雄前核核膜消失直前の前核の面積差から
出産に至る胚を推測した発表など、タイムラプスを用いた研究が
多くされており、胚発生過程をより詳しく解析することによって
胚の形態学からのアプローチとしてより良い胚選択が行えると
考えられます。

タイムラプスを用いた胚観察は定点観測を繰りかえすことにより
経時的変化を追う事ができます。

しかし、胚の選択を行う上で形態学的な評価だけで妊娠に結びつく
胚を選択することは難しい部分もあり、染色体検査などの研究も
進んでいます。

今後も様々な研究が進み、患者様により良い医療を提供できるように
なればと思います。


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2016-11-22 16:12:08

日本生殖学会学術講演会に参加しました

テーマ:検査部
こんにちは。検査部の川口です。
先日、横浜で開催された第61回日本生殖学会学術講演会に
行って来ました。

今回、多くの講演がありましたが「インジェクションピペットの
外径の差が、ICSIの成績に及ぼす影響」という講義に興味を持った
ので紹介します。

インジェクションピペットとは、ICSI(顕微授精)を行う際に
卵の中に不動化した精子を注入する際に用いる微細な針です。

発表では、外径が5.0μm、6.5μm、7.0μmのインジェクション
ピペットを用いてICSI(顕微授精)を施行しICSI後の
培養成績を比較していました。

結果、受精率は5.0μm、6.5μm、7.0μmで有意な差はなく、
胚盤胞形成率および良好胚盤胞形成率は7.0μmに比べ5.0μm、
6.0μmの方が有意に高かったとのことでした。

以上の事から、ICSIを施行する場合のインジェクションピペットは
外径7.0μmよりも細いものを使用した場合に卵への負荷がなく胚盤胞
形成率および良好胚盤胞形成率が高くなる可能性があるとのことです。

当院では6.0μmのインジェクションピペットを使用していますが、
インジェクションピペットの外径の他にも、ICSIの際に卵に影響を
与える要因がたくさんあるので、より多くの良好胚盤胞を得るために
様々な面から検討を行っていきたいと思います。


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2016-11-18 09:47:05

日本女性医学学会学術集会に参加してきました

テーマ:岩木有里
医師の岩木有里です。

日本女性医学学会学術集会に参加してきました。
今年は、季節のいい京都にて開催されました。思わず観光に行き
たい気分になりましたが、気を引き締め参加しました。この学会は、
女性がお母さんのお腹の中にいる時から、思春期 妊娠出産可能年齢、
更年期、老後といった女性の一生を通じてどのようなリスクがあり、
どのようにサポートをしていけば良いかを考える学会です。 

私は今回、
“エストロゲンリバウンド法を受けた不妊治療患者のアウトカム”
のテーマでポスター発表しました。エストロゲンリバウンド法で
採卵数に影響する因子について多変量解析した結果、今回の調査
ではBMI(体重と身長の関係)が関与することがわかりました。
採卵前に適正体重にしておくことが大切ということです。

2日間の学会で、たくさんの興味のある講演がありました。

野田聖子衆議院議員のお話がありました。
テーマは “不妊治療、卵子提供のち障害児の母として” でした。
話術のすばらしさだけではなく、ご自身が不妊治療を受け妊娠・出産
された経験を含めたお話をされ、時間があっという間に過ぎてしまい
ました。

特に強調されていたのが 社会的不妊という言葉でした。
教育現場で妊孕性の説明の必要性(何歳で妊娠を考えるのがよいのか)、
世の中の不妊治療への理解の必要性(不妊治療を受けている女性へ周囲の
反応、仕事場の理解)、諸外国に比べ不妊治療の選択肢が狭い現状の改善
などでした。国会議員として不妊治療に対し、家族の問題であるのはもと
より、国の問題(出生率とこれからの国の発展)としても取り組んでいき
たいという熱い思いが、伝わってきました。
育児も大変だとは思いますが、精力的に多くの課題を解決していかれることと
思います。

そのほかのテーマとしてすぐにでも取り入れていける情報としては、
テストステロンや副腎アンドロゲンであるDHEAの低下についてです。
最近、男性更年期が注目されています。女性だけではなく、男性にも
更年期があるのです。筋力低下、睡眠障害、骨粗鬆症、糖代謝異常、
心血管異常等だけではなく、性欲低下、勃起不全を引き起こしますという
お話です。

男性は年齢で生殖機能は変化しないというのは、要注意です。
個人差はあるようですが、やはり年齢とともに低下していくのです。
では、どのようにしたらテストステロンは増加するのでしょうか。
①筋肉トレーニングをする
②睡眠時間や睡眠の質を良くする
③食事として 亜鉛・ビタミンD、たんぱく質、タマネギ・にんにく、
キャノーラ油・オリーブ油をとる

さらに気になったのが、過量のアルコールやタバコ、カフェインは
テストステロンを低下させるが、適量のアルコール(ビール500ml、
日本酒1合)や適量のタバコはテストステロンを高めるということです。
やめることがかえってストレスになるのでしょうか。

しばらく会えなかった先生方ともお話でき、有意義な時間でした。


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2016-11-15 18:43:32

日本生殖医学会に参加しました

テーマ:検査部
こんにちは。検査部の垣井です。
先日、横浜みなとみらいで開催された第61回日本生殖医学会に
参加してきました。

その中で、インフルエンザの罹患による精子所見の変動を調べた
ポスター発表があったので紹介させていただきます。

男性不妊の一番の原因として造精機能障害があります。造精機能
障害とは文字通り、精巣内で「精子を造る」機能に障害がある状態で、
その半数以上は原因が特定できない特発性です。発熱後一時的に
造精機能が低下することはよく知られており、インフルエンザも
発熱の原因の1つです。

発表ではインフルエンザの罹患前、罹患後(1~6週後)、罹患後
(8~12週後)の精液所見を比較しており、インフルエンザ罹患
1~6週後ではほとんどの症例において精子濃度及び精子運動率の
増悪が認められました。そしてインフルエンザ罹患8~12週後に
再度施行した精液検査では、インフルエンザ罹患前と同程度まで
回復がみられました。この結果から、インフルエンザ罹患後著しい
造精機能低下が起こり、罹患前に回復するのに少なくとも8週間程度
要することが示唆されました。

以上より、精液検査で結果不良の患者様には詳細な問診が必要であり、
万が一過去8週以内にインフルエンザに罹患していれば罹患後8週以降
での再検査が望ましいとの報告がありました。

これからの季節、インフルエンザをはじめとして様々なウイルス感染症が
流行し始めます。まずは感染しないよう十分な予防が必要だと思われます。
不妊治療を受けられる患者様には特に気をつけていただければと思います。


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2016-11-14 11:32:02

日本生殖医学会学で発表しました

テーマ:苅田正子
医師の苅田です。

11月3日から2日間にわたって、第61回日本生殖医学会学術講演会が
行われ、発表させて頂きました。

演題は「融解胚移植におけるプレマリンとエストロジェルでの生児
獲得率の差異」についてです。どのエストロゲン製剤が妊娠に結び
つきやすいかを検討したものです。

今回はプレマリンという以前からある飲むタイプのエストロゲン製剤
とエストロジェルという比較的新しい塗るタイプのエストロゲン製剤
で妊娠率、生児獲得率を比較しました。結果はエストロジェルの方が
妊娠率、生児獲得率ともに高かったのです。

また、内膜厚はプレマリンの方が厚かったのですが、血液中のエスト
ロゲン濃度はエストロジェルのほうが高い結果になりました。すなわち、
内膜厚よりも血中濃度が高いことのほうが、妊娠率、生児獲得率に影響を
与えているのではないかという結論に達したのです。

エストロゲン製剤にだけ注目した結果で妊娠率や生児獲得率に差がでた
というのはプロゲステロン製剤に注目があるなかで興味深く注目すべき
ことではないかと思います。

今後も関連について報告があればブログで報告させていただきます。


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2016-11-10 15:45:29

PGS(着床前スクリーニング)

テーマ:検査部
「科学技術の進歩で得られた技術を日本の患者のために使っては
ならない合理性はどこにあるのだろうか」

胚培養士の天野です。
第61回日本生殖医学会学術講演会に行ってきました。

冒頭の文章は、PGS(着床前スクリーニング)に関するシンポジウムの
抄録の一文ですが、共感を覚えたので引用させて頂きました。PGSは、
海外では盛んに行われていますが、日本での実施は日本産科婦人科学会の
会告により禁止されています。しかし先日、浜松市でPGSを実施した医師が
生殖医療専門医資格を取り消されたというニュースが報道されていたこと
からも分かりますが、国内でも需要は高まっていると思われます。この
シンポジウムは臨床医がPGSの必要性を訴えるという内容でした。

PGSは顕微授精を行って得られた胚盤胞の細胞を用いて染色体異常の有無を
調べる検査です。胚の染色体異常の有無が予め分かっていれば、妊娠に結び
つかない胚を移植胚から除外できるので、流産率が低下し、不妊治療に費やす
時間のロスをなくすことができます。不妊患者の高齢化やそれに伴う高齢妊娠
が問題になっている今日、時間の短縮は非常に大きなメリットです。一方で、
PGSを行うと、移植すれば妊娠出産に至るような染色体異常(21トリソミーなど)
も移植候補から外される、つまり生命の選別につながるという問題があります。

生命倫理の観点からPGSの臨床応用は禁止されているのですが、2013年から
臨床研究として行われているNIPT(出生前診断の一つ)では、異常が判明した
ケースの97%が中絶手術を受けているそうです。これが容認され、中絶を未然に
防ぐことができる技術が認可されないというのは確かに不条理だと感じました。

PGSは倫理的な問題のほか診断精度や結果の解釈を巡って様々な議論があるので、
簡単にいかないのは理解できるのですが、臨床応用に向けて何らかの指針が早く
決まれば良いと思います。



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2016-11-09 17:59:58

日本生殖医学会で発表しました

テーマ:岩木有里
医師の岩木有里です。

横浜のみなとみらいで、日本生殖医学会がありました。
全国から生殖医療に携わる先生方、基礎研究をされている先生方、
検査機関、培養師の方々など、たくさんの方が集まり、活発な
意見交換がなされました。

今回は、ポスターで
“子宮内膜着床検査(ERA)に関する後方視的検討” の
テーマで発表しました。

移植日の子宮内膜が着床可能な状態にあるかどうかを調べる検査
です。反復不着床の症例に対しERA検査を行い、着床可能と
なる日を特定しました。移植日を調節する必要がわかった症例では、
調節によりその後2周期以内の移植で33.3%が妊娠成立しました。

この結果について、多くの施設の先生方からご質問を受けました。
移植の時期については、再現性や確認の方法など、検査法について
興味を持っておられる施設が多いことが改めてわかりました。

現在、当院ではERAについて国際多施設共同ランダム化比較研究を
行っており、さらにデーターがまとまり、臨床に反映されることを
期待しています。

港を背景に 観覧車のライトがとってもきれいでした。


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2016-11-08 15:37:52

ASRM 2016

テーマ:検査部
ASRM 2016 was held in Salt Lake City, Utah this year.
The highlights of the conference included a Professor
Carlos Simon oral presentation “Prospective, Randomized
Study of the Endometrial Receptivity Analysis (ERA) Test
in the Infertility Work-Up to Guide Personalized Embryo
Transfer Versus Fresh Transfer or Deferred Embryo Transfer”,
this was awarded the SREI (Society for Reproductive
Endocrinology and Infertility) and Oak Clinic is participating
in this study.

Oak Clinic had a great response to our poster presentation,
“Can the Location of a trophectoderm biopsy contribute to
human blastocyst development” (Takano T, MSc) and many
embryologists and clinicians were in interested by the expansion
rate improving when a biopsy was taken near the inner cell mass.

Other seminars that were of interest to us were; “Endometrial
Gene Expression of Women with Recurrent Pregnancy Losses and
Infertility” (Li Wu), “Oocytes with Impaired Meiotic Maturation
Contain an Increased Load of Mutated Mitochondrial DNA”
(Jason Kofinas) and “Low Level Mosaicism: Incidence and
Implications on Clinical Pregnancies” (Dawn Kelk), she talked
about how low level mosaic embryos and abnormal morphology can
still result in live births.

As for the latest technology or equipment, there was a selection
of new mediums for embryo culture, adapted designs for embryo
transfer catheters, new protocols for sperm DNA fragmentation tests,
non-invasive ERA (Endometrium Receptivity Array) test being developed,
and a non-invasive PGS technique using embryo culture medium. All of
which Oak Clinic will evaluate and implement new protocols should the
results improve fertility care for our patients.


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2016-11-07 15:31:26

生殖医学会報告

テーマ:田口早桐
医師の田口早桐です。

11月3日と4日、横浜で行われた生殖医学会で当院の発表がありました。

口演としては、ホルモン補充融解胚移植周期におけるエストロゲン製剤の
妊娠率に対する比較、ポスター発表では、ERA着床時期(着床の窓)の
検査についてでした。口演の演者は苅田先生、ポスターのほうは岩木先生が
担当されました。

















以前から当院が発表している、ホルモン補充周期融解胚移植でエストロゲン値が
妊娠率に影響するというデータについてですが、面白いことに同じセッションでの
発表の中にもエストロゲン値が有意に妊娠率に相関を示すというデータがあり、
とても興味深く思いました。また、ERAはやはり今注目の的でした。とくに
当院はERAの世界規模でのrandomized studyに日本から唯一参加している
医療機関ですから、たくさんの質問を受けました。今後もどんどん症例数が増え
ますので、さらに詳しく発表できると思います。

学会場からの帰り、会場を出たところで見た、よこはまコスモワールドの大観覧車の
イルミネーションがきれいでした。乗ってみたかったですが、時間が無く、残念。





















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