ニュージーランド移住のこれから⑥ ~ 日本人コミュニティの未来と今後のNZ | ニュージーランド留学と海外生活ブログ ~ 一度は日本から出てみよう

全豪オープンの錦織圭選手、、残念でした。やはりジョコは強いですねあせる何事においても攻めより守りが勝負を分ける時代なのかも…。

試合以上に印象的だったのは観客席。全仏のパリ、ウインブルドンのロンドン、そして全米
のニューヨークといずれも在留邦人が多い大都市ですが、錦織選手の4大大会での活躍以降、メルボルンの観客席の日本人が一番元気で活気に満ちて見えるのは僕がオセアニア贔屓だからでしょうか。

メルボルンは4年連続で英誌エコノミストの調査部門の『世界一住みやすい街』にも選ばれています。暮しやすさに加え、相対的に、日本人在住者や留学生が溶け込み受け入れられてるなぁ、という感覚が強いのです。異邦人としての孤立感をあまり感じないというか。
錦織選手を応援してるのが日本人だけに限らず地元の人が多いように見えるのもその一因です。

仮にオークランドで4大大会をやって錦織選手が出場しても、同じように日本人がたくさん押し寄せ日本人以外の応援も受けながら賑やかな観客席になると思うのです。
移民の街、オークランド

メルボルンは人口400万人以上の世界的にも著名な大都市です。
オークランドはその3分の1程度、世界的な大都市ではないですが、どちらも日本人街的な日本人が集まる場所とかそういうエリアがありません。住まいにしても円高時代に移住した人が多いので、比較的治安の良い中流以上のエリアに住む傾向がありますが、それでも固まって住むという感じではありません。

また、オークランドには、世界の大都市の多くにある『中華街』のような特定人種が集中するエリアも事実上存在しません。もちろんそれだけで『オークランドは人種融合が進んだ街だ』とは言い切れないのですが、特定の人種が固まらないというのは街としてのバランスを意味します。

固まったり集団化すると、どうしてもい脅威に映るし、恐怖感を与えます。1台で走るならツーリングですが、集団だと暴走族と呼ばれかねない、誤解されかねないのに似ています。

固まらないことで、日本人を排斥するような動きや悪いイメージを持たれるようなことも殆ど経験や聞いたことがなく、実際、今世紀に入ってからの新しい日本人移住者同士でも、特定エリアに固まって住むことなく、程々の距離感を保った暮しをされているように思います。

特定の人種が固まって現地の言葉を覚えようとしないというのとは正反対で、実は日本人が一番地元に溶け込もうと努力し英語熱も高いと思われるし、そういう印象を与えています。これは間違いなくその国の先住の人々からすれば好印象です。

他国のことは分かりませんが、そういう日本人の「自国ではともかく、外に出たらお行儀がいい=外面がいい汗」ことは、相手には良い部分だけが見えることになり、評価は高いのですね。

かつてエコノミックアニマルと呼ばれた頃の日本人観光客のマナーは、今の中国人を決して非難できないぐらい評判が悪かったといいます。集団でブランド品買い漁ったりゴミ捨てや唾などかなりお下品だったといいます。日本に追いつき追い越せと中国人が必死に上昇しようとしてる姿を、今さら見下したりエラそーに言えませんよねあせる

コピーライト社会実情データ図録 より引用してます


今の日本は経済も落ち着いて、今後、NZ移住を考える層も「ひと旗あげて金持ちになったるで~」系より「子供の教育」とか「自然環境を」のような、相対的におとなしい家族生活優先系の方々がますます中心になっていくだろうと予想されます。
日本人が増えたからママチャリを売るようになったのかはてなマーク

実際、「銭銭金金系」の方がオセアニアへ行くのは方向違いですね。シドニーやゴールドコーストならそこそ利権の種や金儲けのネタが転がってるでしょうけど、少なくともNZへ来たって不動産売買以外に一攫千金的儲かる話は見当たらないと思いますよ。

NZは「お金と便利の優先度が高い」という人が来て楽しい国ではないです。


そんなNZ(ほぼオークランド限定だが)も昨今は不動産バブルで、ずいぶんゼータクな国になったように思います。

90年代、オークランドにできたヴィトンやグッチなどの路面ブランド店(免税店)は完全にアジア旅行客を対象にしていました。従業員が中国語化韓国語を必ず話す、といって過言じゃない。
中国系、韓国系、そして日本人が争ってブランドを買漁っていたのです。
そのころは、街で地元の白人Kiwiたちがヴィトンを持ってる姿なんか見たことないし、店にいる姿さえほぼ見掛けた記憶がない。

でも、今では年々渋滞がひどくなる道路をメルセデスやBMWが走りまくり(たぶん日本以上の比率)、豪邸が立ち並び、ブランド品持つ人も増えた。
逆に日本人は地味になり「ブランド品なんか最初から興味ない」という層が移住者の中心になった。


そういう意味では、NZというか(田舎は今でも田舎だから)、オークランドだけでしょうね、フツーの下品な北半球的先進都市に成り下がったというか汗まあ、そんな方向性です。


素朴なKiwiの皆さん、いつからこんな堕落したゼータク品を食すようになったのよ(笑)。



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