って思うことばかりです。
基準を作って動くとなんと動きが片寄っているのでしょう。
って思うと思います。
真っ直ぐと思っていても真っ直ぐでないし、右と左が10センチ動くという感覚が全く違います。
こんなことを研究していると人の感覚って不確かなものだなとわかります。
これは年齢とは関係ありません。運動選手でもできない人が沢山います。
感覚が鈍っていれば当然微妙な操作をする時にキチンとは動けない訳です。
これは運動選手にとっては致命的な欠陥といえます。だからそういう選手が一生懸命筋力トレーニングを行うと固まって怪我をするのです。
つまりキチンと動けないから痛みがでてくるという訳です。
そしてキチンとできないから疲れる訳です。
右10センチと左10センチには重み等の違和感の違いがあります。
右も左も10センチを正確にあげる練習をすると数回行うことで右も左も同じ動きをするようになってきます。
鏡の前でやって貰うとわかりやすいです。
最初は鏡の前で正確におこないます。慣れてきたらどれぐらいの重みで10センチが同じかを感覚でわかるようになってきます。
10センチを身体に覚え込ませる。
ただそれだけです。10センチも20センチも同じですから痛みのない10センチの運動を繰り返す。
最初は人に見て貰いながら鏡の前で確認する方が良いです。
痛い側は肘が曲がっていたり手に力がかかり握りしめたりしてしまいます。
そうならないように細心の注意をしてやって下さい。
無理やり動かすのではなく正しく動かす。
これに尽きる訳です。
10センチは10センチ動くという感覚がでてくると身体は緩みます。マッサージをしても身体は緩みませんが感覚が正しいと緩みます。
筋肉が緩むと血流もリンパも当然流れやすくなります。
片寄った意識の使い方で筋肉を緊張させ、それが長く続いて痛みがでている訳です。
痛い場所が悪い訳ではありません。
ここで重要なのが意識です。そのお話はまた次回にでも・・・。