犬の散歩の注意点 | 御薗治療院のブログ

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筋力検査を基本にして思わぬ異常部位を見つけ出し、刺激は
ごく弱い刺激で効果がでます。体感する医療を追求しています。

股関節を回転運動に変えると犬に突然引っ張られてもある程度静止できます。

 

しかし、これが最初は難しいんです。

肩を回転させてしまうからです。

 

体幹はあまり捻らずに股関節を中心に捻りつつ全体を僅かずつ捻るのです。

掃除機をかけた時も同じような注意点を書きましたが引くと押すの違いだけで全く同じです。

 

年をとって姿勢が悪くなってくると腰を引いてしまうことが多くなります。

腰をひいてしまうと足をバタバタさせながら歩いてしまいます。

ペンギンが歩いているような感じになります。

膝の痛い人や腰の痛い人はこんな歩き方を普段からしています。

つまり横揺れしてしまうのです。

一生懸命身体を支えようと脳が勝手にそういう命令を出してしまいます。

 

そんな癖のある人が犬の散歩にでかけると転倒してしまう訳です。

腰は引くのではなく回転させることが必要です。

しかも股関節を中心に全体を僅かずつ回転させる注意が必要なのです。

そして手や肩の力は最小限にしなくてはなりません。

昨日も書きましたが股関節だけとか腰だけとか胸だけ、腕だけで大きなアクションをするとバランスが崩れます。

特に腰をひいてしまうと腕に頼ってしまいます。

腕の筋肉量は腰や胸に比べて弱いですから簡単に負けてしまいます。

バランスというのは比率です。

強い筋肉から弱い筋肉に少しずつ力が伝わっていくということです。

強い筋肉を使わずに弱い筋肉だけに頼ろうとするからトラブルが起こるのです。

 

もし手だけで押さえ込めても肩や胸だけを回転させると異常に疲れますしうまくいきません。

手の力をなるべく抜くことが重要です。

肩にも力が入らないようにすることが大事です。

そのためにも手はあまりギュッと握りしめないことが大事なのです。

 

ついつい手の力に頼ろうとしてしまいますがそれでは大きく力の強い犬なら簡単に綱が外れてしまいます。