目の前に物が倒れてきてビックリして筋緊張があっても疑問には思わない。
でも手を当てて筋緊張が緩めば疑問に思い、それはまやかしではないかと疑う。
人間はいかに教育に支配されているのかというのがよくわかりますよね。
手をあてるのは刺激です。
あたったところは意識されます。
いつもの意識とは違う意識になりますよね。
それが大きな刺激になる訳です。
鍼治療も普段、手足に意識がいかないのに鍼が刺されて刺激になります。
ただ鍼先が触れる程度であっても脳の意識を変えるのに十分な刺激です。
あの動画でもご覧になったように手足に二ヶ所刺激しただけです。
カニ歩きから膝を曲げない普通の歩行に近くなっていましたよね。
もちろんこの場合は、これで十分な刺激になっていましたが、もっと刺激が必要になってくることも考えられます。
でも殆どの場合は診断もしないで漫然と刺激をしているということですね。
手を身体にあてるとエネルギーの流れが変わります。
エネルギーの流れって気の流れみたいに表現されています。
電気の流れでもない流れです。
意識しながら手をかざすだけでも接触しなくてもエネルギーは流れるみたいです。
手をかざす必要もありません。
意識すること自体が刺激になるのではないかと私は考えています。
上手な治療家は意識を使います。
下手な治療家は力を使います。
痛みや不調は過剰な帯電(電気ではないので表現がおかしいです)をします。
異常な帯電場所を触るとエネルギーが他人の身体を通って大地に帰ります。
つまりアースするような働きになるのだと思います。
そして、また大地からその人の身体に戻る。
だから筋緊張が一瞬で緩むのです。
この原理を応用してエネルギーの流れをバランスがとれるように作ってあげることが治療になります。