ご高齢の方が脊椎の圧迫骨折をして背骨が曲がってしまう人をよく見かけます。
圧迫骨折という名前が恐怖になって背骨をのばせなくなったりします。
骨折してしまったからそこの負担をかけないようにしなければ!!
と思うことが背骨が曲がる原因なんです。
そこを忘れないようにちょっとした指導をしてあげれば腰が曲がっていく人がホントに少なくなると思います。
腰は何故曲がるのか?
答えは簡単です。
使わないから曲がるのです。
使えば曲がりません。
それじゃ~ということで運動をしたりします。
違うんですよ。
運動をして良いのは使ってない側だけです。
圧迫骨折をした人って必ず背骨が痛みのある側に曲がります。
左に痛みがでた場合、左へ曲がります。
左側を使わないので身体が右へ倒れる形になります。
これは使わないから曲がる訳です。
使えば曲がりません。
というか自然に圧迫骨折した場合、使わなかった場所が圧迫骨折します。
つまり普段の動きが悪いということがよくわかります。
使っている場所は余程のことがないかぎり骨折しません。
使い過ぎて骨折するというのは幻想で使わないから骨折してしまうのです。
だから普段の癖と大きく関係します。
これが自然に骨折する圧迫骨折と外部から力が加わって骨折することの違いです。
これどれだけ話してもわかって貰えません。
しかし、使わないところを少しずつ使い続けると真っ直ぐになってきます。
左へ背骨が曲がるということは右に回転しながら右へ倒れていきます。
そういう人が杖をつくと右手で持ってしまいます。
圧迫骨折をしたところを境にして上半身は右へ回転し、下半身は左へ回転させようとするのです。
これが脊椎を変形させる大きな原因です。
だから杖をついて歩く癖をつけると杖なしでは歩けなくなります。
そうさせないための工夫というのが必要なんです。