昨夜の秋葉寺火祭りの様子です。 夕方6時位から雨も強まり、火渡りの開催が危ぶまれましたが、
寸前になり小雨となり開催の運びとなりました。 地面はグチャグチャ…空は曇天…無風…。
ここ数年来、私の知る秋葉寺火渡りの様子とはあまりに違う状況に「せっかく初めて足掛け3日、2泊で
来たのになぁ~」 と、テンションが下がります。
そして和紙で出来た大凧を抱える行者さんが立つ護摩壇に浄火が放たれました。
なかなか湿っているのか火がつきません。 そこへ、無風から打って変わって一陣の大風が吹き、火は
無事紅蓮の炎を上げ、火の粉が盛大に吹き上がりました。
あっそう言うこと 全てに意味が有る 今まで晴天が多く、秋葉のお山
は乾いていました。
例年なら雪がお寺の屋根や山肌や杉の枝葉に積もっていて火災の心配は
無いのです。
今年もし雨が降らなかったら…火伏せの祭りで火を出してしまいます。
全ては三尺坊大権現様の計らいと気付き、サッと靴と靴下を脱ぎスタンバイ
3度も渡ってしまいました。 火渡りが終わると不思議な事に又雨が降り出しました。
そして1晩中降りました。 今日は神社でも火の粉を盛大に振り撒く火の祭りが有ります。
秋葉寺でも火渡りです。 お山はたっぷりの慈雨で湿り、雪は無くても火災の心配はありません。
そして、朝5時半起床の合図で起きれば朝日が上がってきました。
朝の御祈祷が始まる時、一陣の大風が境内を吹き渡りました。 大風は天狗様来臨の証です。
今年もお年を召した行者さん達の1人も欠ける事なくお会いできて嬉しかった。
誰も一定の所から老け込まない 修行を積んだ肉体はゆっくりとしか老化しな
いのでしょうか
持参した「えごまクッキー」とお茶をお出ししながら、本人達の前で「今年も皆様にお会いできてとても
嬉しいです。全くお変わりないですね。行者さんは化け物かなぁ~」
と言ってしまいました。
皆さん何気に嬉しそうな可愛いお顔になり、ほっとしました。
不思議な事はまだ有ります。 (続く)