りんちゃんは小さい時、20キロ圏内の農家さんに貰われて庭の犬小屋で育ちました。
勿論家族の方々には可愛がられていました。
ただ、農家さんで1頭で飼われ番犬として育つと犬社会を経験出来ません。
勿論、公園デビューなんてどこの国の話ですし、ましてマンション部屋飼いのルールや
都会の散歩で知らない人に近付かれて目を見つめられても吠えてはいけないなど、カルチャーショックの
連続です。
敷地の広い農家で、吠えない犬なんて役にもたちません。
番犬こそ天命と信じていたのに、「番犬しなくと良いよ~」 と言われてるのですから青天の霹靂です。
最初の半年間預かって下さった里親さんが部屋飼いで大事にして下さったので、引き継いだ私は楽
でした。
それでも交差点で見境無く吠えかかった時、首を捕まえ身体を路面にキツく押さえつけて怒鳴りつけた
事が1度だけ有ります。 賢い子で、その1度だけで基本的には私に逆らう事はしなくなりました。
でも、来訪者には吠える吠える、声が大きくて通る通る
番犬としては最高ですが部屋に置いて来るわけにも行かず、会社に連れてきていましたが、階下の
テナントさんが具合悪い事にリラクゼーション関係…声が煩い客が帰ってしまうとクレームを
付けられ、もう3ヶ月昼間は預けています。
我が部屋はカプセルホテルみたいな位置付け(笑)
その間に、触れなかった足、尻などに触りまくり、洋服を着せるのに前足を掴めるようにして頂きました。
最近は仰向けに抱っこする訓練中です。まだまだ怖くて緊張してます
何しろシャンプーも爪きりも怖くてお漏らしして、バスタオルをぐしょぐしょにしてしまうのです。
最近やっと爪の間も、抱っこして声をかけながらゆっくりとなら触らせてくれるようになりました。
プロの方は凄いなぁ~…犬初心者の私では出来なかったと思います。
たっぷりと遊んであげる時間、走ってあげる体力などなど若いりんちゃんには物足りない里親
なんです。 何時までも預けるわけにはいかないし…来年のりんちゃんの暮らし方に頭を悩ましています。