軍刀利沢
軍刀利(ぐんだり)沢 14,5,11
今日は16名と大変な参加者である。沢にしろ岩登りにしろ冬山に
しろ、やりたい人はかなりの数に登るのに、そもそもこうした企画の
数が少なすぎるのである。また企画を出せる人も少ない。
出せる人は頑張ってはいるのだが、結局数少ない企画に集中して
しまう。まあしかし今日はリードが出来る人も沢山参加しているようだ
から、大人数でも問題ない。
企画が少ない山行は仲間内で企画して楽しむしかないね。
10時過ぎに入渓する。
直ぐに「えっ!」と驚く。ばっちり雪渓が残ってました。この秋川周辺
から奥多摩、道志に掛けて今年は大変な大雪でした。それにしても
ここは上越の沢か驚くほどの雪渓です。
そして雪の重みで倒れたらしい倒木だらけです。
雪渓のお陰で出来た難所。
先頭が小滝を登りロープを出してビレイしたり、雪渓の上を巻いたり
していますが、人数多くなかなか進まない。見るとこの写真右手の岩を
少し手前から巻き気味に登ることが出来る。このルートを作り順番待ち
の人達を登らせる。
2段2条の滝に差し掛かる。10:20頃。
トップが滝の右手でロープをセットして登らせているが、はかどらない
ので、私は滝の直ぐ右に別ルートを作りロープをセットする。ともかく
今日はルートを沢山作らなければ。
クライミングの上手な人は滝の左の壁をフリーで登ったりしている。
登れる人は思い思いに登る。
10:40前後休憩。
倒木の乗った雪渓を越えて進み4、5mほどの滝。倒木が酷くうるさい。
詰まり気味なので私は滝の右手を登ってみたが、こちらも滝上が倒木
で塞がれこれを潜るのに苦労するので、皆は誘わなかった。
10:50頃。
次はチョックストーン滝である。こうした手、足ホールドのしっかりした
ものがないところは、皆さん苦手で上から引っ張ってもらってもなかなか
上がれない。腰から下が滝に入ってずぶ濡れである。
私は隣に見えるツタを掴んで割れ目を強引に乗りあがり、こちらから
1人引き上げた。
その上の小滝。
これを越えて左に回りこむと大滝である。
11:10頃。
これは巻く。ロープが張ってある。
なかなか恐いところだ。
沢は足の踏み場もないほど酷い様相です。
次ぎの滝は少々難しく、トップ、私他2、3人が登り、ロープを2段
にセットして順次皆を引き上げる。
上の段に来てロープを使わず登り始めて、滑って落ちかかった人
がいる。幸い止まったが、もう少しで下から登ってきている人を巻き
込んで墜落するところだった。大した高さではないが、危ないな。
どうも女性陣に、恐さ知らずで自分の登攀力を客観的に掴まず
突っ込む人が時々いる。何故か自信だけあるため慎重さに欠ける
こういう人が、恐がりな人より余程危ない。
ここは別ルートを作ることは出来ないので、大分時間が掛かった。
皆が登り終えたのが11:50頃だった。
皆を引き上げロープを仕舞い、次ぎの3mほどの滑りそうな滝に着く
と粗方の人はもう登り終わり、ビレイヤーも撤収を始めていたので、
後ろの何人かは右手を巻いて行く。
次は6mほどの滝。リーダーが直登しているので私もこれに続いて
登る。リーダーはこの後滝を巻かなかった人達をビレイしていた。
ここも滝の右手から巻けるようにロープが張ってある。
次も同じくらいの滝で巻く人、直登する人と思い思いに登っていく。
私は写真に見える仲間に続き流れ横を登る。
その先に今度は少し大きめの滝が見えてくる。
7、8mはあろうかという滝で、下はともかく上段は濡れず登るのは
無理な上、苔むしていかにも滑りそうで、ここは探りもせず皆に続き
あっさり巻く。12:05頃。
こんな大人数でなければ、また夏なら探るくらいは?
これで滝場は終わりのようだ。穏やかな沢を行く。
緑に染まりそうな。12:30頃。
12:45頃、また大きな雪渓がありました。
トンネルです。何時崩れるか、中に入りたくはない。
何時だったか上越の谷を岩登りで遡っているとき、私たちが雪渓の
上に出て、次を探っている時突然まったく何の前触れもなく、巨大な
雪渓が地響きを立てて、崩れ落ちたことがある。本当に突然である。
崩壊寸前であれ、微妙なバランスの上にあるのかどうかなど、私たち
の五感は感知することは不可能である。危うきに近寄らずだ。
幾つか分岐を地図を確認しながら進む。
13時頃二俣を右に取り、乾いた崖を登る。
13:10頃雪の残る穏やかな沢を詰めていきます。
ここはとても雰囲気のある気持ちのいい場所です。
もう上は明瞭な稜線、最後の急登をこなせば登山道です。
登山道に出たところで、休憩を兼ね沢装備を解く。
足元にチゴユリが咲いていました。
12:30頃だったか浅間峠方向に歩き始める。
12:45頃、軍刀利神社。
富士山の展望台だった。
熊倉山を過ぎて、1時間ほどで浅間峠。14:45頃。
イカリソウやホウチャクソウ。
15:25頃林道に出る。
民家のモッコウバラなどきれいな花を見ながら上川乗バス停。
しかしここで1時間ほど待たされることになった。
バスで武蔵五日市。結構奥である。
帰りを急ぐ人はホリデー快速に乗り、その他の人は立川で下車して
飲み屋に繰り込む。
今日も気持ちのいい沢を楽しみました。
気持ちのいい沢登りの後はおいしいビールでしょう。
帰宅を急ぐ人よりお酒派のほうが多かったですね。
(仲間の写真を何枚かお借りしています。)
今日は16名と大変な参加者である。沢にしろ岩登りにしろ冬山に
しろ、やりたい人はかなりの数に登るのに、そもそもこうした企画の
数が少なすぎるのである。また企画を出せる人も少ない。
出せる人は頑張ってはいるのだが、結局数少ない企画に集中して
しまう。まあしかし今日はリードが出来る人も沢山参加しているようだ
から、大人数でも問題ない。
企画が少ない山行は仲間内で企画して楽しむしかないね。
10時過ぎに入渓する。
直ぐに「えっ!」と驚く。ばっちり雪渓が残ってました。この秋川周辺
から奥多摩、道志に掛けて今年は大変な大雪でした。それにしても
ここは上越の沢か驚くほどの雪渓です。
そして雪の重みで倒れたらしい倒木だらけです。
雪渓のお陰で出来た難所。
先頭が小滝を登りロープを出してビレイしたり、雪渓の上を巻いたり
していますが、人数多くなかなか進まない。見るとこの写真右手の岩を
少し手前から巻き気味に登ることが出来る。このルートを作り順番待ち
の人達を登らせる。
2段2条の滝に差し掛かる。10:20頃。
トップが滝の右手でロープをセットして登らせているが、はかどらない
ので、私は滝の直ぐ右に別ルートを作りロープをセットする。ともかく
今日はルートを沢山作らなければ。
クライミングの上手な人は滝の左の壁をフリーで登ったりしている。
登れる人は思い思いに登る。
10:40前後休憩。
倒木の乗った雪渓を越えて進み4、5mほどの滝。倒木が酷くうるさい。
詰まり気味なので私は滝の右手を登ってみたが、こちらも滝上が倒木
で塞がれこれを潜るのに苦労するので、皆は誘わなかった。
10:50頃。
次はチョックストーン滝である。こうした手、足ホールドのしっかりした
ものがないところは、皆さん苦手で上から引っ張ってもらってもなかなか
上がれない。腰から下が滝に入ってずぶ濡れである。
私は隣に見えるツタを掴んで割れ目を強引に乗りあがり、こちらから
1人引き上げた。
その上の小滝。
これを越えて左に回りこむと大滝である。
11:10頃。
これは巻く。ロープが張ってある。
なかなか恐いところだ。
沢は足の踏み場もないほど酷い様相です。
次ぎの滝は少々難しく、トップ、私他2、3人が登り、ロープを2段
にセットして順次皆を引き上げる。
上の段に来てロープを使わず登り始めて、滑って落ちかかった人
がいる。幸い止まったが、もう少しで下から登ってきている人を巻き
込んで墜落するところだった。大した高さではないが、危ないな。
どうも女性陣に、恐さ知らずで自分の登攀力を客観的に掴まず
突っ込む人が時々いる。何故か自信だけあるため慎重さに欠ける
こういう人が、恐がりな人より余程危ない。
ここは別ルートを作ることは出来ないので、大分時間が掛かった。
皆が登り終えたのが11:50頃だった。
皆を引き上げロープを仕舞い、次ぎの3mほどの滑りそうな滝に着く
と粗方の人はもう登り終わり、ビレイヤーも撤収を始めていたので、
後ろの何人かは右手を巻いて行く。
次は6mほどの滝。リーダーが直登しているので私もこれに続いて
登る。リーダーはこの後滝を巻かなかった人達をビレイしていた。
ここも滝の右手から巻けるようにロープが張ってある。
次も同じくらいの滝で巻く人、直登する人と思い思いに登っていく。
私は写真に見える仲間に続き流れ横を登る。
その先に今度は少し大きめの滝が見えてくる。
7、8mはあろうかという滝で、下はともかく上段は濡れず登るのは
無理な上、苔むしていかにも滑りそうで、ここは探りもせず皆に続き
あっさり巻く。12:05頃。
こんな大人数でなければ、また夏なら探るくらいは?
これで滝場は終わりのようだ。穏やかな沢を行く。
緑に染まりそうな。12:30頃。
12:45頃、また大きな雪渓がありました。
トンネルです。何時崩れるか、中に入りたくはない。
何時だったか上越の谷を岩登りで遡っているとき、私たちが雪渓の
上に出て、次を探っている時突然まったく何の前触れもなく、巨大な
雪渓が地響きを立てて、崩れ落ちたことがある。本当に突然である。
崩壊寸前であれ、微妙なバランスの上にあるのかどうかなど、私たち
の五感は感知することは不可能である。危うきに近寄らずだ。
幾つか分岐を地図を確認しながら進む。
13時頃二俣を右に取り、乾いた崖を登る。
13:10頃雪の残る穏やかな沢を詰めていきます。
ここはとても雰囲気のある気持ちのいい場所です。
もう上は明瞭な稜線、最後の急登をこなせば登山道です。
登山道に出たところで、休憩を兼ね沢装備を解く。
足元にチゴユリが咲いていました。
12:30頃だったか浅間峠方向に歩き始める。
12:45頃、軍刀利神社。
富士山の展望台だった。
熊倉山を過ぎて、1時間ほどで浅間峠。14:45頃。
イカリソウやホウチャクソウ。
15:25頃林道に出る。
民家のモッコウバラなどきれいな花を見ながら上川乗バス停。
しかしここで1時間ほど待たされることになった。
バスで武蔵五日市。結構奥である。
帰りを急ぐ人はホリデー快速に乗り、その他の人は立川で下車して
飲み屋に繰り込む。
今日も気持ちのいい沢を楽しみました。
気持ちのいい沢登りの後はおいしいビールでしょう。
帰宅を急ぐ人よりお酒派のほうが多かったですね。
(仲間の写真を何枚かお借りしています。)