この水曜日は三重看護大学で講演してきます。
若い看護学生の心をつかめるかどうか?
とっても楽しみにしています。
仕事って言われたことをするのが仕事じゃない。
技術
知識
経験
これがあるのは当たり前です。
大事なことは志とそれを支える体力と精神力があるかどうかです。
それがあって経験を積むことで楽しめる仕事になる。
医学を学ぶことは本来とても面白いことです。
でも体力がないとそれを楽しめない。
そして自分で考えるという能力がなくただ知識だけを詰め込まれると楽しくない。
素朴な疑問を持ち続け何でそうなるの?
そうなるって言っているけど本当なの?
現場で起こる現象と学問は違っていないの?
そんな疑問を持ち続けたものだけが味わえる楽しさがあります。
自分で考えることをせずにただ言われたことをしていたら仕事なんて何の意味もないし楽しめない。
楽しくないことは人間は拒否します。
これが人間の常ですからね。
拒絶すると何か他のことに意識を奪われてしまったりします。
そうすると発展がなくなるとまた面白くなくなる。
それを繰り返しているうちに現状でいいや。
って思ってしまう。
志を維持するには素朴な疑問とそれを考え続ける体力が必要不可欠なんですよね。
そのことを少しでもわかってもらえるようにしたいなと思っています。
そこで体力を維持するには姿勢が重要です。
という話もしてこようと思っています。
志と姿勢は密接に関係があります。
現状で良いと思ってしまうと姿勢が固まります。
それを変えるのは姿勢を意識する。
そのことでしか現状を変えることはできません。
思いだけじゃないんですよね。
心と身体は一緒とよく言われますが、心だけでは無理なんです。
身体と心を一緒に使わないとね。
しかも身体をどう使うかを意識していないとうまくいかないんです。
こんなことでこんなに身体って変化するのか~。
って少しでも思って貰えたら将来現場に出た時の感じ方がまた違って見えるんじゃないかと思っています。
学校での講演は私にとってはとても嬉しいことです。
若い人達と交流してこんな方法もあるよってことを沢山知って貰いたい。
今の常識は未来の非常識。
それを体感するには勇気と意志が必要不可欠ですからね。
将来現在の保健医療がどうなるかはわかりません。
本当に破綻してしまう可能性がないとは言い切れませんからね。
看護師の就職率は100%と言われています。
でもそれは国民に支えられた社会制度があるからそうなる訳です。
看護師になったら就職は安泰なんて思っていけど本当にそうかな?
今の医療は国民が支えているということを絶対に忘れてはならないんですよね。
その時のためにも特化した技術を身につけていこうとする意志を持ったものだけが生き残る。
という厳しい時代が遅かれ早かれ必ずくるでしょう。
今は日本全国どこで治療を受けても同じ医療というのが社会的スローガンです。
でもその制度は完全に物事を考えなくさせてしまっている。
本当にそれで良いのか?
という疑問を持って常識を疑ってくれるような人達が少しでも増えて欲しいなと思っています。
今はそんな疑問を持たなくても将来そんな状況になったら頭の片隅において貰えたらと思っています。
今の常識は未来で本当に通用するのか?
素朴な疑問を投げかけたものだけが自分の世界を変えることになる。
人は変わりたがりませんからね。
さあどうなるかホントに楽しみです。