昨夜のごはんは、50%アイリッシュの彼のため、アイルランドの伝統的なお料理、シェパードパイを作ったよ
シェパードパイと呼ばれる所以は、羊飼い=シェパードが食べるパイだから。元々は牛肉でなく、ラムで作られていたけれど,今はビーフのレシピが多いみたい。
本格的なシェパードパイを作るコツは、マッシュポテトの量を多くすること。ついついお肉の方をたくさん入れがちだけれど、日本で言えば、おどんぶりのようなもの。味の濃い少しのお肉で、いかにたくさん白米を食べるか、これと同じ感覚。
貧しくてジャガイモしか取れなかったアイルランドで、いかに家族全員がお腹いっぱいになるかと工夫して作られたお料理だから、あくまでも質素。ちょっぴりのお肉で、たくさんジャガイモを食べる。これを覚えておくと、本物のシェパードパイが作れます
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まずはみじん切りにしたタマネギとガーリックをオリーブオイルとバターで炒めて
薄茶色になるまで炒めたら、荒めのみじん切りにしたニンジンを入れて,軽く炒めて
その間に、ビーフのひき肉に、日本酒とお水をひたひたになるまで入れたら、大さじ半分のお塩も加えて、中火でアクを取りながら、全体に火が通るまで煮て、水気を切るの。このとき、アクがたくさん出るから、こまめにすくってあげて。
タマネギやニンジンのお鍋にこのビーフとお塩を少量を投入して,一混ぜしたら、ここに小麦粉とトマトペーストを入れて、軽く炒め、その後にビーフブロス。
*約500グラムのお肉に対して、タマネギ小2個、ガーリック2片、ニンジン小4本、小麦粉大さじ2杯、トマトペースト大さじ4杯、ブロスは2カップ。
弱火で煮込んで水分を飛ばしながら、お塩、コショウ、日本のウスターソースで味を整えて。
水分が少なくなって、もったりしてきたら、ここに茹でたグリーンピースを加えて,一混ぜ。この具をグラタン皿に。
この上に作っておいたマッシュポテトをおいて。この量で中くらいのジャガイモ6~7個、使っているよ 割合としては,具が3割、ポテトが7割という感じ。
425度(摂氏約220度)で10分、500度(摂氏260度)5分で,焦げ目をつければ、でき上がり
昨日のワインはサンテミリオン。ビールも用意していたのだけれど、ワインの方が良かったみたい
これ,美味しかった
昨夜は、TVを1階のリビングルームに移して、こちらでごはん。前にあった古いTVは、彼がオフィスへ持っていったわ
彼曰く、今までで一番美味しいごはんだって・・・やっぱり伝統の食事が好きなのね・・・
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昨年のセントパトリックスデーには、まだマンハッタンに住んでいたわたしたち。
昼間にうろうろして撮った写真があるので、載せちゃおう
昼間のうちから、すでに酔っぱらっている子たち
入り口のセキュリティの方・・・アイリッシュに敬意を表して,今日は彼もグリーンを身につけて・・・
お疲れさまです
昨年,家の近所では酔っぱらいのため,夜中の2時とか3時に救急車が何回も出動していたっけ。この日だけは酔っぱらいが許されるとあって、ニューイヤーズイブに続いて、泥酔者が多いらしいわ
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セントパトリックス・デーということで、アイリッシュの血は一滴も入っていないHimeちゃんも、グリーンのリボンを付けてくれたよ
こちら、Himeちゃんの華麗な後ろ姿
かわゆし 親バカですみませ~ん
「やってらんないよな~、Hime、だいじょうぶだった?」
「うん。でも、きのうはよっぱらって、ダンスさせられなかったから、まだマシかも」
「Himeちゃん、ごめ~ん・・・」