こんにちは。PDIセンター関西の神山です。
今年も残り２週間を切りました。忘年会にクリスマスに年賀状に大掃除に。。。
気付けば年越ししてそうな慌ただしい今日この頃...
年越し前の車両メンテナンス、お済みですか
遠出の機会の増える年末年始。万全の態勢で迎えましょう
今回のご紹介は
メルセデスベンツ Vクラス、VIANO
ミニバン市場と言われる日本ですがメルセデス製ミニバン広い室内が魅力です
エンジン始動時にかかりが悪い＆ガソリン漏れでのご入庫
リフトアップし下回りを点検
燃料タンク上部からの漏れを確認
タンク全体がガソリンで濡れています
点検の結果、漏れは燃料ポンプから発生してる模様.。なので、ポンプASSYを交換します。
車種により室内サービスホールからアクセス出来ることも多いのですが
この車両は室内側からサービスホールが見当たりません
なので燃料タンクを降ろします
燃料タンク固定は金属製のベルトが２本
そして給油口部分にフューエル配管を外せば降ろせます
ですが今回はガソリン量が少ないのでスペースの関係で車上にて。。
タンクをしっかりと下から支え上面にスペースをつくると
燃料ポンプが見えました
下からフロアを見上げてみると
やはりサービスホールはありません
ポンプ交換時は燃料タンクを降ろす以外方法は無さそうです。。。
各ホース、配線を外したらSSTの出番
以前のアルファ１５６時には少々使い辛かったこの工具
今回は
専用品
と思い違えるほどがっしりとホールドしてくれました
そして今回のトラブル発生ポイント
リターン側のホース接続部が折れています
始動性の悪さはここが原因でしょう
通常、エンジンＯＦＦ時に燃圧を保持しているこのライン。
漏れがあることで燃圧が下がり始動に時間がかかる様になってしまいます。。。
タンク周りのガソリン、汚れなどを綺麗に清掃したら新品部品を組付
ゴミなどが入らないように細心の注意を払い作業します
パッキン、プラスティック製の固定蓋も新品に交換
後は元通りに組直してエンジン始動。漏れなどの異常が無いことを確認
ロードテストを行い完了
…と言いたいところですが組付け部の漏れをみるため燃料を満タンに給油、
漏れ無し、燃料ゲージの動き、異常なしを確認して初めて作業完了です
Ｖクラスついでにこちらもご紹介
現行型Ｖクラス、Ｖ２２0d
早くも販売車にラインナップです
気になっている方はお早めにこちら（←クリック）をチェック
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