猫白血病と終末ケアについて ミルキーの事② | トムとあんずとパンダのニャンコ日記

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飼い猫トムとあんずとパンダと飼い主のドタバタな日常をつづっております。笑いあり、涙あり、怒りあり(o^-')b

ターミナルケアをしていた、ミルキーでしたが
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4/23 9:14 永眠しました。
4/27にお葬式をあげました。
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友人の僧侶がお経をあげてくれました。


ミルキーが患っていた猫白血病は

ウィルス感染でかかります。

喧嘩やグルーミングでうつります。

感染しても発症しなければキャリアのまま普通に生活できます。

キャリアの内にウィルスに打ち勝てばキャリアでなくなりますが、発症してしまうと治りません。

発症するかどうかは感染した年齢で大きく発症率が変わります。

感染した年齢が若ければ若い程発症率が高い傾向があります。

ミルキーは推定2~3才
恐らく母子感染で生まれつき白血病キャリアだった可能性があります。
そういうコは大体2~3才までしか生きられないとドクターに聞かされた事があります。もちろん、全てがという訳ではありません。


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今里親募集中の白君
猫白血病と猫エイズのキャリアですがどちらも発症していないのですこぶる元気です。白君は10才を越えてキャリアなので、もしかしたらキャリアのまま生きられるのかもしれません。


さて、猫白血病が発症するとどうなるか?

それは個体により様々です。
リンパ腫、口内炎、免疫不全、貧血‥
いずれも発症すると対処療法しかなく、治りません。

ミルキーの場合
自分で血液が作れない、再生不良性貧血でした。
本来ならピンクの鼻や歯茎が血の気がなく真っ白になりました。食欲が無くなり何も飲み食いしなくなります。
輸血をすれば直ちに血色がもどり、ガンガン食べて元気になります。
ただし、それは10日間くらいしか持ちません。

人間と違い、献血制度がないペットの世界です。

病院によっては供血の為に猫や犬を所有しています。

猫は75%がA型だそうです。

輸血にはクロスマッチングといい、血液型を調べて、合えば輸血できます。

1度緊急輸血をしたミルキーですが、貧血が重症で血液型すら測れない状態でしたので、恐らくA型だろうとある意味賭けの様に輸血しました。幸い拒絶反応は出なかったので、賭けが当たったという事です。


輸血さえすればほぼ普通に生活できてしまう状態まで回復するので、定期的に輸血を続ければいいのではないか?

一瞬そんな考えも過ぎりました。

ただ、同じ猫さんの血液は2度と貰えないのです。抗体ができてるから。


ウチには元気いっぱいの保護猫や先住猫が合わせて10匹以上いますから、次々供血させれば‥
でもその先は?

動物病院を全てまわり、輸血を続ける‥
でもその先は?

町中に張り紙をし、ネットを駆使し、供血猫さんを探す‥
それを何ヶ月、何年も続けるの?

それをミルキーは望んでいると思う?

私がミルキーなら‥
「母さん、もういいよ。私、天から与えられた寿命を静かに全うしたいな」って考えると思う

いつかはお別れするんだ
ちょっと早いだけ


この世には自分ではどうする事も出来ない事があります。


でも、その中でもやれる事はある。


私は2度目の輸血は考えませんでした。


ターミナルケアがなんたるかはわかりませんでしたが、


6日間
酸素室の助けもあり
寝たい時に寝て
ちゃんとトイレでシッコをし
気分転換にフードを舐め(鼻先につけると舐めてくれた)
騒ぐ事なく
穏やかに
最期は眠る様に‥

母さんが朝の挨拶をし、フードを取りに行きミルキーの所に戻った時には虹の橋を渡っていました。

ミルキー、もう何も心配ないんだね

ありがとうね

いろいろな事を教わりました
本当にありがとう

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