ホテルの朝食、


一度ぐらいは日本食でと思って、


5日目の朝ご飯は、日本料理屋さんに行った。


流石にそこは日本人ばっかりだったけど、


あんな不味い納豆食べたことがないと、


思えるほど納豆は不味くって、


鮭はうっすっぺらで、不味かったし、


味噌汁もしょっぱかった。


朝ごはんに日本食を選んで大失敗だった。


ご飯を食べ終わった後、


エレベーターで知り合った、


名古屋から来た女性と部屋で、


日本から持って行ったお茶で、お茶飲みして、


ユーロが高くて、お買い物ができないって話になった。


それから、なんとなくパリに人が少ないって話をして


オルセーに向かった。


パリのオルセー美術館にも、


ルーブル美術館と同じぐらい何度も行ってるから、


それこそ、どこに何の絵があるのかがほとんど知ってる。


オルセーに入ってすぐ左の小部屋に、


ドーミエの国会議員の彫刻がずらりと並んでる。


最初この小さな彫刻を見たとき、


あまりにも表情が豊で感動したんだけど、


小笹優子


でも、この前行ったときはこれなかったんだ。


この彫刻のコーナーを過ぎると、今度は


小笹優子

ミレーの晩鐘が置いてある部屋があって、


その次の部屋に


小笹優子


この、オルセー美術館の中で一番大きな絵がおいてある。


ちょうど、この部屋の反対側の部屋に


小笹優子

このカパネルの天使の絵があるんだけど、


これもなかった。


ちょっとがっかりしたけど、


小笹優子

小笹優子


せっかくオルセーまで来たんだから、


気を取り直して、

3階の印象派の絵画のある部屋まで、


奥のエスカレーターで行った。


小笹優子


ルノワールの「田舎娘の踊り」を見て、


小笹優子


モネの「日傘の女」

小笹優子


ジュベルニーの庭

小笹優子


サンラザール駅の絵を見て気づいた。

私が大好きな、モネの「パリ祭」の絵がないことに。


小笹優子


これが、私が好きなモネの「パリ祭」の絵なんだ。


小笹優子


でも、ドガの踊り子の絵があってよかった。


私、小2のとき、初めてもらったスケッチブックの表紙に、


このドガの踊り子の絵が書いてあったんだ。


それから


小笹優子

シスラーの絵があって、


小笹優子


ゴッホの自画像と

小笹優子


オーベル・シュル・オワーズ教会の絵を見てて気づいた。



小笹優子


人がいない。


ウソみたいに、人が少ない。


冬だったからかな?


朝一番に行ったから?


パリ不況だから?


なんだか、びっくりするほど人いなくて、


ゆっくり絵は見られたけど寂しかった。


それから、私が大好きなパリが一望できるベランダがあるんだけど


小笹優子


小笹優子

そこも入れなかったから、窓越しに写真写したんだ。


ベランダの脇にカフェがあって、


そのあと、ルソーの蛇使いの女の絵があって、


ロートレックの絵とかがあるんだけど、


そこから2階のレストランがある階までエレベーターを使って行ったら、


小笹優子

こんな素敵な部屋があって、


小笹優子


ブーグローのヴィーナスの絵と


小笹優子


たぁちゃんが何枚も写真撮ってた、女性の裸象があった。


そこから、1階のインフォメーションに行くと、


たまたま日本人の女の子がいて、


その子に、見たい絵がなかったって話したら、


「今中国に行ってるんです。」


って教えてもらったんだけど、


今オルセー美術館展、日本に来てるもんね。


はっきり言ってつまらなかったけど。


で、オルセーから、


アテネホテルあたりに行ってお買いものしようと思って、


タクシーに乗ったら、


子供の時にパリに移住したカンボジア人の女性ドライバーだった。


私は映画キリング・フィールドで、


カンボジアがどんなに大変だったかを知ってたから、


そんな話をしてたら、


彼女、私たちからタクシー代をとらなかったの。


そして、強くNoという彼女を見て、


泣けてきちゃった。


丁度、フェラガモも、マックスマーラもバーゲンしてたんだけど、


あまりいいのがなくて、


買い物気分が失せてたってのもあるけど、


ティシャツ買っただけで帰ろうとしたら、


アテネホテルの前で、


パリ名物の犬の糞清掃車を見たんだ。アハハ


この後、ホテルに帰ってから、夜最後の晩餐で


フレンチの予約を入れてたお店に行ったんだけど、


このお話はまた来週。