野生動物といえば去年の夏を思い出す。
2009年07月28日 獣害体験(* ´Д`*)
T-farm@宇治田原
やられました(* ´Д`*)
(* ´Д`*)
地の虫の為、空の小鳥の為、そして人間の為とは言っても、
せっかく手間暇かけて育てた野菜が
ある日突然これだけ派手にこうなってしまうのは、
美味しい所だけ持っていかれるみたいで
とてもいい気分ではありません
トウモロコシなんか、
ちょうど食べどきになったいいやつだけが食い荒らされてるんです…。
我々はこれまで、稲作から他の作物へ転作する事の難しさ、
藪となった耕作放棄地の再生の過酷さを体験してきましたが、
今回は獣害を体験しました(* ´Д`*)
なかなかリアル農業です(*´ひ`*)
ところで、ズッキーニも食べどきを迎えたやつがわんさかたくさんあるのに
1つとして手をつけられていません
(* ´Д`*)
ズッキーニはまだたくさん余ってるんですよ(*´ひ`*)
どれくらい余ってるかというと。。。
1個だけなんですけどね、ウリみたいにデカいやつが\( ´ー`)/
リン 「ママー、ズッキーニはいつまで続くの??」
ケート「あなたが大学を卒業するまでよ。」
(アルフ第19話:南から来た少年.より)
わらわら
野生動物が畑を荒らす原因として、
◆自然破壊により野生動物の食べ物が減ってきた
◆里山に人の手が入らなくなり荒廃、
また耕作放棄地の増加により、
民家の近くまで動物の隠れ場所になる木陰や茂みができ、
野生動物と人間のテリトリーの区分が曖昧になった
◆狩猟を行う人が少なくなり、
昔は動物にとって人間に見つかる事は死に直結する事だったが、
今は見つかっても殺される事があまりないので、
野生動物が人間のテリトリー(里)に侵入する事に抵抗がなくなった
◆規格外や不良品となった野菜などが畑の隅に放置され、
それをエサにした野生動物が農産物の味を覚え、
畑に侵入するようになった
と言った理由が挙げられます。。。とかなんとか言って、
とりあえずは持って帰れるだけの枝豆は収穫できました
(★´ひ`★)ゞ
良かったですね(-◎∀◎-)ノ
永谷宗円生家のご婦人のお話の続きだが、
最近は民家のすぐ側を30匹とか100匹という単位での
サルの群れの移動が見られることがあるらしい。
家の中に上がってくることも珍しくなく、
部屋の中に数十匹のサルがいたという現場も目撃したとか、
家の前にサルの群れがいて
朝のゴミ出しすらできなかったという日もあったという。
僕が小学生の時にも地元伏見区でサル騒動があったが、
その時は2匹だけのものだったので、宇治田原町の比にもならない。
去年の獣害体験や先週のご婦人の話で
人間と野生動物とのテリトリーの境界線が曖昧になった
現在の日本の自然環境を体感するものであった。
...今年の枝豆はうまくいくのだろうか?????
■参考にした文献
・「里と森の危機 暮らし多様化への提言」
佐藤洋一郎・著 朝日新聞社
・「これならできる獣害対策」
井上雅央・著 農文協