高齢出産は産後のカラダだけでなく、閉経後のカラダも守るためのケアが必要。 | 産前産後ママのトラブルを医学的にサポート理学療法士かなみ

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産婦人科でリハビリを担当している理学療法士が、産前産後の痛みトラブルについて考えるブログです。
一般の方、民間サービスの方に役立てて頂けたら嬉しいです。

産前産後・女性専門の
ペリネ(骨盤底)コンディショニング

山崎かなみです♪


先日は、帰省先でリクエストを頂き
『女性のカラダを守る骨盤学』を開催
させて頂きました!

PT

イントラ
トレーナー

いろいろな職種の方に参加頂きました!
皆さん、ありがとうございました^^


地方と都市部の出産に関するデータって
あるのかな?
機会があったら調べてみます。


さて、地方も都市部も、全体的な傾向は
高齢出産傾向。


高齢出産は、生殖そのものへの影響も
ありますし、

身体的な影響もでてきます。

加齢とともに、胸腰椎部のアライメントの
変化が起きるのですが
(背骨の並び)

女性は30~40代でその変化がスタート

現代の出産年齢と重複します。


筋力も加齢とともに低下。

高齢出産での産後のカラダはしっかりケア
したいところです。

特に気になる症状がなくても、
産後のカラダのケアは必要。

高齢出産ならなおさらです。

なぜかというと、

より閉経年齢に近いから。

閉経前後5年は更年期と言われます。

閉経の平均年齢は50.5歳。

更年期は45歳から55歳。

42歳で出産したとすると、更年期が
訪れるまでの期間はわずか。

影響するホルモンとして、
閉経で分泌が著しく低下するエストロゲン。

エストロゲンは、肌のはりつやだけでなく
筋肉や筋膜にも影響します。

骨盤底筋群も筋肉、筋膜、繊維組織が
含まれるので、同じく影響を受け、

閉経すると、構造が脆くなります。


出産時のダメージが十分に回復しない
まま、

更年期、閉経を迎え、

骨盤底筋群の機能はより低下し、

子宮脱
尿漏れ

などが加速するのではないかと
言われています。


高齢出産の方は、次のステップのことも
見据えたケアが必要ですね。