山形へ行った。

今回は、子どもをおいて、一人で新幹線に乗った。
お仕事だからしょうがないとは言え、ちょっと申し訳ない気分。
その代わりに写真をたくさん撮って、おもちゃもしっかり買って帰った。
この新幹線、ドラえもんの新幹線のヴィデオにも出て来たよねぇ～。

昨年同様、ニューヨークのボスやクライアントには、日本に帰国していることを内緒で来た私。
やりにくいとは言え、ラップトップがあるので、それほど仕事そのものには差し障りはない。
しかし、そういう時に限って、クライアントから、
ニューヨークの自宅にCDが届いたりしているらしい。
夫に頼んでフェデックスしてもらう。
昨年も、急な仕事で、自宅に電話がかかって来たり、
普段は、メールだけで済むのに、東京からわざわざ折り返しの電話をかけたことを思い出す。
今回は、多少の時間差が出てしまったけど、
「i was not in town.」
とか何とか言うメールを出しておけば大丈夫だろう。
ところで、今年は日本の仕事で大きなプロジェクトを抱えている。
先日、そのお仕事の色校正の為に、山形に行った。
北朝鮮のミサイルのニュースの直ぐ後だったので、
「なぜ、そんな時に、わざわざそんな所へ行くの？」
と、夫は心配していたようだ。
（そのプロジェクトについては、近々ここでもお知らせします）。
東京より北は、北海道ぐらいしか訪ねたことがなかったので、
私にとっては、とても新鮮な旅だった。
しかし、その日は、新潟より北の日本海側は、大雨が続き土砂崩れで大変なことになっていた。
新幹線は、運行中止。
飛行機も満席だと言う。
しょうがないのでルートを変えて、途中から車での移動になった。
車に揺られて２時間少々。
力を入れているプロジェクトなのに、初っぱなから、何だか水をさされた気分。
しかし、外の景色は、とってもキレイ。
サクランボ畑やぶどう畑がたくさんあって、目の保養になった。



近くにワイナリーもあったが、これらは、ぶどう畑なのだそうだ。



こういう鉄塔がたくさんある風景って、とても日本っぽい。
夫が日本に来て、こういう風景を見た時も、
「うわ、凄い。こういうのを見ると、ゴジラが出てきそうだねぇ～！」
と喜んでいた。確かに、ニューヨークには、こういう鉄塔ありません。

更に進むと、こんなサインも。
私の名字と同じ地名だ。
私の名字は、はっきり言って比較的珍しいので、今まで同姓の人にあったこともないし、
同じ地名を聞いたこともなかった。
それがここへ来て、こんな街を通って行くとはねぇ。
へぇ。こんなことってあるんだなあ。
と一人で感動してしまった。



まっすぐ進めば、「上山市」。
え？私の街みたい！？



山形県は、さくらんぼの名所。
上山市は、温泉で有名らしい。知らなかった。



至る所に、私の名前が付いている。
他にも「○○銀行上山支店」とか、「上山団地」などなど。
私としては、天下を取った気分になった。
正確には「かみのやま」と読むらしいが、この際、そんなことはどうでもいい。
もしかして、このプロジェクトは大成功するかも、なーんて思ってしまった。

工場は、山形の鶴岡という場所にあった。
藤沢周平の「蝉しぐれ」の舞台にもなっている所らしい。
日帰りの超ハードなスケジュールで、工場の他には、どこにも行けなかったが、
次回は、城下町などいろいろ訪ねてみたい。
同行していただいた方や、工場のスタッフのみなさんも、とてもいい人で、
気持ちのいい仕事ができたと思う。
ありがとうございました。
さてと、これからが本番かな。