9月6日(木)

東日本馬主協議会
美浦・預託委員会


美浦トレセンで行われました。


美浦トレセンに新設された新型厩舎の見学からはじまり


預託料問題

厩務員の労務と安全対策

施設についての意見交換


そして、大差をつけられている関西馬に対して

どうやって巻き返すか?


いろんな意見が激しく交換されました。


と、このへんまでは明日の日刊スポーツに書きましたが


特に文字制限のないブログでは


日刊スポーツでは書ききれないところまで触れましょう。


まず、出席者ですが


馬主5名


①山科統・委員長
②西山茂行・副委員長

③下河辺俊行
④下田穣一郎
⑤松岡雅昭


調教師5名


①二ノ宮敬宇
②鈴木伸尋
③藤澤和雄
④小島茂之
⑤手塚貴久


騎手会

①蛯名正義
②木幡初広
③田中勝春


そしてJRAから

田辺博章・美浦トレセン場長以下8名



凄い理論が交わされました。


主催は、東日本馬主協議会


つまり、馬主協会です。


馬主としては

主張は3つ。

①賞金が下がっているんだから、預託料を下げる努力を調教師に求める


②厩務員の安全を確保しないと、馬の入厩舎に差し支えるので
厩務員の安全を守るのと同時にモラルの向上を

③関東馬頑張れグー!!



調教師会の幹部連中はみんなわかっていたなあ。



そして、大手の馬主が
近年、良血馬を関西入厩舎している現状も

みんなよくわかっている。


ただ、手をこまねているだけではないのだ。



話の内容はともかくとして

こういう話し合いが
馬主と調教師でできたのは大きい。


着外馬手当¥7、665-

これについて、若手の馬主どころか
調教師もわかっていなかったのには驚いた。


馬主しかわからないが

着外馬には預託料に

着外馬手当がついて請求されてくる。


これは、美浦トレセンができたときに


美浦⇒東京、中山


すべて、当日輸送、当日帰厩舎になるので


早朝から夜まで出張する
厩務員に日当(弁当代)を出してやってくれないか?


と調教師会より要請があり

それに対して


「1着から8着までは賞金が出て、
その5%は厩務員の取り分で、賞金を稼いだ厩務員は必要ないだろう。
一日出張して、1円にもならなかった厩務員には
弁当代として¥7、665-を出すことを馬主協会は了承する。」



とやったのが、昭和の時代の取り決め。


それが、今でもそのまま生きているが

できた経緯を知っている人がほとんどいなくなった。


わしは父の西山正行が長いこと
東京馬主協会の役員を勤めていたので

たまたま知っているが



そんな古い取り決め


また、よき時代にできたルールも


考え直す時期なのだ。


平成9年に4兆円を記録した馬券の売り上げだが


今年は2兆4000億行くか行かないか



15年で40%減。


厳しいことをみんなで認識しあわなければいけないと思う。


会議の中で


『関東馬を復活させたい馬主と調教師』


に対し、
競馬会職員は冷静に

役人答弁に終始した。


立場上、やむを得ないか。


主催者としては

関東も関西もないか…


公正で白熱した競馬をやり、
馬券の売上が伸びること


まあ、すべては道は同じか。


関東馬、頑張りましょう。

明日は、ニシノクエーサー


格上挑戦は、無謀ではないぞ…ニコニコ爆弾キラキラ